育休中で、収入は夫の分のみ 住宅ローンの返済期間はどうする?【家計簿チェック】

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック
Q.育休中で、収入は夫の分のみ 住宅ローンの返済期間はどうする?
現在育休中です。育休手当は出ておらず、収入は夫一人分です。現在、マイホーム計画を進めており、住宅ローンの返済期間をどう設定したらいいか迷っています。
土地は所有、親から資金援助も受けられることから、借入額は3500万円までに収まりそうです。ただ、建設予定地が今の職場から遠いため、私はいったん離職し、子どもが幼稚園に入ってからパートで働こうかと考えています。
夫の収入のみでも生活を大きく変えず、かつ将来の資金準備も進めていけるようアドバイスをお願いします。
A.自身が安心できる期間設定を 契約後は生命保険を見直して
住宅ローンについて、住宅メーカーから40年返済を勧められ、長すぎるのではないかと感じておられるそう。昨今、住宅ローンの返済期間は最長50年(完済年齢上限あり)のものも登場しています。返済期間を長く設定するほど月々の返済が楽になることから、利用が広がっています。
3500万円を0.8%で借り入れ、返済期間を40年とすると、月々の返済額は約8万5000円。対して、35年返済の場合は9万5000円と、返済負担は月1万円の差となります。少しでも早く、多く返済していく方が利息の総額は抑えられるため、そういう意味では短い方がいいといえます。しかし、ローンは必ずしも契約した返済期間いっぱいまで返済し続けなければならないものではありません。無理のない返済額で組み、余裕のあるときに繰り上げ返済し期間を短縮していくのもまた、一つの方法です。
復職される頃には、収入増に加えて奨学金の完済も見えており、家計の余裕は増すでしょう。40年ローンで緩やかに始めるのも間違いではないかと思います。一方で、現在の家計で35年ローンの返済が厳しいとも思いません。ご自身が、より安心できる方を選ばれるのが正解でしょう。
最後に、住宅ローンを組んだら生命保険の見直しを。こちらの方が家計への影響が大きいと思います。
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