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宮崎駿さんの夢が詰まった絵物語【つんどく よんどく】

「シュナの旅」宮崎駿著 徳間書店 文庫 660円
「シュナの旅」
宮崎駿著
徳間書店 文庫 660円

目次

「シュナの旅」

日本を代表するアニメ映画監督、宮崎駿さんが描き下ろし、1983年に出版されたオールカラーの絵物語です。中にはナウシカ、ラピュタ、もののけ姫などに通じるエッセンスがちりばめられています。

物語はチベットの民話「犬になった王子」が基になっています。穀物を持たない貧しい国の王子は苦難の旅の末、竜王から麦の粒を盗み出します。そのために魔法で犬の姿に変えられてしまいますが、一人の娘の愛によって救われ、ついに祖国に麦をもたらすのです。

どんな状況にあっても、生きようとする人間のたくましさ、優しさ。それらが美しい絵の中に表現されています。

宮崎さんは初めてこの民話を読んだ時から、アニメ化が夢だったそうですが、企画が通らず断念。自分なりの映像化ということで、この絵物語を描いたそうです。まさに全身全霊が込められた作品なのです。

紹介するのは

長崎書店 石川 龍一さん
長崎書店 石川 龍一さん

JPIC読書アドバイザー。精神世界、コミック担当。ブックカルテで本の選書サービスやってます

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

「シュナの旅」宮崎駿著 徳間書店 文庫 660円

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