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値上がりが続く中、マイホームを購入予定 資産運用もしたいが、よく分からない…【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q. 値上がりが続く中、マイホームを購入予定 資産運用もしたいが、よく分からない…

現在は時短勤務のため手取り3万円ほど少なくなっています。2人目出産も希望しており、当面は時短の予定です。

家が手狭になり引っ越しを考えています。値上がりラッシュの今、マイホームか賃貸か迷いましたが、どこで聞いても「物価上昇が落ち着いても値下がりはない」と言われ、思い切ってマイホームの方向で計画を進めています。

資産運用も考え中です。つみたてNISAが良いと聞きますが、わが家に合ったNISAが分からず手が止まっています。おすすめのNISAがあれば教えてください。

A. 新築しても家計収支は心配なし 資産運用はまず全体像をつかんで

まずはマイホームについて。「今は高いので値下がりを待ちたい」という方とたまにお会いします。中古で個別要因が絡む場合は別として、物価上昇が落ち着いても値下がりはないと私も考えます。現在の物価上昇は、これまで企業が重ねてきたコスト吸収の努力が限界を超えた結果です。コストが落ち着いて還元する先は、商品価格ではなく従業員の賃金と考えるのが自然ではないでしょうか。

住宅ローン返済額は月12万円前後で検討中とのこと。今の家賃に5万円ほどの加算ですが、太陽光発電による光熱費節減を考えると実質加算額は3万円程度に落ち着きそうですね。家計収支としては十分な余裕があり、また10年後には奨学金の完済を迎えます。その後の教育費も心配いらないように思います。

さて資産運用の件、まずNISAとは金融商品の名称ではありません。正式には「少額投資非課税制度」といい、一定条件の下、投資から得た利益に対する課税が免除されるという税制優遇制度です。「一般」「つみたて」「ジュニア」の3種類があり、制度の枠内で投資信託などの金融商品を購入します。ですから、始めるには「制度そのもの」と「金融商品の特性」の両方を理解することが必須で、かつ投資は自己責任です。誰かのおすすめを求める前に、全体像をつかむことが重要です。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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