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55歳で早期退職するのが目標 実現に向け検討すべきことは?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.55歳で早期退職するのが目標 実現に向け検討すべきことは?

独身で実家暮らし、家賃や光熱費の負担はありません。55歳で早期退職することを目標に資産形成に励んでいるところです。

金融資産は、基本的に安全性を重視。黒字分がある程度たまったところで、定期預金感覚で一時払いの保険に預け替えてきました。目下、月払いしている医療保険を続けるべきかどうか迷っています。

早期退職後は、60歳ごろまで資産を減らさないことを念頭に手取り12万~13万円ほどの範囲で働くつもりです。他に検討すべきことがあれば教えてください。

A. 将来の収支や資産変化の把握を キャッシュフロー表の作成が有効

まずは医療保険の件。入院1日あたり1万円を終身で保障、総額170万円を払い込む契約とのこと。入院日数が短期化している中、この先、いくらの給付を受けることになるのかを考えると、保険料分を蓄えておくという方法もあるかもしれません。保険は、預貯金では賄うことのできない高額のリスクをカバーすることを最も得意とする金融商品です。その点を踏まえてご判断ください。

早期退職に関しては、55~60歳の間は、レジャー費などの調整で「取り崩さない家計」は可能だと思います。61~64歳は個人年金で乗り切るとして、その先については、公的年金の受給額に大いに左右されます。まずは、「ねんきん定期便」を参照の上、目安をつかむところから始めましょう。

支出面では、先々で光熱費など負担が増加することを織り込んでおく必要がありそうです。また、いつかご両親の相続が発生した後で、ご実家を受け継ぐことができるかどうか、受け継いだ場合の維持管理費用がどうなるかによって、住居費に大差が出ると思います。あらかじめ関係者間で意向を確認しておきたいところですね。

将来の収支と資産の変化を把握、課題と対策を検討するにはキャッシュフロー表が有効です。ファイナンシャルプランナーに作成を依頼されてはいかがでしょうか。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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