芸術の秋、到来! 美術館を巡る旅

お出かけの秋、そして芸術の秋がやって来ました。熊本には個性豊かな美術館がいくつもあり、さまざまなアートに触れることができます。今回は、ドライブを楽しみながら訪れたい、魅力いっぱいの美術館を紹介します。

不知火美術館・図書館

つなぎ美術館

葉祥明阿蘇高原絵本美術館

湯前まんが美術館


個性豊かアートな空間

今回訪れたのは、それぞれの土地にゆかりのある作家の魅力に触れることができる美術館ばかり。草原を散歩したり、併設の図書館で読書をしたり、さまざまな楽しみ方もできます。新しい感性と出合える美術館へ出かけてみませんか。

Let's go on an art trip!

[南阿蘇村]葉祥明阿蘇高原絵本美術館

まるで絵本の世界 草原の散策も楽しんで

熊本市生まれの画家・絵本作家の葉祥明さんの作品を展示する美術館。葉さんが「心の故郷」と愛する南阿蘇村の丘の上にあります。館内で絵本や原画の展示を鑑賞したら、2万坪の草原へ。葉祥明さんの弟で館長の葉山祥鼎さんが丁寧に手入れをする、美しい散歩道が広がります。絵本に描かれた世界そのままで、少し歩くだけでリフレッシュができます。晩秋には、メープルやイチョウの紅葉も楽しめます。

コブシの木が立つ「ジェイクの丘」。他にも「ルリの庭」「ブルービーの庭」など、いろんなスポットがあります

スコットランドの景色をイメージして作られた美術館

スコットランドの景色をイメージして作られた美術館

「ジェイク」シリーズなどの絵本原画の展示

「ジェイク」シリーズなどの絵本原画の展示

兄弟が出版した絵本や書籍は500冊超。館内で販売も

兄弟が出版した絵本や書籍は500冊超。館内で販売も

晴れた日は丘から有明海まで見渡せます!

葉祥明さんの弟で館長の葉山祥鼎さん

葉祥明・葉山祥鼎兄弟が初めて合作で作った絵本の販売も

葉祥明・葉山祥鼎兄弟が初めて合作で作った絵本の販売も

9月下旬まで、幸せの青い蜂・ブルービーと会えるかも!

(2020年8月撮影)

店舗情報

葉祥明阿蘇高原絵本美術館

住所
阿蘇郡南阿蘇村河陽5988‐20
TEL
0967-67-2719
営業時間
10時〜16時(最終入館15時30分)
休業日
なし ※冬季休館あり
料金
大人450円、中高生250円、小学生150円
駐車場
30台

※立野-中松間は運休中


[宇城市]不知火美術館・図書館

図書館とカフェ併設 4月にリニューアル

宇城市ゆかりの芸術家の作品、約450点を収蔵する美術館。今年4月にリニューアルし、従来の図書館に加えてカフェや、絵本だけを集めた「こども絵本のいえ」を併設。魅力的なアート空間に生まれ変わりました。現在、企画展を開催中で展示室に所狭しと並んだ現代アートは大迫力です。ミュージアムショップでは地元作家関連の商品を販売。「こども絵本のいえ」内の壁画など、地元アートとの触れ合いも楽しめます。

開催中の企画展。映像を駆使したアートは大迫力です

開催中の企画展。映像を駆使したアートは大迫力です

「スターバックスコーヒー」を併設し、ブック&カフェスタイルで楽しめる図書館

「スターバックスコーヒー」を併設し、ブック&カフェスタイルで楽しめる図書館

宇城市から100マイル圏内を拠点にする作家の作品を集めたミュージアムショップ

宇城市から100マイル圏内を拠点にする作家の作品を集めたミュージアムショップ

「こども絵本のいえ」内の壁

「こども絵本のいえ」内の外の森

「こども絵本のいえ」内の壁や外の森には、熊本市出身画家・武内明子さんの作品も

【企画展】かなたをよむ:海と空のあいだのP

中野裕介/パラモデル

開催中〜10月15日(土)
料金/大人300円、高校・大学生200円 ※中学生以下無料

■冬には収蔵品展を開催予定

遊歩道でアートを探そう

店舗情報

不知火美術館・図書館

住所
宇城市不知火町高良2352
TEL
0964-32-6222
営業時間
9時〜18時(土曜〜21時)※図書館は〜21時
休業日
なし ※展示入れ替え時は美術館休館
駐車場
約200台

[津奈木町]つなぎ美術館

芸術作品が点在 「アートの町」満喫

津奈木町は町じゅうに芸術作品が点在し、全国のアーティストを招くプロジェクトも企画する「アートの町」です。開館21年目の美術館は、最先端の現代アート企画展や県ゆかりの作家の展覧会を開き、さまざまなアートに触れることができます。現代美術家・柳幸典氏によるラッピングが施されたモノレールで舞鶴城公園まで上ったり、町じゅうのアート巡りを楽しんだりと、美術館の中でも外でも芸術を味わえる環境です。町を周遊できる電動トゥクトゥクの貸し出しもスタート予定!

人口4000人規模の町としては珍しい町営の美術館。気鋭作家の企画展が話題

人口4000人規模の町としては珍しい町営の美術館。気鋭作家の企画展が話題

【企画展】光と陰のアンソロジー この世界にただ独り立つ

平川恒太 山本草介 外山恒一

3人の表現者が社会での出来事を独自の視点で捉え、それぞれ異なる手法で人々に伝える、時代へ切り込む展示。
開催中〜11月13日(日)
料金/大人300円、
高校・大学生200円、
小・中学生100円

ロビーには、同町に滞在して制作をした作家・幸田千依さんの大型作品

ロビーには、同町に滞在して制作をした作家・幸田千依さんの大型作品

「幸せの鐘」を鳴らしましょう!

モノレールで上った「舞鶴城公園」展望所。岩野勇三氏の絶作となった彫刻も

モノレールで上った「舞鶴城公園」展望所。岩野勇三氏の絶作となった彫刻も

豪雨災害後、今年3月に運行再開したモノレールも、アートのラッピング

豪雨災害後、今年3月に運行再開したモノレールも、アートのラッピング


その他にも車で約5分 アートめぐり

達仏(たつぶつ)

世界的にも著名な現代アーティスト・西野達氏の作品。生木を彫り出した33体の仏像が、神秘的な空間をつくり出しています

世界的にも著名な現代アーティスト・西野達氏の作品。生木を彫り出した33体の仏像が、神秘的な空間をつくり出しています

石霊(いしだま)の森

水俣病の記憶を題材にした大型野外作品。石の割れ目からは水俣病語り部の語りや、石牟礼道子の詩の朗読などが聞こえます

水俣病の記憶を題材にした大型野外作品。石の割れ目からは水俣病語り部の語りや、石牟礼道子の詩の朗読などが聞こえます

店舗情報

つなぎ美術館

住所
芦北郡津奈木町岩城494
TEL
0966-61-2222
店舗ホームページ
http://www.town.tsunagi.lg.jp/Museum/
営業時間
10時〜17時(入館は16時30分まで)
休業日
水曜
駐車場
13台

[湯前町]湯前まんが美術館

漫画文化の歴史と魅力 たっぷりと体感

湯前町出身の政治風刺漫画家・那須良輔の作品約7000点を収蔵。日本の漫画文化の原点である風刺漫画の面白さを体感できる美術館です。常設展示室では「戦争と平和」がテーマの企画展を開催中で、世界情勢が不安定な今、心に刺さる作品ばかり。県出身漫画家の作品を閲覧できるスペースもあります。10月10日(月・祝)までは漫画家色紙展を開催。戦後から現代までさまざまな漫画家のイラスト付き色紙が並びます。漫画をより深く楽しめるスポットです。

常設展示室「戦争と平和」展。戦中に従軍し戦後は反戦を訴え続けた那須の人柄も分かる展示です

常設展示室「戦争と平和」展。戦中に従軍し戦後は反戦を訴え続けた那須の人柄も分かる展示です

若い力で美術館を盛り上げています

「地域おこし協力隊」でスタッフの中尾章太郎さん(左)と髙橋颯希(さつき)さん

那須の貴重な原画を見ることができます

那須の貴重な原画を見ることができます

知っている漫画家の色紙を見つけるのが楽しい「色紙展」も話題です


その他にも徒歩すぐお立ち寄り

ユノカフェ

地元の精肉店とコラボした人気の「ユノバーガー」(単品440円、写真はランチAセット880円)

ボリューム満点ジューシー!


湯前まんが図書館

約4000冊もの漫画を閲覧できます(貸し出しはなし)。カフェやウッドデッキ内に持ち出して読んでもOK!

湯前駅横にある「湯前駅レールウイング」。くま川鉄道の列車を見ながらくつろげる空間

店舗情報

湯前まんが美術館

住所
球磨郡湯前町1834‐1
TEL
0966-43-2050
営業時間
9時30分〜17時
休業日
年末年始
料金
一般・大学・高校生300円、小・中学生100円、小学生未満無料
駐車場
70台