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理想の上司がいる職場のメリット|理想の上司・ダメな上司の特徴とは?

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「理想の上司」がいる職場は、仕事のモチベーションアップや社内の雰囲気がよくなるなどのさまざまなメリットがあります。親しみやすい上司がいれば困ったときに相談しやすいため、部下は安心して仕事に取り組めるでしょう。

この記事では、理想の上司と一緒に働くメリットや、理想の上司の特徴を紹介します。後半では理想の上司と対照的な「ダメな上司」の特徴にも触れています。自分が上司の立場になったときは反面教師としての参考にしてください。

目次

理想の上司と働くメリット

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自分の職場に理想の上司がいると、働くモチベーションが上がったり、社内の雰囲気がよくなったりなどのメリットがあります。

理想の上司と働くことの具体的なメリットを見ていきましょう。

働くモチベーションがアップする

信頼できる上司がいると部下は安心して仕事ができ、モチベーションも上がります。失敗してもサポートしてくれる上司がいる安心感から新たなチャレンジをしやすくなり、前向きな姿勢で仕事に取り組めるのです。

高いモチベーションで仕事をすることで成果が出やすくなり、職場全体へのいい影響が期待できます。社員のモチベーションが上がれば、会社の業績アップにもつながるでしょう。

社内の雰囲気がよくなる

部下から信頼される上司は親しみやすい雰囲気を持つため、コミュニケーションが活発になります。

コミュニケーションが取りやすい環境では部下がトラブルに直面した際も相談しやすく、問題の早期発見と対処につながります。また、悩みがあっても一人で抱え込むことなく相談できるため、メンタル安定にもつながるでしょう。

明るく風通しのよい職場は、部下や後輩、さらには将来入社する社員にもいい影響を与えます。これにより、将来的には「あの職場で働きたい」といわれる素晴らしい会社になることも期待できます。

部下が目指すべき姿をイメージできる

理想の上司のもとで働く部下は、自身が目指すべき姿について具体的にイメージを持つことができます。理想の上司の仕事ぶりやコミュニケーションを間近で見ることで、それらを自分の行動に取り入れることができるでしょう

たとえば面倒見がよい上司と働く部下は「あんな上司になりたい」とポジティブな気持ちになります。よいところを真似する部下が増えれば、その部下が上司になったときも後輩たちによい姿を見せられるでしょう。

仕事がスムーズになるため成果を出しやすい

理想の上司がリーダーシップを取り適切なマネジメントを行う環境は、社内全体の生産性も高くなり業務遂行がスムーズになるでしょう。

理想の上司は明確な目標を示し、適切なリソース配分や進捗管理を行います。これによりチームメンバーが自分の役割を正確に理解し、効果的に協力して目標達成に向けて進めるのです。

理想の上司の条件・特徴9つ

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理想の上司とはただ仕事ができるだけではなく、素晴らしい人間性を持っています。「信頼できる」と思える上司や先輩には、ここで紹介する長所があるはずです。

理想の上司といわれる人の条件や特徴を紹介します。

1. リーダーシップがあり頼れる存在

理想の上司にはリーダーシップがあり、どんなときでも頼れる存在といった認識の人は多いでしょう。

仕事で失敗したとき、壁が立ち塞がったときでも「この人がいれば乗り越えられる」という安心感は、誰でも持っているわけではありません。

部署内に1人いるだけで、雰囲気や仕事の進捗が大きく変わる存在が、リーダーシップのある上司です。

2. 親しみやすい雰囲気がある

話しかけやすく、自分の意見や悩みを言いやすい人は理想の上司といえます。

多くの人が上司に対して「話しかけづらい」「怖い」と感じることがあります。しかし、気兼ねなく話しかけられる上司は、日常的に部下とコミュニケーションを取り、親しみやすい雰囲気を築いています

コミュニケーションを取りやすい上司であれば、仕事で行き詰まったときや相談したいときに、部下や後輩から自然と話しかけてくるでしょう。

3. 視野が広く柔軟性がある

部下や後輩の意見にしっかりと耳を傾けられる上司は、どんな人からも好かれます。

年齢を重ねるたびに視野が狭く、自分のやり方が正しいと思い込む人は少なくありません。「昔は◯◯だった」「今までこうやってきた」が口癖の人は、敬遠されてしまいます。

自分のやり方に固執せず、さまざまな人の意見を受け入れる姿勢をもつ上司は、年齢差を感じさせず部下から慕われるでしょう。

4. 仕事で成果を上げている

業務内容によっては、仕事で誰よりも成果を上げている上司を理想だと感じる人もいるでしょう。特に、目標を次々と達成し有言実行の姿勢を持つ上司は尊敬される傾向にあります。

仕事で成果を上げることは、スキルがあるだけでなく努力を重ねている証でもあります。同じ職場や職種だからこそ、同僚や部下は「あの上司の仕事ぶりは本当にすごい」と実感しやすいものです。

5. 部下や後輩をよく見ている

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20代などの若い世代は、自分のことをよく見て考えてくれている上司を「頼りになる」「尊敬できる」と感じる傾向があります。

一部の上司は、自分自身の利益や仕事の進めやすさを優先するなど自己中心的な動機から行動することがありますが、これは部下の信頼を得るうえで逆効果となりがちです。

面倒見がよく部下に対して適切なサポートを提供できる上司こそ、若い人からの人気が高まるでしょう。

6. 部下の話をしっかり聞いてくれる

相談を受けたときや、他愛ない話をしていたときなど、どんなときでも話にしっかりと耳を傾けてくれる上司は慕われるでしょう。

「若いから」「忙しいから」「面倒くさいから」と、自分勝手な理由で部下の話を聞かないでいると、肝心なことすら話してもらえなくなるかもしれません。

相手の話を深く理解しようとする「傾聴力」は、上司にとって必須のスキルといえるでしょう。

7. 部下に合った方法で指導する

褒めて伸びる人もいれば、叱られてやる気が出る人などさまざま。部下の気質を見抜き、それぞれにあった方法で褒めたり叱ったりできる上司は、部下の育成がうまいといえます。

「パワハラ・モラハラと思われないか心配」「自分のせいで会社を辞めたらどうしよう」など、指摘の方法は上司の悩みの種。

部下の性格、仕事のやり方などをしっかりと観察できる「洞察力」も、上司に必要なスキルのひとつです。

8. 発言と行動に矛盾がない

何事も有言実行で、発言に行動が伴う上司は慕われます。多少大口を叩く上司でも、しっかりと結果を残し行動で示しているのであれば、部下はついてきます

たとえば、部下には仕事を「しっかりやれ」と言うのに自分は不真面目、「なんでも聞いて」と言ったのに相談すると「自分で考えろ」と言う…。

このように、言っていることとやっていることが矛盾する上司は、部下から嫌われてしまいます。

9. プライベートを含め人として尊敬できる

尊敬できる上司は、仕事だけでなくプライベートを含め尊敬できる存在です。仕事とプライベートを両立し、生き生きとしている上司を理想だと感じる人もいるでしょう。

たとえば、職場以外で友人や仲間が多いことや趣味を楽しんでいること、家族との時間が充実しているなどがわかると、部下にとって「将来はこんな風に生きたい」という目標になります。

一方、仕事ばかりでプライベートを疎かにしているような上司を見ると、部下は明るい将来が見えないかもしれません。

理想の上司になるための行動・心構え7つ

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理想の上司像があっても、自分がいざ上司の立場になると思い描いていた振る舞いをするのは難しいかもしれません。その理由は、部下と上司の板挟みになることや、自分の業務も負担が大きく心の余裕がなくなることなどがあります。

理想の上司としての振る舞いを自然にするために、ここで紹介する心構えを意識して過ごしましょう。

1. 自ら仕事を楽しむ

仕事を楽しんでいる上司の姿は部下にとっても魅力的で、ポジティブな影響を与えます。仕事に対して前向きな態度で取り組むことで、部下も話しやすく感じるため社内に活発なコミュニケーションが生まれます。

また、上司が自らの役職や経験に満足せずに常に成長を求める姿勢を持つことは、部下にいい刺激を与えます。上司が仕事を楽しみながら向上心を持って取り組むことで、部下も仕事の楽しさを見つけやすくなるでしょう。

2. 適切なコミュニケーションをとる

部下との良好な関係を築くうえではコミュニケーションが欠かせません。出勤・退勤の際に相手の目を見て挨拶したり、部下を励ますような声かけをしたりなど、日々のちょっとした心がけで印象が大きく変わります。

こういったことを少しプラスするだけで、部下は安心感を覚えます。毎日の小さな積み重ねをすることで、部下のほうから相談をしてくれるなど、少しずつよい関係が築けるでしょう。

また、部下と親しくなるために、プライベートな話を無理やりする必要はありません。まずは、業務に関連するコミュニケーションから心がけてみてください。

3. どんなときも冷静に対応する

部下が失敗したときや強く意見を言ってきたときでも、感情的にならないようにセーブすることは重要です。

部下が感情的に接してきたからといって、上司も感情的になっては、仕事も関係性も上手くいかなくなります。感情的な部下の気持ちを察し、諭してあげられるくらい大きな器を持ち、理解する心で接することが大切です。

感情的になりそうなときは、一旦立ち止まって呼吸を整えるなどして冷静さを取り戻しましょう。

4. 人によって態度を変えない

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部下の特性はさまざまであり、なかには扱いにくいと感じる人もいるかもしれません。そういった部下であっても、ほかの部下と異なる態度で接するのは避けるべきです。

お気に入りの部下には笑顔で接し、あまり好きではない部下には冷たく接する…。このように、人によって態度を変えているようでは、すぐに嫌われてしまいます

冷たく接する部下は仕事のモチベーションが下がり、退職する原因になりかねません。ひいきする部下も居心地が悪くなり、仕事に集中できないといったことに陥る可能性があります。結果的に、社内の雰囲気を悪くすることにもなりかねないので、人によって態度を変えることはやめましょう。

5. 発言どおりの行動をとる

部下は、本人が思う以上に上司の発言や行動をしっかりと記憶しています。理想とされる上司になるには、発言と行動に矛盾がないよう指示や業務をこなすことが重要です。

上司が口ばかりで行動しないと、部下も目の前の仕事に一生懸命になることはできません。

まずは上司がしっかりと中身のある発言・行動をすることで、部下が仕事で成果を出すきっかけになるでしょう。

6. 状況を把握して適切なサポートをする

部下に仕事を任せることは大切ですが、丸投げするのではなく必要があればサポートをすることが重要です。たとえば、業務の方向性や進捗状況、困ったことがないかを確認します。

「仕事を任せる」と「丸投げする」はまったく異なります。「成長のため」などと言い仕事を丸投げしていては、部下はただ心身に負担がかかるだけで、スキルを身につけることにはつながりません。

部下の成長のためにも適切なサポートを心がけましょう。

7. 部下の話を最後まで聞く

新入社員など入社したばかりの部下や若い人のなかには、物事をうまく説明できない人もいます。そういったシーンでもしっかりと耳を傾け、最後まで話を聞くことが大切です。

話の途中で切り上げたり急かしたりすると、部下はモヤモヤが残ったまま。話の途中で理解したになって解決策を提示しても、大事なことを聞き逃してしまっては根本的な問題解決にならないかもしれません

うまく説明できない人の話こそ、最後までしっかりと聞くことを心がけましょう。

ダメな上司の特徴8つ

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理想の上司になるには、ダメな上司の特徴を知っておくことも大切です。ここで紹介する特徴を反面教師として、当てはまらない行動・振る舞いを心がけましょう。

1. 高圧的な態度を取る

高圧的な態度で叱る人は、部下から理想とされる上司にはなれません。自分の感情をコントロールできない人は周囲に悪影響を与え、部下からの信頼も失います

上司としてときには部下を叱ることも必要ですが、感情任せに強い言葉で責めると部下が不信感を抱く原因となります。叱りを受けた部下だけでなく、高圧的な態度を目にした人にも悪影響となり、社内の雰囲気も悪くなるでしょう。

感情的にならざるを得ない環境でも自分の状況を客観視し、一旦深呼吸をするなどして冷静になることが重要です。

2. 優柔不断でリーダーシップがない

優柔不断でリーダーシップがない上司は、部下からの信頼を得にくく頼れる存在にはなれません。言っていることがコロコロ変わったり、決定するまでに時間がかかりすぎる人に対して部下は頼りなさを感じます。

優柔不断でリーダーシップがない上司と働く部下は、仕事に対して迷うことが多くなり、モチベーションの低下につながります。

3. 部下の話を聞き入れない

部下の話を真剣に聞くことのできない上司も「ダメな上司」と見なされます。話を聞いてくれない、提案を受け入れてくれないような上司に対して、「この人について行こう」と思う人は少ないでしょう。

たとえば悩みがあるときに上司に話しても耳を傾けてもらえないと、閉塞感を感じて余計に辛くなってしまいます。

このような上司は部下が困っていても気付けないケースが多いです。相談してもまったく意味をなさないため、部下たちは次第に離れてしまうかもしれません。

4. 気分にムラがある

理想の上司はいつでも明るく、話しかけると笑顔で接します。しかし一部の上司は気分にムラがあり、ときにはイライラしている姿を見せることがあります。

さっきまで機嫌がよかったのに、何かをきっかけにイライラしはじめ、険悪な雰囲気を出す…。このような上司では、誰からも好かれることはありません。

気分にムラがある上司は、いつも部下から様子をうかがわれるなど腫れ物扱いをされるでしょう。

5. 自分の保身を優先する

ダメな上司は自分の保身を優先し、部下に責任を押し付けることがあります。たとえばトラブルが発生した際に、部下の意見を聞かずに「自分は聞いてない」「自分で責任を取れ」と言うなど、責任から逃れようとします。

部下の状況を把握し、問題が起きたときに責任を取ったり適切なサポートをしたりすることは上司の役目です。上司がその役割を果たさないと部下はモチベーションが下がるだけでなく、心身が疲労してしまうことにもなりかねません。

6. 無責任に仕事を丸投げす

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ダメな上司は、責任を避けるために過度に仕事を部下に押し付け、適切なサポートや指導を行わないことがあります。上司として部下に仕事を任せることは重要ですが、無責任に仕事を丸投げすることは避けるべきです。

仕事を丸投げすることで部下は過負荷に陥り、ストレスがたまったりミスが増えたりする可能性があります。部下に仕事を任せたとしても、上司として責任を持って部下をサポートすることが重要です。

7. 部下に対して指示ができない

一部の上司は部下に対して適切に指示を出せず、本来部下が担当すべき業務まで自分で引き受けてしまうことがあります。

部下に指示せず自分で仕事をすることは、部下の貴重な成長のチャンスを奪っていることになります。適切な指示やフィードバックを行わない上司の下で働く部下は、同じミスを繰り返してしまうかもしれません。

新たな業務を任せたり必要な指摘をしたりすることは、部下のスキルアップに直結します。ときには部下が反発することもあるかもしれませんが、部下の成長を考えれば、適切な指示とフィードバックが重要になるでしょう。

理想の上司の存在が部下や会社の成長に影響する!

理想の上司の存在は部下が仕事をするうえでの支えとなるだけでなく、社員のモチベーションが上がるため会社の業績アップにもつながります。

上司の立場になると責任も大きくなるため、悩んだり余裕がなくなったりすることもあるかもしれません。そんなときは感情的になるのではなく、冷静になって「どうしたら解決できるか」を考えることが大切です。

困難を乗り越えていく姿は部下や後輩たちの理想の姿となり、会社の雰囲気や業績にもいい影響をもたらすでしょう。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

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