何をどう食べるのか 意識して【つんどく よんどく】
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「たべるクリニック」改訂文庫版
病弱だった著者が40年以上も医者いらずになった秘訣(ひけつ)は、食事にありました。体は食べたものの積み重ねでつくられます。何を食べるのか。どんな材料で、誰が調理したのか。どんな気分で食べるのか。うれしく楽しい気持ち? それとも不機嫌、不安な気持ち? 意識して選んでいくだけでも、体への影響は大きいのです。
食べ物は薬にも毒にもなります。本書には、おいしく食べて、美しく健康になるための68のアイデアが書かれています。読んでいると、体だけでなく心にも深く染み入るようです。あれはダメ、これもダメと難しく考えるより、こうした方が自然、楽しい、という視点で食べる物を選べばいいのだそうです。
体に良いものは単純においしい! 誰でも簡単に取り組める提案の数々は、混迷する現代の食事情を生きる全ての人に読んでほしい内容です。
良い食事は幸せな日々と健やかな将来への“貯金”。この季節にできる健康へのヒントも、見逃せませんよ。
紹介するのは
JPIC読書アドバイザー。精神世界、コミック担当