生活リズムを整えて元気に! 親子の早寝早起き大作戦【子育てラボ】

目次
[VOL.556]知る・学ぶ
正しい生活リズムは、子どもの成長に欠かせません。子どもと保護者に対し、基本的な生活習慣づくりを推奨している県義務教育課の彌永有香さんに、早寝早起きについて聞きました。
教えてくれたのは
例年夏休み終わりには「くまもと 早ね・早おきいきいきウィーク」の取り組みも行っています。


睡眠時間の目安は?
睡眠は心身の休養に加え、脳と身体の成長に欠かせません。米国睡眠医学会は1日に、1〜2歳児は11〜14時間、3〜5歳児は10〜13時間、小学生は9〜12時間、中高生は8〜10時間の睡眠の確保を推奨しています。昼寝をしない場合は起床時間から逆算して、就寝時間を決めましょう。


朝起きてまずすることは?
朝の光を感じよう
日光を浴びることで気持ちがすっきりします。カーテンを開け、部屋を明るくしましょう。雨の日や曇りの日も効果があるとされています。


朝食を食べよう
朝ご飯は生活リズムの要。脳のエネルギーであるブドウ糖を含む食事を、よくかんで食べることで、脳や消化器官、体全体が目覚めていきます。


良い睡眠のために
乳幼児期は、親の睡眠習慣が子どもに強く影響します。家族ぐるみで規則正しい生活に取り組むことも大切です。
暗く静かな環境づくり
部屋を少しずつ暗くし、静かな環境を整えます。


デジタル機器は1時間前まで
スマートフォン、ゲーム機などのデジタル機器は、寝る1時間前までにやめます。強い光は、入眠を遅らせてしまいます。
同じ時間、同じルールで生活
寝る時間、寝るまでの流れを決め、ルーティン化するのも効果的。読み聞かせや子守歌を歌うことなどを、寝る前の決まった時間に実行してみましょう。


昼寝はしてもいい?
4〜5歳前後から、昼寝は必ずしも必要ではなくなります。寝付きが悪い場合、昼寝は避けておきましょう。
参考資料:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」