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子どもたちを全力で応援したいけど貯蓄が思うようにできず、将来が不安【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.子どもたちを全力で応援したいけど貯蓄が思うようにできず、将来が不安

子どもたちがこの先、好きなことに取り組めるよう全力で応援しようと考えています。そのために貯蓄をしたいのですが、実際は全くできておらず将来が不安です。

返済中のローンは、車2台分と夫の奨学金です。内容を詳しく把握できていませんが、奨学金は60歳近くまで返済が続くと聞いています。生命保険は夫の保障兼貯蓄のためと、子どもたちの学資金準備のために加入したものです。

転勤族のため、今のところマイホームの希望はありません。次の勤務地からは家賃補助が出るそうです。

A.保険はNISAへの変更検討も 転勤までは節約で乗り切って

家賃、ローン返済、教育費、保険料を合わせた固定費の合計額が26万円と、手取り収入の3分の2を占めている状況です。あと1年強で第2子分の保育料が無償となり3万円は減額されるものの、ローンや家賃は当面動かせず。まず取りかかれるのは生命保険の見直しでしょうか。

月々4万円の保険料は大半が貯蓄を目的とした終身保険だそう。一口に終身保険といっても、円建てか外貨建てか、払込年数が短期(10年程度)か長期か、低解約払戻金型か否かで貯蓄性に顕著な差が生じます。ある程度の貯蓄性が備わっているとはいえ、そもそもが保険商品ですから、払込保険料のうち一定割合が保障コストに費やされる仕組み上、必ず掛け捨て部分が含まれていることは前提として捉えておく必要があります。契約内容によっては、早いうちにNISAへのシフトを検討する選択肢もありそうです。奨学金については、返済期間はそこまで長くないはずだと思います。まずは契約内容を再確認し、ご夫婦で事実を共有されてください。

転勤が決まれば、家賃が7万円ほど浮くことになるそう。保育料分と合わせて一気に100万円超の黒字が期待できます。それまでは淡々と、食費・日用品費の節約で乗り切りましょう。まずは週2万円以内で予算管理をするところから始めてみませんか。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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