最初の一歩が肝心!お年玉で学ぶ金銭感覚【子育てラボ】
目次
[VOL.494]知る・学ぶ
子どもが将来、大人になった時に自立した生活を送るためには、幼少期からお金に関する教育を受けることが大切です。お年玉は、お金の管理方法について学ぶ絶好の機会です。小学生までに身に付けたい金銭感覚について専門家に教えてもらいました。
小学生までに身に付けたい金銭感覚とは?
(1)お金には限りがある
欲しいものを全て手に入れることはできません。買い物などの体験を通して、お金には限りがあることを肌で感じられる機会を増やしましょう。
(2)「必要」と「欲しい」を分ける
買いたい物を「必要なもの」と「欲しいもの」に分ける判断力は、金銭感覚を養う上で大事な柱です。「これを購入したらどうなるかな?」と親子で一緒に考え、最終判断は子どもに委ねて区別できる価値観を育んでいきましょう。
(3)お金をためる
お金をためることも子どものうちに学んでおきたいお金の知識です。お年玉をきっかけに子ども名義の口座を開設してためるのもおすすめです。
[実践編]お年玉でお金の管理トレーニング
いつもは手にしない大金をどのように管理したらいいのか、お年玉をきっかけにトレーニングしてみましょう。子どもに最終決定してもらうことがポイントです。
ステップ(1)
お年玉で何をしたいのか、何ができるのかを親子で一緒に考えてみましょう。話せる雰囲気と聞き上手を心掛けて。
ステップ(2)
「欲しい物を買う」「貯蓄する」など、子どもが決めたことをその通りにやってみましょう。
ステップ(3)
うまくいったら褒めて、失敗したら次はどうしたらいいかを考えましょう。振り返ることで子どもはお金の管理を学びます。
お金のことを楽しく学べる小学生向けコンテンツ
「うんこお金ドリル」(うんこドリル×金融庁)
子どもたちに人気の「うんこドリル」を出版している文響社が金融庁とコラボして作成したウェブコンテンツ(無料)。クイズ形式で分かりやすく解説してくれるので楽しく学べます。
教えてくれたのは
消費者教育NPO法人 お金の学校くまもと
徳村 美佳さん
お金は生きるための道具です。はさみと同じで使い方を間違えると危険なことも。子どものうちから金銭感覚を養いましょう。