【566号】すてきびと – 終活カウンセラー 今村 由美さん

エンディングノート作成を通じ「生と死」を考えるきっかけづくりを


1964年、熊本市生まれ。看護学校卒業後、京都を皮切りに看護師としてのキャリアを積み、ホスピス病棟、訪問看護、企業ナースなどを経験。昨年、看護師を辞め、ファイナンシャルプランナーに。趣味は筆文字やパステルアート。現在、母と2人暮らし。
ここ10年で認知度が高まっている「終活」ですが、実際に行うとなると、「何から始めればよいのか分からない」という人もまだ少なくありません。今村さんは、その“入り口”ともいえるエンディングノートの普及と作成のアドバイスを行う終活カウンセラーです。
約30年間、看護師として人の生死に関わってきた経験から、「いかに死ぬかを考えることが、残された人生をより豊かにし、“後悔のない生き方”や“幸せな死”につながる」と考え、昨年、カウンセラーの資格を取得。現在は、本業の保険外交員の傍ら、主にオンラインでエンディングノートの書き方を指導したり、「死」について語り合う場を設けたりしています。
「ノートを書くことはあくまで(終活の)スタート」と話す今村さん。「死」を考えるには、健康、遺言、相続などさまざまな要素が含まれるので、「必然的に家族など周囲の人と話し合う機会が増える」といいます。「タブー視しがちな死やお金のことを、あえて文字にして話し合うことで、自分の未来や生き方を考えるきっかけにしてほしい」
Time Schedule
- 7:00 起床
- 9:00 保険外交員として訪問活動
- 13:00 昼食
- 14:00 午後の訪問活動
- 19:00 帰宅、夕食
- 20:00 オンラインでの終活セミナー&カウンセリング
- 23:00 就寝
Information
災害やコロナ禍で“突然の別れ”が誰にとっても他人事ではなくなっている今こそ、エンディングノートが大切です。