イルカトレーナー体験!ずっと夢だった”あの技”は成功するのか!?【大分県・うみたま体験パークつくみイルカ島】
すぱいし~ずのツボ
すぱいすライター「すぱいし〜ず」が今、気になっている”ツボ”をご紹介
世界中の何よりもイルカが大好きな私の夢は「イルカと一緒に華麗なパフォーマンスをすること」。そんな長年の願いをかなえられる施設があると知り、行ってきました。(咲)
その愛が本物か 試される時が来た
幼い頃から、イルカトレーナーになりたかった私は、水族館に出かけてはさまざまな体験を積んできました。イルカにジャンプのサインを出したり、背ビレにつかまって泳いでみたり…。
どれも最高の思い出ですが、まだ、チャレンジしていないものがありました。それは、イルカと人が力を合わせて繰り広げる技に挑戦すること。
そんな中、大分県の「うみたま体験パーク つくみイルカ島」では、まさにイルカと人との“共同作業(技)”ともいえる「プッシング」を体験できるとの情報を入手。現在、この体験ができる施設は全国でも珍しいのだとか。プッシングとは、イルカが人の足の裏を押し、その力で人が水面を勢いよく滑走する技です。この技を成功させるために、押される人にはブレない体幹が求められます。体幹には自信がある私、もうワクワクしかありません!
さらに、現役トレーナーさん考案の難易度高めのイルカクイズも受けて立ちました。私のイルカ愛は本物なのか…、試される時が来ました。
教えてくれたのは
つくみイルカ島 トレーナー
川廣成美さん
トレーナー歴9年。「イルカと言葉の壁を越えて、通じ合えた時に幸せを感じます!」
優しさと力強さに感動! 「プッシング」体験
まず、イルカの背ビレにつかまって、スタート地点まで移動。
顔を水面に出して、膝を伸ばして足首を直角に曲げた状態で浮かび、イルカを待ちます。
イルカが私の足の裏に口先を当て、泳ぎ始めたらスタート! どんどんスピードが加速。プール内を対角線上に一直線に進みます。その間、私はとにかく姿勢を真っすぐ保つことを意識。
最初の挑戦では、上半身の高さが低く、水しぶきより上に顔を出すことができずカメラマンを困らせましたが、3回目でようやく、上体を高く上げることに成功しました!
成功のコツ(1)姿勢を保つ
イルカの勢いに負けないように膝を伸ばし、体の軸を締め、胸を反らした姿勢を保つ。
成功のコツ(2)自信を持つ
イルカは人の緊張を敏感に感じ取るので、「私はできる!」と信じ、楽しむこと。
※通常はライフジャケットを着用します
咲の成功動画はこちら
好きなら知っていて当然!?豆知識クイズ
「そんなに好きなら分かるでしょ」と川廣さんがイルカの生態に関するクイズを出題。知識だけならトレーナーさんにも負けない…はず??
[第1問]イルカとクジラの違いは
咲
生物学上の違いはなし。体長4m以上がクジラ、それ以下はイルカ。
[第2問]水の中でどうやって寝るのか
咲
天敵から身を守るために、右脳と左脳を片方ずつ眠らせ、泳ぎながら眠る。
[第3問]ツルツルなお肌の秘密は
咲
イルカの皮ふは2時間で生まれ変わる。驚異的な新陳代謝でお肌がツルツル。
[第4問]水分補給の方法は
咲
水分は魚などの食べ物から取る。塩分の濃い海水を飲むことはない。
[第5問]イルカは人と同じ肺呼吸なのに、なぜあんなに長く潜れるのか
咲
人よりも血液中の酸素を体内に多く届けることができ、さらに体内の酸素が減ると節約して必要な器官に送る能力も持っているから。
体験を終えて
私の夢をかなえてくれたムサシ君に感謝の気持ちでいっぱいです! チアで鍛えた体幹が無駄ではなかったことを示せました。そして、イルカ愛は増すばかり…。今からでもイルカトレーナーを目指そうかな!
[取材協力]うみたま体験パーク「つくみイルカ島」
イルカと人間の「ふれあい・癒し」をテーマにした体験型施設。パフォーマンスを見たり、さまざまな触れ合い体験に挑戦したりできる。現在、13頭のイルカが暮らしている。
店舗情報
住所 | 大分県津久見市四浦2218‐10 |
TEL | 0972-85-3020 |
営業時間 | 10時~16時(季節により延長あり) |
休業日 | 1月中旬~2月中旬 |
料金 | 入場料/高校生以上1300円、小・中学生800円、幼児(4歳以上)650円 |