夏に多い性器のかゆみなどは放置せず相談を【メディカル百科】

─夏は女性特有の悩みも増えるとか。

デリケートゾーンには汗腺があるため、思ったより汗をかいてしまいます。気温や湿度が高くなるといつもより蒸れて、帯下（おりもの）のにおいや量が気になったり、性器がかゆくなったりする方が増えます。季節的な症状以外にも、尿漏れやぼうこう炎、月経異常、不正出血など、女性特有のトラブルは多いものです。しかし、羞恥心から性器に関する悩みを誰にも相談できず見過ごしたり、自己判断で市販薬に頼ったりする方もいます。症状の悪化を招く前に、早めに専門医に相談してください。

─婦人科を受診するには勇気が要りそうです…。

婦人科だからといって必ずしも内診を行うわけではありません。また、受診をきっかけに別の病気の発見につながることもあるため、まずは一歩を踏み出していただきたいです。当院では「全ての女性のライフステージを光り輝くものに」をコンセプトに、あらゆる年代における女性の悩みに寄り添ってまいりました。診察時はもちろん、スタッフ一人一人が温かい接遇を心掛け、患者さんの不安を少しでも軽減できるよう努めています。ロビーの空間作りにも配慮し、一人でも多くの方が安心して受診できる婦人科を目指します。

─子宮頸（けい）がんも早期発見が大事ですね。

子宮頸がんは検診による早期発見で完治が可能です。助成制度もありますので各自治体のHPなどを参考にしてください。