"お金のプロ"がズバリ!家計簿チェック

今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

Q.

現在、扶養に入らずパートとして働いています。今の仕事を続けたい気持ちはありますが、数年で雇い止めの可能性があり、子どもがいない今のうちに転職を考えた方がよいのかどうか悩みます。

いずれは子どもを2人以上欲しいのと、住宅購入も希望しています。マイホームの予算はどのくらいが現実的でしょうか。

車のローンはあと3年ほどで終わりますが、奨学金の返済は、まだ15年くらい残っています。iDeCoは、以前の職場で加入していた企業型確定拠出年金から移動したもので、最近、積立額を5000円から1万円に増やしました。

A.

まずは働き方について。今後数年の間に、産休・育休を複数回ご予定ですので、できることなら雇い止めの不安がない職場で落ち着いて勤めたいですね。現状は産休・育休の手当も受けられる状態ですが、万一、雇い止めにかかってしまうと、出産のタイミングによっては保障を受けられなくなるかもしれません。

マイホームの予算については、家計収支と物件価格の両面から見る必要があります。家計収支の面から、仮に「今の家賃相当」を現実的と考えるなら、35年ローンを利用する場合、借入額は2600万円程度までとなります。一方の物件価格は、もし土地からの購入で新築戸建てをご希望なら、3500万~4000万円あたりからの検討となると思います。この差を埋めるために収入を増やすか、中古物件も検討するかということになってくるでしょう。

マイホームを含め、ぽんじゅさんの働き方が、今後のご家族のライフプラン上のさまざまな選択を左右する鍵となりそうです。お金以外の面からも、働くことの意義や家庭とのバランスを含めて、この先の人生をどのように積み重ねていきたいか考えてみてください。

iDeCoを増額されたばかりだそうですが、積立投資を増やすなら、つみたてNISAも検討してみては。60歳以前に使える資金も必要です。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に、家計・住宅資金・保険・資産運用・終活に関する個別相談業務やセミナーを展開中。YouTubeチャンネルでもお金の情報を分かりやすく発信。
https://financialcoach.jp/

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