愛情表現とは?メリットや方法、愛情表現がない彼氏・彼女への接し方
愛情表現とは、相手に対して言葉や行動で愛情を示すこと。愛情表現をすれば相手への愛情が深まり、マンネリ化を防げるなどのメリットが期待できます。
ただし、愛情表現の方法によっては相手が喜んでくれないどころか不快な思いをさせてしまうかもしれません。自分の気持ちを伝えたいという一方的な思いだけでなく、相手のことを考えてお互いに最適な愛情表現を見つけることが大切です。
この記事では愛情表現のメリットや方法、苦手な場合の対処法などを詳しく解説します。男女100人に聞いたアンケート結果も公開していますので、ぜひ参考にしてみてください!
愛情表現とは
愛情表現とは、相手への愛や好意を、言葉・態度・スキンシップなどの行動を通して伝えることです。
恋人や夫婦といった関係性のなかで自分の気持ちを伝えたり、お互いの気持ちを確かめたりするためには愛情表現が欠かせません。
愛情表現の種類や方法は人によってさまざまです。愛情表現を通じてお互い愛されていることを実感できれば、関係性は深まりやすくなるでしょう。
愛情表現で得られるメリット
愛情表現をすることは相手を喜ばせるだけでなく、相手からも愛情を受けられたり、自分の気持ちを再確認できたりするメリットがあります。
相手からも愛される
多くの人は、愛情表現をしてくれる相手のことを愛おしく思うため、愛情を返してくれる可能性が高まります。たとえば自分のことを好きだと言ってくれる人に対して、自分自身も相手に好意を持つようになった、という経験をした方もいるでしょう。
相手を好きな気持ちを言葉や行動で伝えることで、相手も安心して愛情表現を伝えてくれるようになるでしょう。
自分の気持ちを再確認できる
相手への愛情表現は、自分が相手を好きな気持ちを確かめることにもつながります。
長く付き合っていると、日常の忙しさに追われ相手への気持ちがマンネリ化してしまったり、はっきりと感じられなくなってしまうことも。そんなときに改めて相手のことを考え、好きな気持ちや感謝の言葉を伝えることで、自分がどれだけ相手のことを大切に思っているかを再確認できるでしょう。
長期的に良好の関係を築ける
愛情表現は、二人の関係を長く幸せに保つために大切な方法です。自分の気持ちを素直に伝えることで信頼関係ができ、相手との絆が深まります。
また、お互いに愛されている実感を持つことで嫉妬や不安が減り、安心して過ごせるようになります。愛情表現をすることは安定した関係を築くことにつながるでしょう。
愛情表現がないと冷める?
愛情表現がないと気持ちが冷めて関係が悪くなる可能性がありますが、必ずしも「愛情表現がない=冷める」とは限りません。
カップルや夫婦のなかには愛情表現をせずにうまくいっているケースも見られます。愛情表現がないとどうなるか、考えられるケースを見てみましょう。
関係性が悪くなる可能性がある
愛情表現をしないと相手は自分が愛されているかどうか不安になり、寂しさを感じることがあります。人は誰しも愛されていると感じたいもので、その確認が取れないと心にネガティブな感情が溜まっていきます。
このような状態が続くと些細なことが原因で嫉妬や不満が生じやすくなり、お互いにとってストレスフルな関係になってしまうかもしれません。
相手の不満や寂しさが見えることで、自分自身もモヤモヤとした感情を抱え込むようになり、結果として二人の関係がうまくいかなくなることもあるでしょう。
お互いが納得していればうまくいくケースも
一方で、お互い愛情表現が少ないようなさっぱりした関係の場合、愛情表現をしなくてもうまくいくケースもあります。
愛情表現の方法や相手に求める愛情表現は人によってさまざまです。長期的に良好な関係を築くためには「愛情表現に対する価値観が合うかどうか」が重要になります。
また、長期的な関係を築くには信頼関係が不可欠です。愛情表現なしにいい関係を築けているカップルや夫婦は、きっと愛情表現が必要ないほどの信頼関係ができているのでしょう。
男女100人に聞いた!愛情表現に関するアンケート
カップルや夫婦が相手とよりよい関係を築くために愛情表現は大切なことですが、愛情表現が苦手・愛情表現はしないという人もいるようです。
そこで今回は、彼氏・彼女がいる男女それぞれ100人を対象に、愛情表現に関するアンケートを実施しました。
あなたは愛情表現するタイプ?
男性回答
女性回答
「あなたは愛情表現するタイプ?」の質問では、男女ともに約半々の結果となりました。
愛情表現をしない人は52%となっていますが、相手が愛情表現を求めている場合は少しずつでも愛情を示していくことも大切です。この場合の対処法は「愛情表現が苦手な場合の対処法」で詳しく解説しています。
あなたの恋人は愛情表現してくれる?
男性回答
女性回答
「あなたの彼氏(彼女)は愛情表現してくれる?」の質問でも、男女ともに約半々の結果となりました。
愛情表現をする人・しない人はそれぞれいるので、愛情表現に関する価値観が異なる相手と付き合うケースもあるでしょう。
特に、彼氏(彼女)が愛情表現をしてくれない場合は不安を感じたり、寂しい気持ちになったりするかもしれません。その場合の対処法は「愛情表現がないパートナーへの接し方」で解説しています。
されてうれしかった愛情表現は?
「あなたの彼氏(彼女)は愛情表現をしてくれますか」の質問に「はい」と答えた方に、相手からされてうれしかった愛情表現を伺いました。ここでは、特に多かった回答を紹介します。
言葉で気持ちを伝えてくれた
男性回答
- 一緒にいたら幸せと言ってくれる。(44歳/男性)
- いつも側にいてくれて嬉しいと言ってくれるところです。(32歳/男性)
- 愛してると言ってくれたこと。(29歳/男性)
女性回答
- 好きだよと言葉で伝えてくれる。(33歳/女性)
- いつでも好きだよって言ってくれる。(32歳/女性)
- 今すぐ会いたいと言ってくれる。(39歳/女性)
彼氏(彼女)にされて嬉しかった愛情表現で最も多かったのは、男女ともに「言葉で気持ちを伝えてくれたこと」でした。
「好き」「愛してる」といったストレートな言葉はもちろん「一緒にいたら幸せ」「側にいてくれて嬉しい」など、相手の素直な気持ちを聞けることを嬉しいと思う方が多いようです。
また、これらの回答のほかにも「ありがとう」「かわいい」といった言葉が嬉しいという回答も見られました。
思いがけないプレゼント
男性回答
- 何でもない時にプレゼントをもらった。(37歳/男性)
- メッセージ付きのプレゼントをくれた(29歳/男性)
- 誕生日や記念日に、さり気なくプレゼントをくれる。(42歳/男性)
女性回答
- デートで訪れたアクセサリー店で気に入ったネックレスをサプライズでプレゼントしてくれた事です。(38歳/女性)
- プレゼントをもらう、ちょこちょこ差し入れをもらう、言葉や態度で伝えてくれる(33歳/女性)
相手にプレゼントを渡すことも愛情のひとつ。誕生日や記念日はもちろん、何でもない日にもらえるプレゼントが嬉しいという回答も複数見られました。
プレゼントと手紙を渡したり感謝の言葉を伝えたりすれば、さらに喜んでもらえるでしょう。
ボディタッチやスキンシップ
男性回答
- よくボディにソフトタッチしてくれる。(34歳/男性)
- 普段はサバサバしているのに2人だけの時はやたらとくっついて来て甘えるところ。(42歳/男性)
女性回答
- 何気ないいきなりの頭よしよし。(35歳/女性)
- 歩く時に引き寄せてくれる。(25歳/女性)
- 二人きりの時は常にスキンシップを取ってくる。(35歳/女性)
- 頭を優しく撫でてくれる。かわいいねと言ってくれる。寒い時に手を繋いでポケットに入れて温めてくれる。(31歳/女性)
ボディタッチやスキンシップなど、相手から触れられる愛情表現を嬉しく感じる方も多いです。
特に女性の場合は、手を繋ぐ・頭をなでられる・引き寄せてくれるなど、デート中のちょっとした行動に愛情を感じるようです。
されて嫌だった愛情表現
愛情表現の仕方によっては相手に不快に思われてしまう可能性があります。相手に気持ちを伝えたかっただけでも、やり方を間違えると逆効果になりかねません。
ここではアンケート結果を元に、相手からされて嫌だった愛情表現で特に多かった回答を紹介します。
嫉妬や束縛
男性回答
- 友達との予定で出掛ける時にやきもちを焼かれた(30歳/男性)
- 束縛が強い時、なんでも報告しないといけないことはめんどくさい。(25歳/男性)
女性回答
- 好きなあまり束縛しすぎるのは嫌でした。(34歳/女性)
- 男性店員と話していると嫉妬して機嫌が悪くなった事です。(38歳/女性)
相手がほかの異性と接しているときの嫉妬、相手の行動を過剰に束縛してしまうのは好きだからこその行動です。しかし、過度な嫉妬や束縛は相手に嫌がられる可能性が高いため注意が必要です。
嫉妬や束縛が愛情表現になるケースもありますが、相手から嫌われてしまうリスクがあることを覚えておきましょう。
人目を気にしない
男性回答
- 人前でイチャついて来るときは抵抗がありました(40歳/男性)
- 場所や状況を選ばす手を繋いでくることです(45歳/男性)
女性回答
- 人前でもキスをしようとすること(26歳/女性)
愛情表現は大切なことですが、外出先など人目につくようなところでの愛情表現は避けましょう。相手が嫌がる可能性があるだけでなく、見ている周りの人たちを不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。
人前での愛情表現は、二人だけに聞こえるような言葉で伝えたり、手を繋いだりする程度が無難です。それ以上のスキンシップは二人きりになってからにしましょう。
相手の状況を考えない
男性回答
- やりたいことがある時にベタベタされる事(36歳/男性)
女性回答
- 家事をしている時などに、スキンシップなどのちょっかいを出されるとイラッとする(33歳/女性)
- 寝ている時でも構わず体を触って来る。(35歳/女性)
相手の状況を考えない愛情表現は、気持ちが伝わらないどころか迷惑をかけてしまうことがあるため注意が必要です。
たとえば相手が仕事や家事で忙しいときや何かに没頭しているときは、「うっとうしい」「今はそんな気分じゃない」などマイナスな感情を抱かれてしまうかもしれません。
愛情表現がしたいときは相手の状況をよく見て、もし相手の気持ちがわからないときは、まずは話しかけて様子を伺ってみるとよいでしょう。
長期的な関係を築くための愛情表現のポイント
恋人と長期的にいい関係を築いていくために、愛情表現で心がけたいポイントを見ていきましょう。
相手をよく観察して寄り添う
愛情表現では相手のことをよく観察して「今どんなことを考えているのか」「何を求めているのか」などを理解する心遣いが大切です。愛情表現はどんなときでも喜ばれるものではなく、方法やタイミングによっては相手に不快に思われてしまうかも。
たとえば相手が仕事で悩んでいるときには、スキンシップよりも話をじっくり聞くことを選ぶ方が適切かもしれません。一方的な愛情表現ではなく相手の気持ちを考えて、お互いが寄り添い合うような愛情表現ができたらいいですね。
隠し事をしないオープンな関係を心がける
長期的な関係を築くためには、愛情表現だけでなく相手との信頼関係を築くことも大切です。
普段から愛情表現をしていても嘘や隠し事があれば、それだけで相手に不安を抱かせたり「嘘の愛情表現なのでは?」と疑われたりするかもしれません。
隠し事のない信頼できる関係性だからこそ、愛情表現の効果は高まります。もし相手に対して隠し事があるなら、その問題を解決させることを優先させましょう。
恥ずかしい場合はその気持ちを伝える
愛情表現が苦手・恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。恥ずかしいと感じるのは自然なことですが、その気持ちをそのままにしておくと、相手は自分がどう思われているのか不安に感じてしまうかもしれません。
もし言葉や行動で愛情を示すことが恥ずかしい場合、その「恥ずかしさ」自体を相手に伝えてみることも大切です。「愛情を表すのが恥ずかしいけれど、心の中では本当にあなたのことを大切に思っている」といった素直な気持ちが伝われば、相手も理解してくれるでしょう。
恥ずかしながらも愛情表現をしようと心がければ、相手も恥ずかしがり屋なあなたを愛おしく思うようになるはずです。
愛情表現が苦手な場合の対処法
愛情表現はお互いの気持ちを確かめるために大切なことですが、「恥ずかしい」「苦手」と感じる方もいるでしょう。そんな方でも、相手に自分の気持ちを知ってほしいという想いはあるはずです。
ここでは、愛情表現が苦手な方でも挑戦しやすい3つの方法を紹介します。
「ありがとう」「うれしい」と伝える
愛情表現にハードルを感じる場合は、まずは相手に対して感謝の気持ちを伝えることから始めましょう。
「好き」「愛してる」といった言葉を伝えるのが恥ずかしくても、「いつも考えてくれてありがとう」「一緒にいれてうれしい」といった言葉なら伝えやすいはず。「ありがとう」「うれしい」といった言葉でも愛情は十分伝わります。
少しずつ自分の気持ちを伝えることができれば、徐々に愛情表現に慣れてくるでしょう。
特別な日に気持ちを伝える
記念日や誕生日、クリスマスなどの特別な日は、普段は言いにくいことを伝えるのに最適なタイミングです。
「普段伝えていなかったけど……」といった形で思い切って伝えてみましょう。対面で伝えるのが難しいなら、手紙を書くのもおすすめです。
自分の正直な気持ちを相手に伝えることができれば、その後も愛情表現がしやすくなるかもしれません。
将来の具体的な話をする
相手とずっと一緒にいたいけどその気持ちを素直に伝えられないなら、来年や数年後などの少し先の話をするのもおすすめです。
たとえば旅行に行ったときに「来年も一緒に来よう」「毎年来たいね!」などと伝えることで、「この先もずっと一緒にいたい」という気持ちが伝わります。
愛情表現がないパートナーへの接し方
愛情表現は見返りを求めるものではありませんが、相手からの「好き」の気持ちがわからないと不安になってしまいます。自分が愛情表現をするタイプならなおさら寂しさを感じるかもしれません。
ここでは、愛情表現をしないパートナーへの接し方を紹介します。
自分から積極的に愛情表現をする
「愛情表現したいけどできない」「気持ちの伝え方がわからない」という人は少なくありません。もし彼(彼女)がそのタイプの可能性があるなら、自分から積極的に愛情表現をしていくことをおすすめします。
その際に、彼(彼女)のことをよく観察して、喜んでもらえる愛情表現をするのがポイントです。あなたからの愛情表現を受けて喜んでもらえれば、彼(彼女)も徐々に愛情表現をしてくれるようになるでしょう。
自分がされてうれしいことを伝える
愛情表現をしてほしいと思っていても、相手がその気持ちに気づいていないケースもあります。愛情表現の価値観は人それぞれなので、言葉にしなければわからないことも多いものです。
「なんでわかってくれないの」と責めるのではなく、今の気持ちや相手に求めていることをできるだけ具体的に伝えてみましょう。たとえば「デートのときは手をつなぎたいな」「最近会っていなかったから、今日会ったらハグしてほしい」などと伝えてみましょう。
相手の小さな愛情表現に気づいて感謝する
「彼(彼女)が愛情表現をしてくれない……」と悩んでいる場合でも、気づいていないだけで彼(彼女)は愛情表現をしてくれているケースがあります。
愛情表現はわかりやすい言葉や行動だけではありません。「二人でいるときは笑顔で過ごす」「ありがとうと伝える」「困っているときに支えになる」なども愛情表現のひとつです。
そう考えると、彼(彼女)なりに愛情表現をしてくれていたと気付くこともあります。もし相手からの愛情表現に気付けたら、そのことに対して感謝の気持ちを伝えてみましょう。相手の行動を変えなくても、愛情を感じられるようになるかもしれません。
二人にとって最適な「愛情表現」を見つけよう
愛情表現は恋人と深い関係を築くために大切なことです。ただし、方法やタイミングによっては相手を不快にさせることがあります。嫉妬や束縛、相手が忙しいときの愛情表現は逆効果になりかねないので注意しましょう。
また、愛情表現に対する考え方や価値観は人それぞれです。価値観が合わないと相手に対して不満を感じることもあるかもしれません。その際は無理に自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の考えを理解し、お互いに安心できる最適な方法を見つけましょう。
調査実施:クラウドワークス
調査期間:2024年03月12日
回答者数:25歳〜45歳の男女200名