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子どもの中学進学で出費増… 今後に備え収入を増やすべき?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

子どもの中学進学で出費増… 今後に備え収入を増やすべき?

Q.子どもの中学進学で出費増… 今後に備え収入を増やすべき?

子どもが中学校に進学し、塾代が上がりました。部活動にも道具代などが何かとかかるようになり、また以前からの習い事も続けているため教育費がかさんでいます。

現在の住まいは子ども部屋がなく、少し広い所への引っ越しも考えています。ただ、そうなると家賃が2万円ほど上がることになり迷います。

以前は、私もフルタイムで勤務していましたが、体調を崩したことから扶養内に切り替えました。しかし、将来のお金が間に合うのか不安で、収入を増やすことも考えるべきか悩んでいます。

A.今は無理する必要なし 体調を見て働き方の検討を

勉強に、部活動に、習い事に…とお子さんの頑張っておられる姿が目に浮かびます。親御さんとしても全力で応援してあげたいですよね。

現在、支出されている教育費は年間約86万円。1人分としては掛けておられる方かと思いますが、それでも1年で約170万円の黒字という現状に堅実さを感じます。高校・大学に進学後も、東京都による高校授業料の助成金があること、大学も自宅から通学できる可能性が高いことを考えると、極端に跳ね上がる想定はしづらい気がします。仮に少々増えても、現在、年36万円を払い込み中の学資保険の支出枠を、払い込み満了後に教育費へスライドすることも可能です。もちろん、満期保険金も活用できますから、心配し過ぎないでくださいね。

引っ越しについても、想定されている家賃なら十分に支出可能だと思います。その場合、年間黒字額は150万円前後に縮小しそうですが、お子さん独立までの10年と、その後の年金受給開始までの15年ほどで、金融資産残高はかなり強化されるのではないでしょうか。

以上より、お金の面だけが働き方の変更を考える理由であれば、今は無理する必要はないと思います。後々、体調が十分に安定し、ご自身のためにキャリアアップを目指す時期が訪れたら、存分に羽ばたいていただきたいです。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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