「35年目のラブレター」支え続けてくれた最愛の妻へ思いをつづりたい男の努力【カルチャールーム】

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35年目のラブレター 公開中
戦時中に貧しい家庭で育ち、学校に通えなかったため字の読み書きができないまま大人になった西畑保さんと、そのことを受け入れて長年連れ添った妻・皎子(きょうこ)さんの実話の映画化です。
腕のいい寿司(すし)職人の保は、自分に寄り添い続けてくれている皎子への感謝の気持ちを自分で書きつづるため、定年退職を機に夜間中学校に入学。字を習得しようと奮闘します。そんな西畑夫妻の現在と若き日のドラマが交互に描かれ、笑福亭鶴瓶と原田知世、重岡大毅と上白石萌音がそれぞれの世代の夫妻を好演。
生きづらい世の中での苦闘の物語ですが、随所にちりばめられた吉本新喜劇ネタなどのユーモアが、映画全体を温かい雰囲気に包んでいます。まさに笑いと涙がいっぱいの、感動の夫婦愛の物語です。
(フリーライター 上妻祥浩)
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