会話が続かない人の原因と対処法8つ|カップル・職場・友達で盛り上がるネタを紹介
会話が続かないと、「沈黙が気まずい」「相手に失礼なのでは」と落ち込んでしまう人もいるでしょう。
初対面や職場などの距離のある相手だけでなく、親しいカップルや友達でも「会話のネタがない」「どう話せばよいだろう」と悩む人は多いもの。
そこで今回は、会話が続かない人にみられる原因と会話が続く方法を紹介します!
会話が続かない人の原因と心理【ありがちな特徴】
会話が続かない理由は、相手との関係性や自分の無意識の行動のなかに隠れているかもしれません。
はじめに、会話が続かないときにみられる原因を探っていきましょう。
相手のことを知らないから
初対面や顔見知り程度の人など、相手の情報が少ないときは「会話のネタがない」「相手はなにが好きなんだろう」と悩みやすいでしょう。
お互いのことをよく知らない間柄なら、会話が盛り上がることはそうそうないもの。
相手も同じように考えていることもあるため、焦らずに少しずつ距離を縮めていきましょう。
緊張しているから
初対面の相手や気になっている異性に対しては、自分が緊張している可能性もあります。
「家族や友達とは話せるのに、仕事や恋愛で出会う人には口下手になる」という人もいるのではないでしょうか。
また、相手に好かれたい気持ちがあると「嫌われたくない」「どう答えたらベストなのだろう?」と本音をさらけ出せないストレスもあるかもしれません。
心がリラックスできていないと、思うように言葉が出てきにくいものです。
相手に気を遣っているから
仕事関係の相手やそれほど深い仲ではない相手と話すときは、いつもより気を遣うことが多いはず。
「自分から話さなければ」と焦るあまり、かえって空回りすることも。
一方で「失敗したくない」「失礼になってはいけない」と不安が先行すると、言葉の数が少なくなるでしょう。
コミュニケーションに苦手意識があるから
「自分は会話が苦手だ」と思っている人は、コミュニケーションに恐怖心をもっていることも。
過去のトラウマや思い込みは、本当はコミュニケーションが嫌いではないのに積極的に話せなくなる原因になります。
また、相手のリアクションや表情から感情を読み取ろうとする人は、相手の反応に不安を感じることもあるでしょう。
苦手意識を改善したいときは、焦らずに少しずつ会話に慣れていくことが大切です。
本音を知られるのが怖いから
警戒心が強い人のなかには、会話を通して自分の本音を悟られるのがイヤだと思っている人もいるようです。
自信のなさから本当の自分をさらけ出すことができず、事実を隠したり小さな嘘をついたりして、無意識に自分をよく見せようとすることも。
自分を隠そうとするあまり会話が続かないと、相手には「よくわからない人」と不審に思われやすいでしょう。
質問への回答がシンプルすぎるから
話が続かないと悩んでいる人は、質問の回答が簡潔すぎる場合もあります。
例えば「◯◯はどうだった?」と聞かれたときに「うん」「普通」「微妙」などの一言で終わらせてしまうと、相手が反応に困ってしまうことも。
シンプルな受け答えは好印象ですが、簡潔すぎると「冷たい人」「コミュニケーションがとりにくい人」とネガティブな印象を与えるケースもあるようです。
表情やリアクションが伝わりにくいから
コミュニケーションでは、表情やリアクションが乏しいと相手が戸惑うことがあります。
相手に「一緒にいても楽しくない」「つまらなそう」と思わせてしまうと、会話をしたい気持ちもなくなってしまうもの。
無意識のうちに反応が薄くなっているなら、もったいない状態かもしれませんね。
相手の話を最後まで聞けないから
会話を中断させたり自分の話題にすり替えたりする人は、相手に不快感を与えやすいものです。
相手の話を聞けない人の例
- 相手が話しているときに自分の話をはじめる
- 相手が悩んでいるときに「自分のほうがつらい」とアピールする
- 「その話つまらないね」とストレートに言う
言葉のキャッチボールができないと、話していた相手はいつの間にか黙り込んでしまうことも。
自分では気づきにくいケースもあるため、会話のなかで意識してみるとよいかもしれませんね。
他人に興味がないから
相手を深く知ろうという気持ちがないと、質問が思い浮かばず会話が続かないことがあるでしょう。
我が道を行くタイプの人は、周囲と関わりをもとうとせず自分の世界に入り込むことも。
普段は問題がなくても、いざ自分が困った場面や交流が必要な場面で孤立してしまうかもしれません。
会話が続かないときに試したい対処法
「相手と仲よくなりたい」「円滑にコミュニケーションがとれるようになりたい」と考えている人は、話し方を工夫すると心地よい会話ができます。
自分にとって簡単にできそうなことから、少しずつ取り入れてみましょう。
1.聞き上手を目指す
「自分から話しかけなければ」「私が盛り上げなければ」と焦りがちな人は、話を聞く側にまわる方法もあります。
コミュニケーションは一人で行うのではなく、相手がいて初めて成り立つものです。
人は、話を聞いてくれた相手に安心感や親近感を抱く傾向があります。
自分が話しているときだけでなく相手が話しているときにも笑顔やあいづちを心がけると、自然に心を開いてくれるでしょう。
2.相手を主語にする
相手と仲よくなりたいときは、相手を主語にして話すことを意識すると打ち解けやすくなります。
会話のなかで、相手が自分に関心をもって質問してくれるとうれしい人は多いもの。
さらに、「○○さんはいかがですか?」のように相手の名前を呼ぶと特別感を与えられるでしょう。
3.「オウム返し」を取り入れる
「オウム返し」とは、会話のなかで相手の言葉を繰り返すことです。
オウム返しをすると、話し手は「私の話をきちんと聞いてくれる」「共感してくれている」とポジティブな気持ちになれます。
「◯◯っていうのがあるんだ!」「◯◯!いいね!」など、相手が口にしたキーワードを取り入れながら伝えると自然ですね。
4.相手のテンポとテンションに合わせる
会話では、テンポとテンションを相手に合わせると話しやすい空気が生まれます。
例えば、スローペースな相手に対してあなたがマシンガントークをしてしまうと、お互いに居心地の悪さを感じてしまうことも。逆も同じです。
相手のペースに合わせながらほどよくリアクションやオウム返しを取り入れると、「話しやすい人」「波長が合う人」と好印象を与えられるはずです。
5.リアクションを心がける
驚いたときは「えー!」と言いながら目を見開いたりするなどして、いつもより少し大きなリアクションを心がけてみましょう。
聞き手の反応があると話し手は気持ちよくなり、もっと話をしたいと思えるはず。
ただし、オーバーすぎるリアクションは「話を聞いていないのかな?」「媚びているのかな?」と違和感を与えやすいため、あくまでも自然な反応が肝心です。
6.5W1Hを意識する
自分のことを話すときや相手に質問をするときは、「5W1H」を意識して伝えると会話が続きやすくなります。
5W1Hとは
- Who:誰が
- What:なにを
- When:いつ
- Where:どこで
- Why:なぜ
- How:どうやって
話が続かない理由のひとつに、話す内容の具体性がないことが考えられます。
例えば、「このあいだの旅行はどうだった?」と聞かれたときに、「楽しかった」とだけ答えるのではなく「なにがどう楽しかったのか」「なぜ楽しかったのか」を交えて伝えると、感想に厚みが生まれます。
具体的によかったポイントが伝われば、相手が「自分も行ってみたい!」と興味をもったりおすすめを教えてくれたりして会話が広がるでしょう。
7.自分と相手の共通点を見つける
相手との関係性を問わず、自分との共通点を見つけると会話が続きやすくなります。
自分自身にも親近感が芽生えると、相手に対して自然に興味が湧いてくるはず。
出会ったばかりの相手にも勇気を出して質問してみると、意外な共通点が見つかるかもしれませんね。
8.相手への質問をストックしておく
雑談が続かないときは、相手に聞きたい質問をいくつか考えておくのもおすすめです。
天気や移動手段、今日食べたもの、趣味、休日の過ごし方など、ざっくりしたジャンルでOKです。
同僚や友達には、聞いてみたいことを思いついたときにメモしておいてもよいですね。
会話が続かないときにおすすめのネタ【初対面の相手】
初対面の相手とは、特に会話を続けるのが難しいのではないでしょうか。
「なにか話さないと!」と意気込むよりも、フランクに話せるちょっとしたネタを振ってみましょう。
天気に関する話題
「今日は暑いですね」「明日も雨らしいですよ」など、天気に関する話題は初対面の相手にも話しやすいでしょう。
天気の話題を長時間続けるのは難しいですが、心をほぐすアイスブレイクにはぴったりです。
自然と緊張が和らぐので、そのあとの会話もスムーズに進むでしょう。
出身地に関する話題
飲み会やイベントなどの交流の場では、相手の出身地の話題もおすすめです。
地域ならではの文化や観光スポット、グルメ情報などは、自分自身も興味が湧きやすいもの。
さらに、お互いの生い立ちを質問し合えば仲が深まります。
偶然にも出身地などの共通点があれば、心の距離が一気に近づくかもしれませんね!
目の前の風景に関する話題
相手との共通の話題が見つからないときは、目の前の風景や出来事を話題にする方法もあります。
街中の看板やテレビ番組から連想したことを口にすれば、自然に会話が生まれるはず。
お互いの意外な共通点が見つかれば、親近感が湧いてくるでしょう。
会話が続かないときにおすすめのネタ【仕事・職場】
同僚や上司との会話が弾むと居心地のよさを感じられ、仕事に楽しさが生まれるでしょう。
とはいえ、「なにを話せばよいんだろう?」「失礼じゃないかな?」と不安になる人も多いはず。
ここでは、職場で会話が続かないときに知っておきたい話題を紹介します。
業界のニュースを共有する
同じ会社や取引先の相手とは、業界に関する最新ニュースや競合の企業に関するネタを共有するのがおすすめです。
意見交換を通じて相手の意見やアイデアを得られると、自分の仕事のヒントにもつながるはず。
ビジネスに関するニュースは、新聞やスマホで閲覧できるニュースアプリやサイトをチェックしてみましょう。
業務の進捗報告をする
職場の同僚とは、「そういえばあのプロジェクト、どうなったの?」「なにか困っていることはある?」などの業務の情報を共有するとよいでしょう。
日ごろのコミュニケーションで報告・連絡・相談ができていると仕事も捗るはず。
さらに、お互いの信頼関係が強まったり業務のストレスが緩和したりするメリットもあります。
相手の得意分野を褒める
同僚や上司、部下とは、相手の得意分野について話題にしてもよいですね。
「この前の資料、見やすかったよ!」「どうやって契約に結びついたのですか?」など、ポジティブな話題を振られると相手も誇らしい気持ちになれるもの。
マネジメントに携わる人であれば、職場の業務改善や仕事の割り振りにもプラスの影響を与えるでしょう。
ランチタイムの過ごし方を質問する
社内の人との会話では、ランチタイムの過ごし方やおすすめのお店を教えてもらうのもおすすめです。
美味しいお店の情報を教え合ったり穴場スポットを共有できたりすれば、自分にも役立ちます。
「いいですね!」「今度行ってみようかな」などの前向きな言葉が生まれやすいので、相手とよい関係を築けるでしょう。
休日の過ごし方を質問する
あまり話したことがない同僚や上司であれば、休日の過ごし方を聞く方法もあります。
休日の過ごし方からは、相手の趣味や好きなこと、人柄が少しずつ見えてくるもの。
共通の趣味が見つかれば、心の距離も一気に縮まるでしょう。
会話が続かないときにおすすめのネタ【カップル・夫婦】
カップルや夫婦のあいだでは、なにを話せばいいかわからず気まずい沈黙の時間が流れることも。
ここでは、2人の気持ちが明るくなるとっておきの話題を紹介します!
次回のデートプランを考える
好きな人や恋人との会話では、「次はどこに遊びに行く?」というのは鉄板の話題です。
あなた自身も、彼に自分の意思や希望を伝えるチャンス。
インターネットやSNSを見ながら、「こんなところに行ってみたいな」と提案してみましょう。
誕生日や記念日のデートプランを考える
お互いの誕生日や記念日にどのようなお祝いをするか考えてみるのもおすすめです。
ちょっとリッチな飲食店やデートスポットなど、どんなことがしたいかを2人で話し合いましょう。
普段はあまりお出かけをしないカップルも、特別な日をきっかけに計画してみると新鮮な気持ちが生まれるかもしれませんよ。
一緒に新しいことにチャレンジする
パートナーともっと親密になりたいなら、2人で新たな趣味をスタートするのもおすすめです。
スマホゲームやスポーツ観戦、映画鑑賞、カフェ巡りなど、一緒に楽しめるものがベストですね。
日常会話で情報を共有できると、カップルや夫婦の会話も自然に弾むでしょう。
会話が続かないときにおすすめのネタ【友達・知人】
友達でも、関係性によっては「2人きりになると話しづらい」「長くは話せない」という場面もあるかもしれません。
続いて、友達や知人とより親しくなれるカジュアルな会話のネタを紹介します。
趣味や好きなことを聞く
趣味の話題は、どのような相手とも話せる鉄板ネタです。
ストレートに「趣味ってあるの?」と聞くのではなく、「私は◯◯が好きなんだけど、△△さんはなにかハマっていることはある?」と自分について少しだけ話すとスムーズです。
最初にあなたがどんな人かがわかると、相手も心を開きやすくなるもの。
ちょっとした一言が、会話を盛り上げるきっかけになるでしょう。
共通の知人について話す
あなたと相手に共通の知人がいれば、その人に関する話を振るのもよいでしょう。
第三者のことを話すときはできるだけポジティブな話題を選び、「◯◯さん、最近△△したらしいよ」のように会話をスタートしてみましょう。
ただし、ネガティブな話題は心の距離感を生んでしまうため、噂話や「秘密にしてほしい」と言われた話題、陰口などはNGです。
好きなYouTubeやSNSアカウントを紹介する
年齢が近い相手であれば、YouTubeやSNSのアカウントに関する話題も盛り上がりやすいでしょう。
好きなYouTuberや登録しているチャンネル、面白いSNSアカウントを紹介し合えば、相手の趣味や人となりも見えてくるはず。
「教えてくれた○○観たよ!」「○○が好きなら△△はどう?」など、話が弾むきっかけになりますね。
マネしたい!コミュニケーション能力が高い人の共通点
コミュニケーション能力が高い人はただ話をしているだけではなく、ちょっとした気配りを心がけている人が多いようです。
相手と気持ちよくコミュニケーションをとりたいなら、好かれる人の会話のコツを取り入れてみましょう!
相手のちょっとした変化を見逃さない
コミュニケーション能力が高い人には、相手の表情や反応の変化に気づきやすい人が多いようです。
「この話題はNGだったかな?」と感じれば、さりげなくほかの話題に切り替えることも。
相手を大切にすると、同じように相手もあなたのことを大事にしてくれるでしょう。
相手が喜ぶポイントを理解する
相手との心の距離を縮めたいときは、相手がうれしいと感じるツボを探ってみましょう。
ただやみくもに褒めるのではなく、その人ならではのポイントがあるはずです。
相手の反応から「どのような話題に笑顔を見せてくれるかな」「なにを褒めると喜ばれるかな」を考えると、相手への関心も高まるでしょう。
相手が嫌がる話題には踏み込まない
コミュニケーション能力が高い人というと、相手に積極的に話しかけて距離をつめる人をイメージする人もいるかもしれません。
しかし、本当に好かれている人は相手の嫌がる部分に触れることはしないもの。
相手を傷つける話題やプライベートに踏み込みすぎる質問はせず、ポジティブな気持ちになれる心地よいコミュニケーションを心がけています。
好奇心が旺盛で知識が豊富
コミュニケーション能力が高い人のなかには、好奇心旺盛でさまざまなことに興味や関心をもっている人が多いようです。
広く浅く知識があるため、相手の年齢や性別、タイプを問わずに会話できる引き出しがあります。
自分にとって興味がないことでも、触れてみると視野が広がったり意外な場面で役に立ったりすることも。
日常生活で知らない言葉やジャンルに遭遇したら、スマホで検索してみることをおすすめします。
会話が弾まなくて疲れるときの対処法【正直な気持ちを大切に】
ときには「会話が続かなくて疲れる」「誰とも話したくない」とつらくなることもあるかもしれませんね。
最後に、コミュニケーションに疲れたときに心がラクになる方法をお伝えします。
無理に話そうとしなくてOK!
日ごろから「自分から話さなきゃ」とがんばりすぎてしまう人は、あえて「無理に話さなくてOK!」と考えると心が軽くなります。
普段自分から話すことが多いなら、実は相手は「自分も話したい」と思っている可能性もあります。
人は話を聞いてもらえると喜びや安心感を得る傾向があるため、相手の話に耳を傾けるのもおすすめです。
「緊張しています」と正直に伝える
初対面の人や仲が深まっていない相手に対しては、「実は今、緊張しているんです」と正直に伝える方法もあります。
自分から素直な気持ちを伝えると、相手はあなたに親近感を抱きやすくなります。
好きな人や仲よくなりたい人には「沈黙も心地よいですね」「一緒にいると落ち着きます」と伝えると、和やかな雰囲気になるでしょう。
必要以上におだてない
相手と仲よくなりたいあまり、過剰に褒めすぎて疲れることもあるかもしれません。
相手を認めることは大切ですが、おだてすぎるとかえって不自然さを感じさせてしまうことも。
まずは、あなたが感じたことをポジティブな言葉で伝えてみましょう。
相手の感情は相手に任せる
相手の反応に不安を感じるときは、相手と自分の線引きを試みてみましょう。
「相手がどう思うかは相手の問題」「この人はそう思うんだな」と相手とのボーダーラインを引くと、「私のせいだ」「なんとかしなければ」と焦る場面が減るはず。
相手のネガティブな反応に対しては、「ごめんね」と素直に謝ったり「じゃあ、どうしようか?」と一緒に解決策を探したりする方法もあります。
自分が一方的に遠慮するだけでなく、自分も相手も対等に考えられると心地よいコミュニケーションにつながるでしょう。
会話が続かないときは心地よい話題を意識しよう!
会話が続かないからといって、無理やり相手に話しかける必要はありません。
まずは心に余裕をもって、相手からの質問に対して具体的に答えるようにしましょう。
自分から積極的に会話をしたいときは、相手に合わせた質問を事前にいくつか用意しておくのがおすすめです。
お互いに気持ちよいコミュニケーションを意識すると、自然に会話も弾むでしょう。