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「損得勘定」の意味とは?心理や恋愛傾向、損得勘定をやめる方法を解説!

仕事やプライベートにおいて損得勘定で考えてしまうことは、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。損得勘定は悪い面ばかりではありませんが、続けていると逆に損をしてしまうことがあります。

特に、恋愛や人間関係で損得勘定が出すぎるとうまくいかなくなり、悩んでしまうかもしれません。

そこで今回は、損得勘定の意味や心理について詳しく解説します。恋愛傾向や損得勘定をやめる方法も紹介するので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!

目次

「損得勘定」とは

損得勘定(そんとくかんじょう)とは、物事や人間関係を「自分にとって損か?得か?」で判断することをいいます。

金銭に関係することだけではなく、人間関係において「この人との付き合うことで自分にメリットはあるかな?」と考える場合も含まれます。「自分の利益を優先する人」といったマイナスな印象を持たれやすく、ネガティブなニュアンスで使われることが多いです。

「損得勘定」の類語・言い換え表現

損得勘定の類語・言い換え表現には以下のようなものがあります。・打算的:損得を基準に行動すること。
・計算ずく:損得や結果を予測したうえで行動すること。
・欲得ずく:欲得に基づいて行動すること。

これらはすべて、損得を基準に物事を考える人の性質や行動を示す言葉です。

損得勘定の英語表現

「損得勘定する人」は英語では「calculating person」あるいは「mercenary person」と表現されます。それぞれの例文を見てみましょう。

He is a very calculating person. (彼は損得勘定で動く人だ)

「calculating」は、個人の性格や行動を指す場合に「打算的だ」「損得を重視する」といったニュアンスで使われます。

He is a very mercenary person. (彼は打算的な人だ)

「mercenary」は「打算的」「報酬目当て」、また「自分の利益を最優先にする」という意味があります。

損得勘定で動く人の心理・特徴

損得勘定で動く人にはどんな心理があるのでしょうか。考えられる特徴を6つ紹介します。

見返りを求めて行動する

損得勘定で動く人は見返りを求めて行動する傾向があります。相手に対して何かをしてあげたら、「自分がしてあげたんだから見返りに何かをしてほしい」と求めてしまうのです。

ただし、どれだけ見返りを求めたとしても相手の行動は相手次第であり、求める見返りを得られないことが多いもの。だからこそ、相手の行動に心を振り回されたり、見返りを求めた自分に嫌気が指したりすることもあるでしょう。

人を信用していない

損得勘定で動く人は、そもそも他人を心から信用していないことが多いようです。友達や恋人との関係がうまくいっているように見えても、実際は損得を考えて付き合っていて、実際は心から信頼していない可能性があります

「一緒にいると楽しい」などの感情よりも「自分にとってメリットはあるか?」といった損得を優先して考えるため、長期的に信頼できる人間関係を築くことが難しい傾向にあります。

自分に自信がない

損得勘定で動く人は、自分の価値を他人の目で測る傾向があります。他人からどう見られているかを気にしすぎるため、友達や恋人に対しても「この人といると自分がよく見えるかな?」と考えがち

ときには周りの反応に一喜一憂して、本当の自分を見失ってしまうこともあるでしょう。自分自身の価値を他人の評価に依存することで不安や依存心が強まり、人間関係で深いつながりを築くのが難しくなります。

【関連記事】自分に自信がない人の原因と特徴|恋愛や仕事で一歩踏み出すには?【100人に調査】

他人よりも得をしたい

損得勘定で動く人は「他人よりも得したい」という気持ちが強いです。自分以外の誰かが得しているのを見ると、自分が損している気がしてしまうのです

仕事や人間関係でうまくいっていたとしても、自分よりうまくいっている人を見るとつい比較してしまいます。その結果、落ち込んだり悩んだりすることも多いでしょう。

失敗を認められない

損得勘定で動いていてもすべての物事がうまくいくとは限らず、ときには失敗することもあるものです。

損得勘定で動く人は、損をしないことを基準に判断・行動しています。そのため、もし失敗した場合に自分の失敗を認められず過度に落ち込む傾向があります。

揉め事を避けたい

仕事でもプライベートでも、性格や価値観が合わずうまくいかない人間関係は少なからずあるものです。損得勘定で動く人は、人間関係のいざこざや揉め事など自分にとって損になることはできるだけ避けたいと考えます。

「付き合っていても自分にメリットはない」と判断した人とはすぐに距離を置くので、何か問題があると話し合いをすることなく離れてしまうかもしれません。

損得勘定で動く人の恋愛傾向

損得勘定で動く人は、恋人選びや付き合い方などの恋愛関係にも損得勘定が表れる場合があります。どのような傾向があるか見ていきましょう。

条件のいい人を好む

損得勘定で動く人は他人からの評価を気にする傾向が強いです。そのため、恋愛においても高収入・高学歴、容姿がいいなど「人に自慢できるか」といった視点で恋人を選びます

自分にとってどんなメリットがあるかで考えるので、「優しい」「一緒にいてラク」などの性格的な要素や相性はそこまで優先されません。

人の恋人と比べる

損得勘定で動く人は、自分の恋人と友達の恋人を比べがち。たとえば友達が成功者と呼ばれる人と付き合っていると、自分の恋人がよく見えなくなってしまうことがあります。

「もっといい人と付き合いたい」という気持ちが強くなり、より素敵な人や条件のいい人を探し始めるかもしれません。

主導権をにぎりたがる

損得勘定で動く人は自分にとって有利な状況を求めるため、デートのときなどに主導権を握りたがります。

たとえば、デートの場所や時間、行動計画を自分の都合や好みに合わせようとするなどです。自分がコントロールしている状況のほうが損する可能性が低く、利益を最大化できると考えているからです。

また、相手に対して自分の意見を押し付けたり、自分の都合でスケジュールを変更したりすることも少なくありません。

長続きしにくい

損得勘定で動く人の恋愛は、付き合った当初はうまくいっていても結果的に長続きしないことが多いでしょう。

たとえば一緒に過ごすなかで「自分にとって損だ」と思う部分を見ると、途端に冷めてしまうことがあります。

また、恋人との約束よりも優先したい人間関係や仕事があると、予定をキャンセルしたり関係を疎かにする可能性があります。そんな状態が続くと相手からの信用が薄れてしまい、結果的に長続きしにくくなるのです。

お互いに損得勘定のケースもある

「自慢できる恋人」を求める心理は男女問わずあり、お互いに「損得勘定」で付き合っているカップルも存在します。

このようなカップルはお互いが相手を「連れていて自慢できる」存在として見て、その損得勘定に基づいて関係を築いていることがあるようです。

お互いに損得勘定で理解し合える関係性なら長続きするかもしれません。

損得勘定の人間関係を続けるとどうなる?

損得勘定で動き続けると結果的に損してしまうことが多いです。特に人間関係において「損得勘定で動く人」「計算高い人」といった印象を持たれると、人との関わりが減ってきて孤立してしまう可能性があります。

損得勘定で見られたり、評価されたりすることをよく思う人は少ないです。自分の利益ばかりを追求していると周りの人たちはそれに気づき、信頼を失うことになりかねません。

また、いつも損得を考えていると心に余裕がなくなり、ストレスが溜まってしまうことも考えられます。

損得勘定だけでは心の豊かさや人間関係の充実は得られません。毎日を心地よく過ごすためには、目先の損得ではなく人とのつながりや心の安らぎを優先することが大切です。

損得勘定をやめたいときの対処法7つ

損得勘定を手放せれば自分の気持ちに素直に行動できるようになり、人間関係の問題も解決しやすくなります。我慢したり相手に見返りを求めたりすることもなくなれば、より心穏やかに過ごすことができるでしょう。

損得勘定をやめたい人は、ここで紹介する方法を実践してみましょう。

損することを受け入れる

損得勘定で動いていたからといって必ずしも損を避けられるとは限りません。ときには損をしたり、他人に期待しすぎて失望したりすることもあるでしょう。

もし損失や失敗があったとしても、人生の一部として受け入れることが大切です。

損失や失敗を受け入れて新たなチャレンジをすることで、新しいチャンスや幸せを見つけることができるでしょう。

見返りを求めない

相手に対してなにかを与えるときに、見返りを求めることをやめてみましょう。

期待すると損をした気分になるかもしれませんが、最初から期待せずに「相手が喜ぶだろう」と思う行動をするのです。見返りを求めることなく相手との関係を楽しむことで、お互いにとって本当の意味での豊かな関係を作り出します。

過度な期待をせずに自分も相手もリラックスできる関係を築くことが大切です。

主語を自分にして考える

損得勘定で動いていると相手ありきで物事を考えがちです。相手のことや損得は考えずに「自分がどうしたいか」を真剣に考えてみましょう。

「自分はどうしたい?」と自分を主語にして問いかけることで、自分が本当に望む選択ができるようになります。

相手を優先するのではなく自分自身の感情や意見を大事にすることが大切です。

失敗しても「まあいいか」と受け流す

失敗しても、それを重く受け止めすぎないことが大切です。「まあいいか」と軽く受け流す余裕を持つことで損得勘定から解放されます

損得勘定で動いたからといってすべてが完璧にいくわけではなく、失敗から学ぶことも多いです。「失敗しても立ち直る」「失敗ありきで行動する」といった柔軟さがあれば、損得勘定で悩むことも少なくなるでしょう。

損得よりも感情を優先する

「あの人よりこの人のほうが得」などと損得で考えるのではなく、「この人と関わりたい」「この人と付き合いたい」という心からの純粋な気持ちを大切にしましょう。

物事を損得だけで決めると、いつの間にかモチベーションが失われがち。でも、「好き」「楽しい」と感じることが先行すれば、たとえ状況が厳しくなっても、その熱意は続くものです。自分の心を信じることは、結果的に自分を幸せに導くことにつながります。

長期的な視点で考える

目先の損得にとらわれているときは、一度立ち止まって大きな視点で考えてみましょう。短期的な損得勘定ではなく、人生全体で見たときにプラスになるかどうかを重視することが大切です。

たとえば「結婚するかどうか」「マイホームを買うべきか」などの大きな決断は、目先の利益にこだわると失敗することがあります。

長期的な視点で考えることで、結果として幸せや成功につながる選択ができるでしょう。

周りの人に感謝する

損得勘定で成功してきた経験は、自分の努力だけでなく周りの人たちのおかげでもあるはずです。たとえば、いい大学を卒業しているのは親が塾に入れてくれたから、仕事で成功できたのは周りの協力があったからなど。

周りの人に感謝することで、自然と損得勘定ではない心から信頼できる関係を築くことができます。他人との関わりを素直に楽しむことが、豊かな人生を送る秘訣になるでしょう。

【関連記事】大人になっても純粋な人の特徴21個|仕事や恋愛でモテるピュアな人とは?

損得勘定で動くことのメリット

損得勘定にはネガティブな面だけでなく、ポジティブな面もあります。特に仕事面で役立つことが多いので、メリットも理解してうまく活かしていきましょう。

人を見る目がある

損得勘定で動く人は「人を見る目がある」ともいえます。特にビジネスシーンで役立つ能力であり、たとえば採用など一緒に働く人を選ぶ際は会社にとってプラスになる人材を見極めることが得意です。

ただし人間関係は損得だけではないので、ときには直感や感情に頼ってみることも大切です。

頭の回転が早い

損得勘定で動く人は損得を瞬時に判断して行動します。最短ルートで結果を出すために考えて行動するので、ムダがなくスマートです。

人間関係では相手を見て回答を変えられるので、常に自分が有利になる返事をすることができます。たとえば、上司や取引先の前ではよい印象を持たれるように振る舞うことができるのでしょう。

感情に流されず冷静な判断ができる

損得勘定で動く人は個人的な感情や偏見に振り回されることなく、客観的な基準で物事を評価することが可能です。

感情に流されず「得か損か」を冷静に判断する能力は、仕事で重要な決断をするときに役立ちます。

人間関係においては感情が大切になりますが、仕事などで重要な決断を迫られたときは損得勘定をうまく活用するとよいでしょう。

損得勘定を超える人間関係を築いていこう

損得勘定にはポジティブな面もありますが、人間関係では感情を大切にすることでより長期的な信頼関係が築けます。

相手に期待しすぎたり、見返りを求めたりすると、最初はうまくいっても時間が経つにつれて問題や悩みが増えてしまうことが多いです。損得勘定を抜きにして「自分が本当にやりたいことは何か」「自分が一緒にいたいのは誰か」を考え、その感情に従って行動することが大切です。

今回紹介したこの方法を実践して、損得勘定を上手にコントロールしていきましょう。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

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