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子どもとの思い出づくりを大切にしたい 今の家計管理で教育資金は大丈夫?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.子どもとの思い出づくりを大切にしたい 今の家計管理で教育資金は大丈夫?

子どもたちが生まれた当時は収入が少なく生活もギリギリでした。その頃から家計簿を続けており、収支は年間の平均額です。

車維持費は、ガソリン代や自動車保険、自動車税など関連支出の総額です。小遣いには、夫のたばこ代や飲み会代、私の美容室やネイル代なども全て合計しています。

この春、上の子の中学入学で制服代など出費がかさみ貯蓄を取り崩しました。今の家計管理で、先々の教育資金は大丈夫でしょうか。子どもたちは、思い出づくりを大切にして育てたいと考えています。

A.一時蓄え減らしても、目的通り 教育費ピーク後は再び黒字家計に

その昔「モノより思い出。」のコピーとともに流れていた車のCMを思い出しました。同じお金を使うなら、モノを購入するよりも思い出に投資する方が、幸福度が上がるということは、数々の心理実験で明らかにされているそうです。貯蓄目的についても「子どものため」と即答いただき、明確な価値観を持って家計管理に当たっておられる姿勢に共感を覚えました。

入学準備のために貯蓄を減らしたことがちょっと悔しいのだそう。私には、蓄えた資金を目的通り立派に活用されたように見えましたよ。この先、上のお子さんの高校進学までは、年100万円ペースで黒字が見込めそうです。以降、進路次第では教育費ピーク期に蓄えを吐き出してしまうことになる可能性も十分に考えられますが、それも「目的通りの活用」です。お子さんの独立後は、40代で再び大幅な黒字家計に戻るはず。資産形成も再開できると思います。

現在の資産構成を拝見するに、安全資産は十分に積み上がっているようです。この先、月々積み立て分については、積立投資の比率を高めるのも一考かと思います。現在は、つみたてNISAにお取り組みですが、夫が自営業で国民年金のみであることを考えると、老後資金づくりにも着手しておきたいところ。iDeCo(個人型確定拠出年金)の採用もぜひ検討してみてください。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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