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子どもが独立、夫婦2人の生活で今後の家計目標は?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

まこさんの家族/宇土市在住

Q.子どもが独立し、夫婦2人の生活に 今後の家計目標はどう定めたらいい?

県外の私立大学へ進学した子どもたちが無事に卒業しました。仕送りも終わり、これから夫婦2人の生活です。
夫は、60歳になったら定年を待たずに退職したいと言っています。何かしら仕事はすると思いますが、何をするかは未定です。

長生きしてお金が足りなくなるのは困りますが、いつまで生きるか分からないので、日々を楽しむために使うことも大切にしたいと思っています。先のことが分からず、漠然とした迷いを行ったり来たりする毎日。どう定めたらいいでしょうか。

A.キャッシュフローを試算して 生命保険はサイズダウンを

お子さん2人の子育てを無事に卒業されたそう。本当におめでとうございます。

家計収支を拝見してまず気になったのは、生命保険料です。ご本人も「子育て期の大きな保障のままなので見直したい」と言われる通り、必要保障額が縮小した分、保険もサイズダウンしましょう。

お子さんが独立し、扶養控除がなくなったことで、所得税・住民税の負担が増えているのではないでしょうか。昨年12月から、公務員のiDeCo掛け金の上限額が、それまでの月1万2000円から2万円に引き上げられています。さらに2027年1月からは、月6万2000円まで引き上げられる予定です。節税と老後資金の強化を狙って、順次、積立額を増やしていかれませんか。

長生きリスクへの備えと、日々の楽しみは両立できます。そのために、ぜひ取り組んでいただきたいのがキャッシュフローシミュレーションです。この先いつまで、いくらの給与を受け取り、退職金や年金の受給額はいくらで、何に、いつまでいくらを支出して…と未来予想を立てていくのです。毎年の収支と金融資産残高の推移を“見える化”できると、優先順位に合わせたお金の使い方が計画しやすくなります。作成には幅広い専門知識が必要です。独立系ファイナンシャルプランナーに依頼されることをお勧めします。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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