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子どもが小さいうちに貯蓄をしたい 今後の家計管理についてアドバイスを【家計簿チェック】

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.

マイホームを一昨年購入し、35年返済の住宅ローン(借入額2300万円、金利は0・39%)を組みました。ローンの返済が完了するのは夫が76歳の時で、定年退職後になります。そのため、夫には退職後も働いてもらいたいと思っています。ちなみに、夫の昇給はあまり期待できません。子どもがそろそろ小学校中学年になるので、私も正社員として働きたいと考え、資格を取得しました。

子どもが小学生のうちに学費と老後資金を増やそうと、今年から貯蓄に回す金額を増やしましたが、今後どのように家計管理をしていけばよいのかアドバイスをお願いします。

A.

小遣いと交際費の額が少し多い気がしますが、それ以外は特に問題はないようです。また、生命保険は共済保険のみということで保険料がかなり少ないですが、お聞きしたところ、別途支払い不要の保険をお持ちで必要保障額をカバーされているとのことでした。よって、こちらも問題ないでしょう。

現状の家計で、ご主人の収入増加率を0・05%に抑えて65歳退職、退職金なし、奥さまは引き続きパート収入で60歳まで就労のパターンでシミュレーションしてみたところ、グレーさんが80歳時点で1500万円程度の貯蓄は維持することができると思います。

不安要素を挙げるとすれば、住宅ローンの金利が、今後上昇することが考えられます。現在借り入れておられる住宅ローンは、変動金利ないしは3年間など短期固定金利ではないでしょうか。仮に8年目からローン金利が1・5%に上昇したと考えてシミュレーションしてみると、80歳時点で1100万円程度の貯蓄に下がります。

この不安を解消するには、ご主人の再就職や奥さまの収入を増やすことも一つの方法かもしれません。ただ、老後まで時間がありますので、貯蓄を運用商品で行うことも考えてみてはいかがでしょうか。運用成績次第でどの程度就労をするかを決めてもよいと思います。

次回の予定は

車の買い換えを検討
現金購入とローン利用、どちらがよい?

お楽しみに!

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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