家飲みを格上げするテクで最高においしいビールを飲みたい!
仕事から帰り、わが家でビールの缶をプシュッと開ける瞬間は、とっても幸せなものです。これが居酒屋のジョッキで飲むようなキンキンに冷えた絶品ビールだったら…。そこで、すぱいし~ず・尚が、自宅でおいしいビールを飲むためのコツを教わってきました。
温度やグラスの手入れでビールの味は変わる!
立派なサーバーなどもない自宅でビールをよりおいしく味わうには?サントリー九州熊本工場の岡村さんに尋ねると「ビールは製品ごとに味わいや香り、泡の質などが異なり、お店ではそれぞれの良さを一番引き出せる工夫が施されています。自宅で楽しむ際も、温度やグラスの手入れなどに気を付ければ、よりおいしく味わえますよ」と教えてくれました。また、数あるアルコール飲料の中でも、ビールは最も日常的に飲まれるお酒。「ビールは食事に合うように作られているので気軽に楽しんでほしい」と岡村さん。居酒屋クオリティーのビールを自宅で再現するため、気合たっぷりで臨みました!
教えてくれたのは
ビールの味わいは麦芽とホップ、水が決め手。ザ・プレミアム・モルツの場合は、きめ細かな泡と繊細な味わい、華やかな香りを楽しめるのが特長です。
サントリー九州熊本工場
住所 | 上益城郡嘉島町北甘木八幡水478 |
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TEL | 096-237-3860 |
営業時間 | 9時30分〜17時 |
休業日 | 年末年始・工場休業日 |
グラスの形
グラスによって味わいや香りなど、よりビールの魅力が引き出されます。下記は一例。
ピルスナーグラス
グラスの背が高く底が絞られているので、底から程よい泡が立ち上がります。ジョッキよりもガラスが薄いので、繊細な味わいを満喫できます。
チューリップグラス
広がった胴と絞られた口で、香りを膨らませて閉じ込める効果があり、ビールの香りや味わいをじっくりと楽しめます。
ジョッキのように持ち手が付いているグラスは、手の温度が伝わりにくいのが利点。
泡
泡の質は、麦芽やホップ、製法によって変わります。ふたの役割もあり、炭酸ガスや風味が抜けにくくなる上、温度の上昇を防ぎます。
注ぐ量
一般的に液体と泡の黄金比は7:3といわれています。時間がたつと泡は消えていきますが、飲むたびにグラスが傾くので液体に刺激が加わり、泡が再生します。
温度
夏場は4~6℃、冬場は6~8℃が最もおいしく飲めるといわれています。
飲む前の準備
缶は飲む2〜3時間前までには冷蔵庫に入れましょう。冷やし忘れた場合は、氷水に20〜30分漬けて。急いで冷やそうと冷凍庫に入れるのはビールの風味が落ちたり缶が破裂したりするので厳禁! 泡も立ちにくくなります。
便利グッズを使う
「神泡サーバー」(2420円)は超音波振動で、きめ細かな泡を作り出すビールサーバー。ザ・プレミアム・モルツ専用。
グラスの洗い方
油がグラスに付くと、泡持ちが悪くなるので、グラス専用のスポンジで洗いましょう。底まで洗えるような長さのものが便利。洗ったグラスは自然乾燥で乾かします。布巾で拭くと繊維が残ってしまい、泡持ちが悪くなります。食器洗い機を使う場合は、他の食器は入れず、グラスだけを洗いましょう。
注いでみよう
おすすめのおつまみ
定番の枝豆、刺し身などはどのビールとも相性◎。ザ・プレミアム・モルツの場合、ビールの炭酸ですっきり食べやすくなる揚げ物や、ビールと同じ発酵食品のチーズを使ったメニューとの相性がいいのだとか。
自宅で実践してみました
朝からきれいに洗って自然乾燥させたグラスと缶ビールを冷蔵庫に入れて出勤。帰宅後、グラタンとコロッケなどを調理。配膳が済んだところで、ビールを出し、習った注ぎ方で「7:3」を実践すると…。おお~、泡の状態も完璧! 喉越し最高! グラタンとコロッケはビールともよく合いました。何より子どもたちと別メニューを用意しなくていいから楽♪ 一日の終わり、極上のおうちビールで癒やされました。