手描きのイラスト付き御朱印が人気 神社に足を運ぶきっかけに【すてきびと】
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別所琴平神社 藤岡 久子さん 高村 寿里さん
中央区にある別所琴平神社のイラスト付き御朱印がSNSで話題になり人気を集めています。神殿にお面が飾られる「大天狗(てんぐ)様」と「烏(からす)天狗様」が御朱印に描かれるようになったのは3年前から。巫女(みこ)長の高村さんが文字の練習中に何げなく描いた天狗の絵が権禰宜(ごんねぎ)の藤岡さんの目に留まり「神々しさすら感じられ、彼女にしか描けない絵」と、御朱印に採用されました。
イラストを描く高村さんと、文字を書く7人の書家からなる「御朱印チーム」で作業に当たります。縁起のいいもの、季節を感じるものをモチーフに毎月デザインを変更。5月は同神社のマスコットである猫をモチーフにしました。「同じ絵、同じ文字が2枚とないのが手描きの良さ。『宝物にしたい』など、ありがたい言葉をいただくと、励みになります」と高村さん。
御朱印が完成する間、お茶とお菓子を振る舞うのが同神社の昔ながらの作法。「参拝者と言葉を交わすことが楽しみ」と藤岡さん。普段はあまり神社に足を運ばない人たちも、御朱印をきっかけに来てくれたらと、2人は話します。
Information
毎月10日は「こんぴら詣り」、6月30日は「茅の輪くぐり」。
御朱印の情報はHPで。
https://bessho-kotohirajinjya.or.jp/