地位やスタイル、お顔は包み紙【荒木直美の婚活コラム「婚喝百景」73】

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地位やスタイル、お顔は包み紙
婚活において女性の皆さんからよく聞かれるのが「どんな人を選べばいいのでしょうか?」という相談です。私からの回答は「それは私が決めることではなくて、自分で設定して、その条件をもとに出会いを重ねるしかない」と答えます。
しかし、そう伝えても女性の中には「本当にわからないんです」と涙する人もいます。
そこで、どうしても結婚相手のイメージが絞り込めない人には「こんな人がいい」という具体的な条件を書き出してもらいます。すると「しっかりとした仕事についている地位が高い男性」「やっぱり顔はタイプの人がいい」「身長も高くて、スタイルもいい」と、すぐに理想のデパートが完成します。
もちろん最初はこれが狙いなので良いのです。ここからもっと踏み込んで、「では性格の話をしましょう!どんな人柄だといいですか?」と聞くと、女性は「誠実な人で、思いやりがあって、自分の仕事も応援してくれて、親も大事にしてくれる人がいい」と答えました。ここまで出揃えば心の整理がしやすくなります。
私が「では、地位と顔とスタイルが整っている男性と誠実で仕事を応援してくれて親も大事にしてくれる男性のどちらを選びますか?」と聞くと、その女性は後者と答えました。自分の優先順位が整理できると婚活ははかどります。
地位や顔は包み紙であり、結婚生活で本当に大事なのは包み紙の中‼人間性です。もちろん全部そろっていたらそれにこしたことないのでしょうが、そんな完璧な人は少ないと思います。
相手選びに迷ったら、大事にしたいことがなんなのか優先順位をつけてそこを見つけにいくことです。若い人に伝わりにくいかもしれませんが(笑)婚活においてのジャケ買いは危険です



探し物のイメージを固めることパッケージにだまされてはダメ