"お金のプロ"がズバリ!家計簿チェック
今回答えてくれるのは「浦田幸助さん」
Q.
子どもの成長に伴いお金が必要になってくると思い、準備をしています。内訳としては、定期預金を中心に外貨建ての終身保険や変額個人年金保険・個人年金保険などに入っています(以上の保険は一時払い)。他にも、NISAとiDeCoを行っており、今後毎月のNISAの積立金額を増やすか迷っています。
また、住宅ローン(借入金利0.75%、35年返済)について、ローン控除が終了する時点で、可能な限り繰り上げ返済をした方がよいか知りたいです。
さらに、節税のためにふるさと納税を始めてみようと思っていますが、いかがでしょうか。
A.
お子さまの教育費や老後資金の準備など将来に向けて備えておられるのがよく分かります。
しかし、現時点で払い込み済みの保険以外に、年間60万円以上の保険料は高額ではないでしょうか。保険料以外の支出費用を抑えることで家計的には黒字を維持できていますが、お子さまの成長に合わせて、生活費やレジャー費が増えてくると厳しくなるかもしれません。
そこで、生命保険のスリム化をお勧めします。お聞きした限りだと、ご主人の死亡保障は合計で6000万円近くあるようです。共働きである点や貯蓄金額、住宅ローンの団体信用生命保険も考慮すれば、半分ほどに減らしてもよいのではないでしょうか。
投資について、このままいけばドラちゃんさんが53歳の時点(第2子22歳)で貯蓄は4000万円程度に達すると予想されます。よって、リスクを取って積極的に資産を増やす必要はあまりなく、運用するなら安全性の高いもので長期投資を心掛けるとよいでしょう。
住宅ローンの繰り上げ返済についてですが、今のように低い金利であれば、急に金利が上がらない限り、繰り上げ返済をする必要はないと思います。
ふるさと納税は、あくまで寄付ですので、節税にはなりません。ご注意ください。
うらた こうすけ
浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP(R))、一級ファイナンシャルプランニング技能士。
https://www.sfpmoney.jp/
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次回の予定は
転勤族で、当面は賃貸住まいを希望
子どもにどれだけ投資できる?
お楽しみに!
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