頼りになる人になれる方法10選|頼れる女性・上司・部下の特徴を紹介
職場で仕事や人間関係にスムーズに対応できる「頼りになる人」はかっこいいですよね。
特に、頼りになる女性は同性から見ても憧れる人が多いはず。
今回は、頼れる人の具体的な特徴と行動、上司や先輩、部下や後輩になるためのポイントを紹介します。
「自分も頼られる人になりたい!」という人はもちろん、「周囲を引っ張っていくタイプではないのにリーダーになって不安」という人も、ぜひ参考にしてみてくださいね!
頼りになる人のキーワードは「安心」
あなたは、「頼りになる人」と聞くとどのような人が思い浮かぶでしょうか。
「周囲をグイグイ引っ張っていく力強い人」「物事を冷静に判断できる頭脳明晰な人」など、さまざまなイメージをもつ人がいるでしょう。
頼れる人に共通するポイントは、「この人がいれば大丈夫!」と相手に安心感を与える人です。
そのため、仕事のスキルが高い人はもちろん、穏やかで人をホッとさせる人も頼れる人になれます。
「頼れる人になるのは難しいのでは?」と思うかもしれませんが、日々自分を高めて相手を安心させる行動を心がけることで、理想の姿に近付けるでしょう。
頼りになる人に共通する8つの特徴
はじめに、職場やプライベートで頼れる人の共通点をみていきましょう。
自分自身や周囲の人をイメージしながらチェックしてみてくださいね。
1.自分の軸を持っている
頼りになる人は自分の信念をもち、軸からブレずに行動できる人です。
たとえば、「自分が納得いくまでやり抜く」「人の悪口を言わない」など、自分が正しいと思うことを貫く姿勢を大切にしています。
また、自分の信条をもっている人は、ほかの人との線引きも上手です。
相手と意見が異なるときも「私はこう思うけれど、あなたはそう思うんですね」と冷静に対応することができます。
発言と行動が一致している人は、周囲の信頼を集めるでしょう。
2.判断力がある
チームで決断を迫られたときに短時間で最善の判断を導き出せる人は、周囲にも一目置かれます。
自分が責任を負うとなると決断には勇気が必要になり、簡単に答えを出せない人も多いでしょう。
頼りになる人が豊富な知識や経験から答えを導き出す姿は、周囲から見てもかっこいいですよね。
3.柔軟性がある
まわりの人に対して柔軟な対応をとれる人は、チームに安心感を与えます。
特に、部下や後輩の場合はチームのなかで積極的に発言することをためらいがちですが、上司や先輩に多様な価値観を受け入れる度量があると、自分から行動を起こしやすくなります。
広い視野をもった上司や先輩がいる職場ではさまざまなアイデアが飛び交い、部下や後輩もいきいきと働けます。
4.精神的に安定している
精神的に安定している人とは、自分の感情を上手にコントロールできる人です。
人は、相手に「攻撃される心配がない」と感じると安心してコミュニケーションをとることができます。
感情が安定している人には安心して仕事を任せることができ、よいチャンスも巡ってくるでしょう。
5.考え方がポジティブ
周囲に好かれて頼られる人のなかには、前向きな考え方をする人が多くいます。
明るくポジティブな気持ちでいると「きっと成功するはず」「自分にもできるはず」とモチベーションが上がり、仕事によい影響をもたらすものです。
さらに、明るい雰囲気は周囲にも伝染するため、ポジティブな人のまわりには自然と人が集まってきます。
6.相談しやすい
周囲の信頼を集める人は、相談しやすい雰囲気をもっています。
仕事やプライベートで悩みを抱えていると、誰かに吐き出したくなることもあるでしょう。
自分の本音を話すのは勇気がいることですが、「受け入れてくれる人になら話してみようかな」という気持ちになるはず。
困っているときに親身に話を聞いてくれたりアドバイスをくれたりする人には、頼りにしたくなるものです。
7.人生経験が豊富
周囲に頼られる人のなかには、人生経験が豊富な人が多いのも特徴です。
実際に経験した人の体験談には説得力があり、「そういう方法もあるのか」「自分もやってみよう」と力をもらえるものです。
相談した人の選択肢を広げたり的確なアドバイスをしたりなど、周囲の人の相談役として重宝されるでしょう。
8.コミュニケーションが得意
周囲と上手にコミュニケーションをとれる人は、頼りになる人として信頼されます。
さまざまなタイプの人が集まる職場では全員と仲よくするのは難しく、ときには人間関係が業務に影響することもあるでしょう。
どのような相手に対してもスマートに対応できる人は、スムーズに仕事を進め、周囲も信頼を寄せるはずです。
頼りになる女性の行動
身近にいる頼りになる女性は、同性から見ても憧れるステキな存在ですよね。
頼れる女性のエッセンスを取り入れることで、自分自身の人生も明るくなるでしょう。
ここでは、頼りになる女性の行動を紹介します。
自分の気持ちを上手に伝えられる
自分の気持ちを上手に伝えられる人は、ストレスのない人間関係を築くことができます。
チームのなかでは遠慮してしまい、自分の気持ちをなかなか伝えられずに不満を溜めこんでしまう人もいるかもしれません。
それでも、伝え方に気を配れば、気持ちよく自分の意思を伝えられます。
たとえば、笑顔でサラッと話したり柔らかい印象の言葉を使ったりすることで、相手をイヤな気持ちにせずに自分の希望を伝えられます。
身のまわりの感じのいい女性を参考に、心地よい伝え方を取り入れてみてくださいね。
周囲に流されない
チームや仲間のあいだでは、多数派の意見に流されそうになる場面もあるでしょう。
そのなかで、自分の信念をもち、ブレずに行動できる人は周囲に尊敬されます。
違和感をもったときは一度立ち止まって「これが本当に私の気持ちなのかな?」「まわりに合わせているだけでは?」と自問自答してみるとよいでしょう。
将来についてしっかり考えている
女性の場合は、結婚や出産などのライフイベントによって人生が大きく変わる可能性があります。
友人や同僚と比べて落ち込んだり、選択を迫られて迷いや不安が生じたりすることもあるでしょう。
そこで、「自分はなにをいちばん大切にしたいのか?」「どのような準備ができるか?」を考えて行動すると、より納得のいく人生に近付けるはずです。
さらに、将来を見据えて真剣に物事に取り組む姿勢が、周囲の女性たちにも共感・支持されるかもしれませんね。
頼れる上司・先輩の行動
職場では、部下や後輩に慕われたいと願っている人も多いはず。
部下や後輩とよい人間関係が築けると、仕事もスムーズに進みます。
ここでは、頼れる上司や先輩の行動を紹介します。
自ら先頭に立って動く
チームメンバーに頼られるリーダーは、自ら先頭に立って動くことができます。
司令塔のようにメンバーをサポートする方法もありますが、部下や後輩と同じ現場に立つリーダーは同じ土俵に立ってメンバーを鼓舞します。
さらに、一つひとつの指示にも説得力が湧き、周囲も積極的に協力してくれるでしょう。
自分の背中を見せることで、部下や後輩からも「○○さん、ついていきます!」と慕われるはずですよ。
知識や経験が豊富
職場で頼れる上司や先輩のなかには、実務に関する知識や経験が豊富な人が多くいます。
仕事での成功体験はもちろん、失敗談も明るく話してくれる人であれば親近感が湧くでしょう。
部下や後輩に「困ったときは○○さんに相談してみよう!」と声をかけられる関係になれると、チーム全体のレベルアップにもつながりますね。
部下や後輩と同じ目線で話せる
職場で好かれる上司・先輩は、相手と目線を合わせて話すことができます。
部下や後輩は、目上の相手に対しては遠慮や威圧感を抱きやすいものです。
そこで、部下や後輩に心理的なハードルを感じさせず、かつ上司や先輩として尊敬できるポイントがあると心の距離が縮まるでしょう。
メンバーに平等に接する
チームのなかで慕われる上司・先輩は、誰にでも分け隔てなく接することができます。
気に入っている相手にだけ態度を変える人は、裏表があるようで信用できないものです。
すべてのメンバーに対等に接するのは難しいことでもありますが、適度な距離感を保ちつつスマートに対応できるとよいですね。
余裕がある
部下や後輩に慕われる上司や先輩は、心の余裕を感じさせる人が多いようです。
常に忙しそうな上司やピリピリした雰囲気の先輩には、邪魔をしてしまいそうで近付きづらいものです。
一方で、笑顔やユニークな発言がある上司・先輩には、部下や後輩も「相談してみよう」「声をかけてみよう」と思えるでしょう。
「いつも忙しい」と感じている人は、部下や後輩を上手に頼ることで余裕を生み出せるとよいですね。
相手を安心させる
仕事のミスやトラブルに見舞われると、多くの部下や後輩は焦ってしまいがちです。
そのようなときに上司や先輩が「大丈夫だよ」「○○を試してみよう」とホッとさせてくれると相手の気持ちが落ち着き、前向きな気持ちで対応できます。
部下や後輩に「○○さんに話してよかった!」「また相談してみよう!」と頼ってもらえる関係が築けるとよいですね。
頼りになる部下・後輩の行動
職場でも新人や中堅にあたる人の場合は、スムーズに仕事をこなし、上司や先輩に認められたいと思っている人もいるでしょう。
続いて、頼りになる部下・後輩の行動を紹介します。
報告・連絡・相談ができる
社会人の基本とも言われる報連相に自信がある人は、案外少ないものです。
報連相に苦手意識がある人は、「上司や先輩に叱られるのが怖い」「頼りない人間だと思われたくない」という不安から、つい報告が後回しになってしまうこともあるかもしれません。
そのようなときは、「自分はまだ未熟なのだから、上司や先輩を頼ってもOK」「人の力を借りることで仕事が早く終わる」と相手を活用する気持ちをもつとコミュニケーションのハードルが下がるでしょう。
先回りして行動できる
周囲の状況を見て、相手が必要とするサポートを先回りして差し出せる人は頼りになります。
特に、相手が忙しいときほど感謝の気持ちが湧き、信頼関係が強くなるでしょう。
また、上司や先輩にとっては、部下や後輩に任せられる業務がなくても「手伝えることはありますか?」と声をかけてもらえるだけで心が軽くなるものです。
身のまわりに大変そうな人がいたら、進んでアクションを起こしてみましょう。
新しいアイデアをくれる
職場で新しい提案ができる後輩は頼もしい存在です。
上司や先輩に自分の考えを求められたら、思いついたことを素直に口に出してみましょう。
コツは「よいアイデアを言わなければ」と身構えすぎず、「10回に1回気に入ってもらえればラッキー」くらいの気軽な気持ちで提案することです。
さらに、問題を自分の頭で考えることで思考力も身に付くはずですよ。
アドバイスをもらったら実践する
職場で上司や先輩にアドバイスをもらったら、どのようなアドバイスもまずは試してみることをおすすめします。
上司や先輩としても、部下や後輩が自分のアドバイスを実践してくれたらそれだけでうれしくなるものです。
また、自分の指示を聞いてくれる部下や後輩には今後も力になりたいと思うでしょう。
試してみて自分に合う方法であれば業務に取り入れ、「○○さんのおかげで成功しました!」と報告できるとよいですね。
ミスをしたら早急に謝罪と相談をする
仕事でミスをしてしまったら、上司や先輩に隠したくなることもあるかもしれません。
しかし、ミスを放置すると客先に迷惑をかけたり、自分自身の信用を失ったりしてしまいます。
どのような人でも間違うことはあるので、しっかり反省をすれば周囲の評価を怖がりすぎる必要はありません。
ネガティブな相談はできるだけ早く上司や先輩に伝え、素直に謝り指示を仰ぐことでトラブルを防ぎましょう。
頼りになる人になる10個の方法
頼れる人になりたいけれども、「自分は自ら前に出るタイプではない」「引っ張っていくのは苦手」と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、頼れる人になるためになにからはじめたらよいかわからない人や、自分に自信がない人も取り入れやすい具体的な方法を紹介します。
自分にできそうなものから、一つずつ取り入れてみてくださいね!
1.自分に近いタイプの人をお手本にする
頼りになる人というと、「自信に満ちあふれていて、みんなを引っ張っていくタイプ」を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、実際には穏やかな人や口数が少ない人のなかにも頼りになる人はたくさんいます。
イメージする頼れる人のタイプと自分自身のタイプがかけ離れている人は、自分に近い性格の人自分に近い性格の人を見つけてお手本にするとよいでしょう。
2.目の前のことに一生懸命取り組む
職場やプライベートで頼られる人になるには、コツコツと信頼を積み重ねることが大切です。
まずは、目の前の業務ややるべきことに全力で取り組むことからはじめましょう。
周囲の人は、あなたのことを見ていないようでしっかり見ているものです。
業務や周囲の人に真摯に向き合えば、鏡のようによい結果がついてくるはずですよ。
3.小さな成功体験を積み重ねる
自分の仕事に自信がない人は、小さな成功体験を積み重ねる方法がおすすめです。
1日や1週間などの短いスパンごとに小さなゴールを設定して実行します。
目標の内容は、「今日は○○の件を上司に報告する」「今週は○○ができるようになる」などの少しがんばれば達成できそうなものがよいでしょう。
1日1歩でも進めば、1カ月後、さらに半年後には大きく成長しているはずです。
ときには今までの行動を振り返って、努力してきた自分をしっかり褒めてあげてくださいね。
4.新しいことにチャレンジする
経験豊富な人になりたいのであれば、さまざまなことにチャレンジしてみましょう。
知識やスキルをすぐに身に付けるのは難しいことですが、年月をかけて積み上げてきたものは確実にあなたの財産になります。
また、プライベートでもいろいろな経験をすると視野が広がり、柔軟なコミュニケーションや斬新なアイデアにつながります。
5.自分自身も周囲を頼れる人になる
頼りになる人になりたいのであれば、自分からも周囲の人を頼りましょう。
頼られるのは得意でも、頼るのは苦手という人もいるのではないでしょうか。
一方的に相手を手助けするだけでなく、お互いに助け合うことで信頼関係が強まります。
6.気持ちよく「NO」を伝える
周囲に仕事を頼まれたときに、自分にも余裕がなく引き受けるのが難しいこともあります。
しかし、断りづらいからといって無理に引き受けてしまうと自分の負担が大きくなり、最終的には周囲に迷惑をかけてしまうでしょう。
断るのが苦手な人も「申し訳ありませんが」とクッション言葉を添えたり「○時間後ならお手伝いできます」と条件を加えるなどの工夫をすることで、罪悪感を感じすぎずに伝えやすくなります。
7.できたところにも目を向ける
理想や目標を追い求めているときは、できなかったことや足りない部分に目がいきがちです。
反省するのは大切なことですが、同時に上手くできたところや楽しかったことにも目を向けてみるとよいでしょう。
特にチームでは、よかったところと改善点を明確に示して共有するとメンバー全体のモチベーションアップにつながります。
8.メリットとデメリットを洗い出す
決断力に自信がない人は、メリットとデメリットを洗い出してみると判断しやすくなります。
よいところと悪いところを比較することで、チームや自分自身にとって譲れないものが見えてくるはずです。
なかなか思い浮かばない人は、紙やスマホのメモに書き出して可視化するとよりスムーズですよ。
9.本来の目標に立ち返る
周囲に頼られる人になりたいけれども、あと一歩行動する勇気が出なかったり、苦手な人とかかわるのがつらいと感じたりする人もいるかもしれません。
そのようなときは、チームや自分が掲げるゴールを再確認してみましょう。
「○○を成功させる」「○○を達成する」などの明確な目標があれば、実現させるために自ら行動する力が湧いてくるはずです。
さらに、目標実現のためと割り切って、馬の合わない相手も上手に活用できるとよいですね。
10.自分自身を大切にする
「毎日忙しくて余裕がない」「感情のコントロールが上手くできない」と悩んでいる人は、まずは自分自身を労わってあげましょう。
物事に一生懸命取り組むことは大切ですが、疲れやネガティブな気持ちを感じるのは「がんばりすぎているサイン」でもあります。
休憩時間や休日にはリフレッシュの時間をもち、心に余裕が生まれると、仕事の効率や人間関係も好転するはずですよ。
頼れる人になりたいときの注意点
頼りになる人を目指して行動するときは、がんばりすぎるとかえって空回りしてしまうこともあります。
最後に、頼れる人になりたいときに気を付けたいポイントを紹介します。
できないことを安請け合いしない
職場では、次々に仕事がまわってきたり身の丈以上の業務を任せられる場面もあるでしょう。
新たなチャレンジは大切ですが、自分に余裕がない状態で安請け合いをすると一人では対応しきれなくなってしまうこともあります。
慣れない業務は、自分自身に余裕があるときや十分なサポートが得られるときに引き受けるようにしましょう。
また、ミスをしてしまったときや困ったときは早めに周囲に相談できるとよいですね。
一人で抱えこまない
上司や部下にかかわらず、業務を一人で抱え込んでしまう人もいるでしょう。
「周囲に迷惑をかけたくない」「頼りない人だと思われたくない」からと全部自分でやると、あとから取り返しのつかないことになってしまう場合もあります。
チームでは、助け合って仕事をするためにメンバーがいます。
ほかの人ができる業務は頼ったり、自分以外の人ができない業務ならやり方を共有していくことも大切です。
上から目線にならない
チームでリーダーシップを発揮しようとするあまり、上から目線の発言をしたり、自分の主観で人をジャッジしたりすることもあるかもしれません。
しかし、人は相手が自分をコントロールしようとしていることを敏感に感じ取りやすいものです。
リーダーとしてメンバーを動かしたいと思うなら、相手の考えや気持ちに寄り添い、同じ目線で一緒に考えようとする姿勢を大切にすると周囲もついてくるでしょう。
頼りになる人になるには自己研磨とコミュニケーションが大事!
頼りになる人は相手に安心感を与え、「この人がいれば大丈夫!」とポジティブな気持ちにさせてくれます。
日々自分のスキルを磨き、周囲の人と信頼関係を築くことで自然に頼られる人になっていくでしょう。
自分にぴったりのお手本となる人を見つけて、モチベーションを上げながら行動してみてくださいね!