Vol.55 花言葉の魅力【熊大生のイマドキヒマドキ?】
熊本の旬な情報を発信しているKumarismのメンバーが、大学生ならではの偏った目線でモノコトを熱く語ります!
Yuu
花言葉が好きな文学部1年生。くるみやアーモンドにも花言葉があると知ってびっくり。
私は花言葉が好きで、身近な花や本や映画で登場した花言葉をまとめた「花言葉ノート」を作っています。
今回は、花言葉の面白さについて紹介したいと思います。
小さい頃、母の日に渡すカーネーションには「感謝」という花言葉があると知りました。
花を贈ることで花だけではなく言葉も贈ることができるのがすてきだと思い、気になる花言葉を本やインターネットを使って調べるようになりました。
花言葉はとても面白いものです。
例えば、四つ葉のクローバーは「幸福」という花言葉を持ちながら「復讐(ふくしゅう)」という花言葉も持ちます。
更に、五つ葉なら「財運」、六つ葉なら「名誉」というように葉の枚数によっても花言葉が変わります。
これは花言葉の起源が、地域ごとに異なる文化や伝承にあるからです。
花言葉の数だけ文化や伝承があると考えるとわくわくしませんか?
四つ葉のクローバーの「幸福」という花言葉は、キリスト教で、四つの葉が十字架のようで聖なる力があるとされたことが由来だといわれています。
一方で「復讐」は四つ葉のクローバーを他人に見せることで他人の幸せを奪い取ることができるという黒魔術説に由来していると言われます。
私は、この一つの花が複数の花言葉をもつという多様性こそが花言葉の魅力であり、面白さでもあると思います。
花言葉は、花を贈る時だけでなく、雑貨などを選ぶときも意識してみるといいですよ。
私は青バラの柄のノートを愛用しています。花言葉は「夢かなう」。私の一番好きな花言葉です。
昔は青バラは咲かせることが不可能な花だと言われており、花言葉は「不可能」でした。
しかしバイオテクノロジーの発達によって青バラは誕生し、それに伴って花言葉も変化しました。
不可能を可能に、そんな花言葉にあやかって私も夢をかなえたいです。
デザインもですが、花言葉も相まって私のお気に入りのグッズになっています。
また、花言葉が映画や本、漫画の伏線になっていることもあります。
ある漫画では登場人物の性格やストーリーなどが、表紙に描かれている花の花言葉と一致していました。
途中でこの伏線に気付き、そのことに留意して読み直してみると、新たな視点でその漫画を楽しむことができました。
皆さんもお気に入りの作品に登場した花言葉について調べてみるとより深くその作品を味わうことができるかもしれません。
あと1か月ほどでクリスマス。クリスマスを彩る赤い花といえば、ポインセチアですね。
もう少しするとリースやクリスマスツリー、お店の飾り付けなどさまざまなところで目に入るようになるでしょう。
ところでポインセチアの花言葉を皆さん知っていますか?
赤いポインセチアは「祝福する」や「聖夜」などの花言葉を持ちます。
まさに、クリスマスにぴったりの花言葉です。
赤いポインセチアを目にしたときにはこの花言葉を思い出してみてください。例年より少しだけ特別な気分を味わうことができるかもしれませんよ。