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かすむ、ぼやけて見える白内障 両眼の手術が一日で可能に【メディカル百科】

眼科こがクリニック 院長 古賀 貴久氏

目次

眼科編

最近、物がかすんで見えることはありませんか。その症状、目の水晶体が濁り、視力が低下する白内障かもしれません。症状や治療法について、専門医に詳しく聞きました。

─白内障はどのような病気ですか。

目の中のレンズの役割をする水晶体が濁り、見えにくくなる病気です。初期には、水晶体の濁りで目の中に入る光が散乱するため、まぶしかったり、暗い場所で見えづらかったりする症状が見られます。水晶体の濁りがさらに進むと、視野が全体的にかすんで、ぼやけて見えるようになり、使っていたメガネが合わなくなることもあります。

─白内障の治療は。

根本治療は手術となります。水晶体の濁りを超音波で取り除き眼内レンズを移植します。2㎜程度の小さな傷口からの手術が可能で、日帰り手術が一般的です。医療機関によっては、両眼を同じ日に手術することも可能で、当院でも約半数の方が両眼同日の手術を希望されます。忙しい方や遠方から来院する方には好評です。ただ目の状態によっては、別日での手術を勧めることもあります。

─手術する時期を先延ばしにしてきた人も多いと聞きます。

手術のタイミングを悩む人が多いと思いますが、基本的には見えづらさの程度によって判断するとよいと思います。ただし、極端に症状が進行すると、手術が難しくなることもあります。また緑内障や加齢黄斑変性など、初期のうちに治療を開始した方がよい病気もあるため、見え方の異常を感じたら、信頼できる眼科の受診をおすすめします。

─手術前後はどれくらいの通院が必要ですか。

医療機関によって異なりますが、当院で手術を希望される場合は、術前は手術日の決定と予約、術前検査、術前説明と3回の来院が必要です。術後は、翌日と翌々日に診察を行い、術後1週と1カ月の診察で、経過が良ければ終了です。痛みの原因となる目の中の圧力変動を抑える圧力センサーが内蔵された手術機械が開発され、手術中に痛みを感じる方もほとんどいなくなりました。不安の強い方には、リラックス効果のある低濃度笑気麻酔を使用できるので、気軽にご相談ください。

白内障ではレンズの役目をする水晶体が濁り見えにくくなる
白内障ではレンズの役目をする水晶体が濁り見えにくくなる

眼科こがクリニック

住所熊本市中央区八王寺町40‐5 
TEL096-377-1701
営業時間(受付)月~木曜 8時30分~11時、13時30分~16時30分 金・土曜  8時30分~11時30分
休業日金・土曜午後、日曜、祝日
HPhttps://gankakoga.com
インスタhttps://instagram.com/gankakoga_clinic?igshid=YmMyMTA2M2Y=

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

眼科こがクリニック 院長 古賀 貴久氏

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この記事を書いた人

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