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正社員を辞め、貯蓄がペースダウン 再就職や加入中の保険への助言を【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

つくだ煮大好きさんの家族/熊本市在住

Q.正社員を辞め、貯蓄がペースダウン 再就職や加入中の保険への助言を

年末に第2子を出産する予定です。就職して以来、正社員として頑張ってきましたが、育児に専念したいと考え、退職することにしました。

覚悟はしていたものの、共働きの時と比べると貯蓄のペースが落ちており、将来の教育資金のことなどを考えると不安になります。第2子が小学校に入学する頃には再就職するつもりでいますが、時期を早めて働き始めた方がいいのか迷います。

貯蓄の半分ほどは個人年金と変額保険で積み立てています。このまま継続していてよいでしょうか。

A.再就職は急がず育児に専念して 保険から高利率の運用へシフトを

金融資産の残高は3000万円に迫る状況。かなりのハイペースで資産形成を進めておられたことが伝わります。収支を拝見すると、定期的な積み立て分を含めて年間100万円ほどの黒字ですね。ペースが変わっても引き続き資産を積み上げておられ、全く不安を感じない家計です。

この後、お子さんが増えることで育児費の増加が見込まれますが、同時に児童手当の支給もあり、家計のバランスが大きく崩れる心配はないでしょう。ご希望の時期まで、存分に育児に専念していただいてよろしいかと思います。

貯蓄型保険の件、まずは個人年金から。43年間で516万円を払い、累計698万円を10年間で受け取る契約だそうです。複利率に換算すると1.15%。この先の積立期間が28年と長く、利率の低さが気になりました。引き続き、同じ金額を同じ期間で積み立てる場合、3.8%で運用できれば、今後の分だけで同等の年金額を準備できる計算です。iDeCoやNISAなら非現実的な数字ではありません。そう考えると、ここに既にたまっている180万円前後は教育資金に充てることもできそうです。

変額保険は80歳満期とのこと。生命保険は構造上、長期の契約ほど保障コストがかさみます。解約控除が気になりますが、早期の損切りも選択肢かもしれません。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

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