夫の海外転勤のため退職することに 今後の資産形成、どうすればいい?【家計簿チェック】

Q.夫の海外転勤のため退職することに 今後の資産形成、どうすればいい?


夫の海外転勤のため退職しました。その結果、毎月25万円ほどの収入減と、引っ越し費用などに出費がかさむことに不安を感じています。
私が育休から復職した後は毎月20万円前後貯蓄できていましたが、今後はそれができなくなります。子どもの就学のタイミングと重なることもあり、今後の資産形成にも大きな影響が出そうです。NISAなどについてアドバイスいただきたいです。
引っ越しが落ち着いたら私も扶養内で働く予定です。今後も転勤の可能性があるため家の購入は考えていません。
A.海外居住中はNISA口座使えず 貯蓄して、今後の投資への準備を
まず、現在の収入・支出のまま、4年後から晩白柚さんの収入を月8・7万円としてキャッシュフローを考えます。その結果、第2子が大学を卒業する時点で約1500万円、65歳時点で退職金込みで約5500万円の貯蓄ができると思います。
ただ、今後の教育費や居住環境の変化などを考慮すると、65歳時点でさらに1000万円上乗せすることを目指してはいかがでしょうか。
海外転勤が3年間とのことですが、NISA口座では海外に居住されている間、金融商品を購入できません。引っ越しまで時間がなく、さらに引っ越し費用がかかることもあり、NISA口座投資は帰国された後でよいと思います。ちなみに、iDeCoは可能ですが、海外居住の場合は節税効果が薄いため、こちらも帰国後でOKです。
そこで、4年後から月4万円を30年間・年利3%で運用されてはいかがでしょう。65歳時点で約6500万円の貯蓄になると思います。
また、海外居住の間は、会社から手当が出て、居住費も補助があるのではないでしょうか。国によりますが、税金の支払いも抑えられると思います。さらに、日本よりも物価の安い国であれば、生活費も抑えられるでしょう。そこで、この3年間はしっかり貯蓄されて、投資の準備をされてはいかがでしょうか。
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