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なかなかお金がたまらず焦りが… 子の進学は国公立大でないと厳しい?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.なかなかお金がたまらず焦りが… 子の進学は国公立大でないと厳しい?

毎週、記事を読んで参考にしています。自分と同世代ながら貯蓄額が1桁多い人も時々いて焦ります。

無駄遣いはしていないつもりですが、毎月、通帳には思うほどお金が残りません。子どもは将来、大学まで行かせたいと思っています。国公立でないと厳しいでしょうか。

増収を図るため、妻に正社員になることを持ち掛けてみましたが、当面は子ども中心でいたいそうです。

住宅ローンはボーナス返済なしで組みました。保険は、自動車保険と学資保険のみ加入しています。

A.まずは夫婦の収支をすり合わせて 進学資金はさまざまな手段あり

収支表を拝見する限り、年間100万円超える黒字で、安定しているように見えます。にもかかわらず、実感として「そんなに残らない」そう。もしかしたら、夫の収入で支出を賄うため夫の口座には残っていないだけで、妻の収入分は妻の口座にキッチリ残っている…なんて可能性はないでしょうか。

ここは今一度、家計全体として「入ってくるお金」「出ていくお金」「残るお金」がいかほどなのか、ご夫婦ですり合わせをされてはいかがでしょう。もし、計算よりも「残るお金」が少ない場合、差額は「使っている」と考えるしかありませんね。こうした無意識の支出があるのなら、必要な生活費として再認識することが重要です。

貯蓄については「他人の残高」より「自身の使途に対する充足度」に注目しましょう。この点で教育資金は、直前まで真の必要額が分からない難しさがありますね。一方で、大学進学資金は「全額が親がかり」というものでもありません。ご本人の希望がかなうよう、奨学金なども含め、さまざまな手段を組み合わせて取り組む姿勢も大切かと思います。

最後に、ご夫婦とも生命保険に未加入との点が気になりました。お子さんが小学生とまだ小さく、万一の死亡保障はご夫婦共に必要ではないでしょうか。急ぎ手当てなさいますようお勧めします。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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