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視覚機能をトレーニングして子どもの「見る力」を育てよう【子育てラボ】

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[VOL.521]知る・学ぶ

子どものうちに「見る力」を育てることで、生活や学習上の問題を改善したり、運動のスキルアップにつながったり、さまざまなメリットがあるといわれています。そのトレーニング法についてメガネの大宝堂の松岡佳祐さんに教えてもらいました。

「見る力」とは?

「見る力」には、(1)見たい物がはっきり見える「視力」(2)両目でバランスよく物を立体的に見る力(3)目から取り込んだ情報を脳で処理する力があります。これらの機能を高めるには、眼球を動かす6つの筋肉を鍛えることが効果的で、トレーニングに最適な年齢は6〜13歳といわれています。

子どもの「見る力」を高めるとどうなる?

物を目で正しく捉える力が高まるので、見た物を正確に認識したり、体を自分のイメージ通りに動かしたりする機能アップにつながります。

「見る力」をチェックしてみよう!

□ボール遊びが苦手
□黒板をノートに写し取ることが苦手
□漢字がなかなか覚えられない
□歩いていてつまずくことが多い

上記の症状が見られる場合は、専門家に相談しましょう。近年は、ゲームやスマホの普及により目の調整機能が低下する子どもが増えています。ゲームやスマホを見た後に遠くを見ることを習慣付けましょう。

「見る力」を高めるためのトレーニング

大切なのは、毎日コツコツ続けること。1日5〜15分を目安に無理なく楽しみながら親子でチャレンジしてみてください。

STEP(1) 追っかけ運動

見たい物に素早くピントを合わせる力を高める眼球運動です。目だけを動かして、1語1語声に出しながら確実に読み上げましょう。時間制限はありません。

【横の運動】
左上の「お」から横に読み進めていく。
1段目が終わったら2段目以降も左から右へ読むことを繰り返す。

【縦の運動】
右上の「に」から縦に読み進めていく。

STEP(2) 飛躍運動

多くの中から見たいものを捉える時に役立つ運動で、「黒板とノートを交互に見る」「人混みの中から探している人を見つける」といった目の動きがスムーズになります。

左上「お」→右下「し」→上の左から2番目「り」→下の右から2番目「の」…というように、頭を動かさず斜めに目をジャンプさせながら読み進める。

教えてくれたのは

メガネの大宝堂 オプトメトリスト
松岡 佳祐(けいすけ)さん

近くを見た後は遠くを見るようにしましょう

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

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