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北海道産ワインとグルメを楽しむ2泊3日冬旅

半導体工場の立地などで関係が深まる熊本と北海道。行ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。

熊本の生活情報誌「くまにちすぱいす」では、「ここ数年で北海道産ワインのクオリティーが高まっており、愛好家の間でも人気」という情報をキャッチしました。

そこで熊本から飛行機を乗り継いで、ワインとグルメを楽しむ2泊3日の旅に出かけてきました。

今回は新千歳空港からアクセスしやすい道央の余市・札幌・小樽で地元グルメとのマリアージュを満喫。ライター「空(くう)」が地域ごとにリポートします。

ページの最後に赤と白ワインがセットで当たる読者プレゼントもありますよ(応募期限2025年2月19日23時59分)。

目次

熊本から2泊3日の北海道グルメ弾丸ツアー

阿蘇くまもと空港で出発を待つ搭乗便

今回の取材旅は2泊3日。出かけたのは2024年12月です。

阿蘇くまもと空港発は7時45分の早朝便。羽田乗り継ぎで新千歳空港まで向かいました。新千歳空港に着いたのは11時30分でした。

初日は札幌でこだわりのジンギスカンを堪能。2日目は余市産ワインなどと小樽のこだわりの寿司店を取材。3日目は札幌市内を見て回りました。

ちなみに帰りは新千歳空港15時55分発、大阪の伊丹空港で乗り継いで阿蘇くまもと空港に着いたのは20時50分でした。

皆さん、参考にしてね。

今回の旅程

※飛行機の時刻などは航空各社のホームページなどを参照ください

DAY1 熊本から羽田から新千歳から札幌
DAY2 札幌から余市から小樽から札幌
DAY3 札幌から新千歳から伊丹から熊本

[01 余市]世界が注目するワインの産地

札幌からJRで、小樽で乗り継いで余市駅に到着。どこまでも雪、雪、また雪でした

ブルゴーニュと似た気候風土

富良野や十勝、小樽、余市などの産地で有名な北海道産ワイン。

最近ではワインを楽しむために訪れる観光客も増えています。

中でも注目を集めているのが、札幌から1時間ほどでアクセス可能な余市町のワインです。

余市町は日本海を北上する対馬暖流の影響で道内では比較的温暖で、フランス・ブルゴーニュ地方と似た気候風土だそう。

2011年に道内初の「ワイン特区」に認定され、ワイナリーが続々オープンしています。

余市町のワイン用ブドウの生産量は全国トップクラスです。

最近では温暖化などの影響で栽培品種が増え、多彩なワインが醸造されるようになっています。

その味や個性は国内外のワイン愛好家に支持されており、醸造家を目指す移住者も増えているそうです。

話を聞いた人

余市町総合政策部 農林水産課 野村一貴さん
余市町総合政策部 農林水産課
野村一貴さん

小規模ワイナリーが多数点在 個性豊かな味わい生み出す

雪の中で春の芽吹きを待つワイナリー『ラン・セッカ』のブドウ畑
余市産ワインの魅力を探るべく、町内の小規模ワイナリーを訪問。写真は雪の中で春の芽吹きを待つワイナリー『ラン・セッカ』のブドウ畑

余市町のワイナリーは現在19軒。多くは栽培から瓶詰めまでを行う小規模ワイナリーです。

中には畑や醸造所の見学を受け入れるワインツーリズムに対応しているところもあります。

「駅からの交通は便利ではありませんが、ワイナリー目当てに訪れる人も増えていますよ」と、余市町役場の野村一貴さん。

野村さんの案内で、町内のワイナリー『ラン・セッカ』を訪問しました。

オーナーの山川惇太郞さんは夫婦でブドウの栽培・醸造に携わっています。

信条は“いいワインはいいブドウから”。「数世代かけて、おいしいワインを作りたい」と山川さんは話してくれました。

普段は観光客には対応していませんが、ワイン造りへの情熱を感じました。

ラン・セッカの赤ワイン「KOYACHI」
ラン・セッカの赤ワイン「KOYACHI」
「ワインを通して余市の魅力や農業の楽しさを伝えたい」と話す山川さん
「ワインを通して余市の魅力や農業の楽しさを伝えたい」と話す山川さん(※普段はワイナリー見学に対応していません)
雪に覆われたブドウ畑で見つけた小動物の足跡。北の大地を訪れたことを実感し、気分が上がりました

余市産ワインに関するお問い合わせ

余市町政策推進課

TEL0135-21-2117

余市・仁木ワインツーリズムプロジェクト

Webサイトhttps://www.town.yoichi.hokkaido.jp/wine-tourism/

余市産ワインを地域おこしに 多彩な食材とのマリアージュを発信

「ワインポークの原木生ハム(Mサイズ)」800円、「ワイ豚オリジナルソーセージ」2本1200円、グラスワイン1杯600円〜
『ワイン、ときどき豚』のおすすめ。「北島豚ワインポークの原木生ハム(Mサイズ)」800円、「ワイ豚オリジナルソーセージ」2本1200円、グラスワイン1杯600円〜

ワインで地域おこしが進む余市町では、生産者、飲食店、町が連携し、余市産ワインと食のマリアージュを発信しています。

地元ワインが飲めるお店も多く、『ワイン、ときどき豚』もその一つです。

店名の通り地元のブランド豚「北島豚ワインポーク」の料理と余市産ワインが堪能できます。

おすすめの生ハムやソーセージはジューシーな味わいで、果実感あふれる余市産ワインとの相性は抜群です。

ワイン、ときどき豚の店内
ワイン、ときどき豚の店内

ワイン、ときどき豚の店内

生ハムの熟成の香りと赤ワインの相性が◎

地元のブランド豚「北島豚ワインポーク」を使った“原木”からその場で切って提供される生ハムは絶品。赤ワインが進みます
余市に魅せられて移住したというオーナーの實田有希さん=中央。以前は東京都内でショットバーやワインバー、ビストロなどの飲食店でバーテンダーやソムリエとして経験を積んだそう。現在は地域おこし協力隊・ワイン産業支援員として余市町の魅力を発信中です

ワイン、ときどき豚

住所余市郡余市町黒川7-60-23
TEL0135-25-4368
営業時間12~14時OS、17~22時(OS:21時、ドリンクOS:21時30分)
5~11月は12~14時、カフェ14~17時、ディナー17~21時
休業日水・木曜(5〜11月は木曜のみ休み)
※今年、ゲストハウスをオープン予定

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この記事を書いた人

熊本市を中心に31万部戸別配布のフリーペーパー「くまにち すぱいす」がお届けする、熊本の暮らしに役立つ生活情報サイトです。

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