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熊本|中華料理店が多くない?!八代市内の個性的な中華料理店【5選】

八代は中華料理天国

すぱいし~ず・尚

お出かけ・食べ歩き大好きなアラフォーライター・尚です。
突然ですが…熊本県南部の八代市って、中華料理店が多い気がしませんか?!
気になったら即行動タイプの私。すぐに八代にGO!
そこには、地元産の食材を使ったり、他店にはないようなオリジナルメニューを考えたりと、個性的な中華料理店が多数ありました。ここでは、私が特に気になった個性的な中華料理店を5店、ご紹介します。

目次

八代に中華料理店が多いのはなぜ?!

八代市中心部には、中華料理店が数多く点在しています。“そもそも、なんで中華料理店が多いんだろう?”

八代市国際課に尋ねてみたところ、市として把握している事実はないとのこと…。しかし、今回取材した老舗の八代飯店二代目店主・有田さんは「その理由をよく聞かれます。はっきりとしたことは分かりませんが、長崎から中華料理が伝わったことが理由の一つでは」と推測します。複数の店主の話を総合すると、老舗のお店を中心に徐々に発展してきたようです。やっぱり、私が多いと思ったのは、気のせいではなかったようです!

それでは注目の5店舗を紹介します!

1.小吃酒家 鮮(シャオチーシュケ シェン)

小吃酒家 鮮(シャオチーシュケ シェン) 香港式蒸し魚 100g 850円(一尾約300g〜500g)
香港式蒸し魚 100g 850円(一尾約300g〜500g)

八代(天草)の魚を蒸し上げた香港スタイルの料理

まず注目したのは、以前洋食のシェフだった店主が、広東料理の中でも熊本では珍しい香港スタイルの料理を手掛ける『鮮』。素材の味を生かした料理は、ワインにぴったり。八代市外や県外から通うお客さんも多いそうですよ。

「香港式蒸し魚」は、天草や八代などで取れたアコウ(キジハタ)を、魚の大きさや身の付き方に合わせて絶妙な火加減で蒸した人気メニュー。蒸した後に高温に熱したピーナツオイルをかけることでコクと風味がプラスされます。地元のしょうゆやナンプラーなどをブレンドしたソースとの相性も抜群です。

すぱいし~ず・尚

“蒸し魚”というネーミングから、あっさり・さっぱり系の料理をイメージしていましたが、実際いただくと今まで食べたことのない、味わい深い料理で感激しました!そして、とにかくワインの種類が豊富。どれを飲んでいいか分からない人には、料理に合わせてワインを選んでくれますよ。

(左)プリプリのエビとホウレンソウを使った「海老の蒸し餃子 季節の野菜入り」(3個)690円、(右)トマトを隠し味に使った「小籠包」(3個)690円など、香港式の飲茶も
(左)プリプリのエビとホウレンソウを使った「海老の蒸し餃子 季節の野菜入り」(3個)690円、(右)トマトを隠し味に使った「小籠包」(3個)690円など、香港式の飲茶も
シックでおしゃれな外観。店内もバルのような雰囲気です
シックでおしゃれな外観。店内もバルのような雰囲気です

ワインは全て私が試飲し、納得したものだけを置いています。ナチュラルワインを中心に種類も豊富です。こだわりの日本茶もあり、これらのドリンクに合う料理を日々研究しています

店主の藤澤孝司さんワインは全て私が試飲し、納得したものだけを置いています。ナチュラルワインを中心に種類も豊富です。こだわりの日本茶もあり、これらのドリンクに合う料理を日々研究しています
店主の藤澤孝司さん

小吃酒家 鮮(シャオチーシュケ シェン)

住所八代市本町1-1-1 高橋ビル1-B
TEL0965-62-8010
営業時間18時~23時OS
休業日水曜、不定
駐車場なし
インスタグラム@poteti429

2.八代飯店

八代飯店 鹿麻婆豆腐丼 980円(サラダ・スープ・漬物付き)
鹿麻婆豆腐丼 980円(サラダ・スープ・漬物付き)

鹿肉の麻婆豆腐丼 ジビエメニューが豊富にそろう

創業58年目の老舗『八代飯店』。自然栽培米や野菜、みそなど地元産の安全でおいしい食材にこだわった料理に定評があります。中でも、地元で駆除された鹿肉を使ったジビエ料理は、「命を粗末にせず、ありがたくいただく」という思いから始めたメニュー。

「鹿麻婆豆腐丼」は、本格四川風のパンチの効いた辛さが特長です。食感は馬肉に近く、食べやすいのも魅力。肉の臭みがなく、高タンパク質で低カロリー、鉄分多めとうれしいこと尽くし。その他、そぼろ丼やカレーもあります。

すぱいし~ず・尚

鹿肉って臭みが…と思っていたけど、本当に馬肉のような食感・味わいで、とってもおいしかったです!トマピーエンやエビチリなどに使われるトマトピューレは、年間約300㎏の規格外トマトを使って手作りしているそう(ちなみにピューレに加工すると60㎏程度に)。手間暇込めた料理は絶品でした♡

トマピーエン(930円)は、八代産の規格外トマトを糖度13度になるまで煮詰めて作ったトマトピューレを使った逸品。平太麺で食べ応え十分です
トマピーエン(930円)は、八代産の規格外トマトを糖度13度になるまで煮詰めて作ったトマトピューレを使った逸品。平太麺で食べ応え十分です
八代飯店

トマトピューレに使うトマトはハウスに通い、生産にも関わっています。食べ物を大事に、おいしくいただくことを意識しています。ジビエフェアなどにも出ていますよ

二代目店主の有田義教さんと三代目で娘の田原恵利花さん トマトピューレに使うトマトはハウスに通い、生産にも関わっています。食べ物を大事に、おいしくいただくことを意識しています。ジビエフェアなどにも出ていますよ
二代目店主の有田義教さんと三代目で娘の田原恵利花さん

八代飯店

住所八代市麦島西町4-1
TEL0965-34-4174
営業時間11時30分~14時30分(OS14時)、17時30分~21時(OS20時30分)
休業日火曜、不定
駐車場あり
インスタグラム@8246hanten

3.太桜

太桜 八代ラーメン 700円
八代ラーメン 700円

食用イ草を使ったオリジナル麺料理に注目!

創業50年を超える『太楼』は、東京・銀座で修業を積んだ先代・武部孝太郎さんが開いた店で、本町アーケードの中にあります。

地域の食材を使った料理が豊富にそろう中、開発したのが「八代ラーメン」700円。食用イ草の粉末を練りこんだ同店オリジナルの麺は、鶏ガラ・しょうゆベースのスープとも相性◎。日奈久みそと八丁みそを使ったあんかけがのっていて、食べ応えも抜群です。野菜をたっぷりとれるので、女性にも人気です。

すぱいし~ず・尚

イ草のラーメン?!と驚きましたが、全然違和感なくおいしくいただけました!イ草を練りこむことで栄養価も上がるそうですよ。抗菌作用もあるとか!鶏ガラ・しょうゆベースで優しい味なので、子どもから大人まで楽しめます。

食用イ草の粉末を練り込んだ麺はほんのり緑色。味は普通の麺とそこまで変わりませんが抗菌作用があり、栄養価も上がるそう
食用イ草の粉末を練り込んだ麺はほんのり緑色。味は普通の麺とそこまで変わりませんが抗菌作用があり、栄養価も上がるそう
本町アーケード内にある店舗は、店先に置かれた北京ダック窯がシンボル。春には移転する予定
本町アーケード内にある店舗は、店先に置かれた北京ダック窯がシンボル。春には移転する予定

太平燕以外の麺は全て、食用イ草の粉末が入った麺を使用しています。八代ラーメンは東京・銀座で修業した先代の思いがこもった逸品。世代を問わず人気です

二代目店主の武部小太郎さん
二代目店主の武部小太郎さん

太桜

住所八代市本町2-3-15
TEL0965-32-5833
営業時間12時~14時 ※夜は要予約
休業日月曜
駐車場なし
インスタグラム@chinesetaro27

4.熊本チャイニーズ

熊本チャイニーズ いもあめ1パック 500円
いもあめ1パック 500円

パリパリの食感で人気ナンバーワンの「いもあめ」

人気の中華料理店「謙張(ケンチャン)」系列のテイクアウト専門店『熊本チャイニーズ』は、お店で出される本格的な中華料理を自宅で手軽に味わえると好評です。唐揚げやエビチリ、チャーハンなどの定番料理からスイーツまで豊富にそろいます。

一番人気は「いもあめ」。食べやすい大きさにカットされた九州産のサツマイモにパリパリ食感のあんを絡めてあり、おやつにはもちろん、手土産にも喜ばれる逸品。週末には県外ナンバーの車も並びます。

すぱいし~ず・尚

パリパリの食感は一度食べたらやみつきに♡この食感のために、水分量が少ないサツマイモを選んでいるそう。熊本市内まで持ち帰っても、食感は変わらずでした。人気メニューの唐揚げも、1個がとても大きくて、おいしかったですよ!

精肉店の入り口にある店舗。注文を受けてから作ってくれるので、出来たてをいただけます
精肉店の入り口にある店舗。注文を受けてから作ってくれるので、出来たてをいただけます

熊本チャイニーズ

住所八代市海士江町2590
TEL080-5201-0575
営業時間10時~19時
休業日なし
駐車場あり
インスタグラム@kuma.chai

5.OFUKURO酒場 タンポポ

OFUKURO酒場 タンポポ トマトラーメン(昼)990円 (夜)1089円
トマトラーメン(昼)990円 (夜)1089円

トマトの酸味 ヘルシーなラーメン

『OFUKURO酒場タンポポ』は、ボリューム満点の料理がそろう人気店。夜は宴会もできる居酒屋として営業しています。

看板商品の「トマトラーメン」は、八代産の規格外のトマトをぜいたくに使用した、トマト好きにはたまらないメニュー。独特な太さ・ちぢれ具合の麺との相性も抜群です。ボリューミーですが、トマトそのものの自然な酸味で食べやすく、トッピングにレタスなどの野菜もたっぷりのっていて、ヘルシーなのもうれしいポイント。スープはご飯にかけてもおいしいですよ。

すぱいし~ず・尚

どんぶりを見た瞬間にその大きさにびっくり!でもほど良い酸味と多めの野菜で、あっという間に平らげました。ごろごろトマトがたっぷりのスープと白ご飯の相性が本当にgood。ぜひスープまで残さず味わってほしいです!

2階には宴会場もある広々とした店舗。広い駐車場も完備しています
2階には宴会場もある広々とした店舗。広い駐車場も完備しています

OFUKURO酒場 タンポポ

住所八代市大村町844-1
TEL0965-35-4339
営業時間11時30分~13時30分、17時~21時
休業日月曜
駐車場あり
インスタグラム@yatsushiro_tanpopo

取材を通して感じたこと “八代を盛り上げたい! 中華料理店の絆”

今回紹介した5店舗の歴史はさまざま。先代の味を受け継いだ店主や大阪の有名店で修業した店主など、それぞれの環境で研究を重ね、腕を磨いてきました。

中華料理店同士でバチバチのライバル!?と思いきや、お店同士で交流があり、10年ほど前にはこれらの店舗が集まって「中華街」と銘打った食のイベントを開いたこともあるそう。「創業者同士はここまでの仲ではなかったけど、今は一緒に八代を盛り上げようと一致団結しています」と太楼の武部さん。競合しながらもそれぞれの特長を尊重し合う、横のつながりの強さを実感しました。「同じ業種だからこそ、仕入れ先などの相談をし合える」「いい刺激になる」そうです。心温まる話を聞き、八代に中華料理店が発展した理由の一つだと感じました。

“中華天国”の八代には魅力的な店がたくさんあります。ぜひ食べに行ってみませんか。

(スタッフ尚)

約10年前に八代市内の中華料理店が集まって行われた「中華街」の様子。(写真は太楼・武部さん提供)
約10年前に八代市内の中華料理店が集まって行われた「中華街」の様子。(写真は太楼・武部さん提供)

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

八代は中華料理天国

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この記事を書いた人

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