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障害と持病があり、家族と同居中 一人暮らしをする際、今の収支で大丈夫?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.障害と持病があり、家族と同居中 一人暮らしをする際、今の収支で大丈夫?

障害と持病があり、将来が不安です。現在は母と兄との3人暮らしのため、家賃や食費、光熱費などの生活費を出し合うことができ安く抑えられています。将来一人暮らしを始めたときに、今の収支で大丈夫か、何が必要か知りたいです。

現在、3級の厚生年金を受給できる状態ですが、少額のため老後はとても生活できないと思います。65歳以降、老齢年金を受け取れることを優先的に考え、働ける今は受給を控える選択をしています。

車は持っておらず、奨学金は2年ほどで完済の予定です。

A.障害年金の受給を申請してみて 公営住宅に入居できる可能性も

無理せずお仕事を続けられる環境で、お体の状態は安定しているそう。まずはそこが一番ですね。

初めに障害厚生年金について。現時点で3級の障害厚生年金を受給することで、生涯にわたって年金額が固定されてしまうと思っておられるご様子。前提として障害年金は、障害状態が変化すれば受給額が変更される可能性もありますし、また65歳以降、老齢年金の受給権が発生すれば、障害年金・老齢年金のうち有利な方を選択できることになっています。現状で障害年金を受給する選択は、老後の年金額を不利にするものではありません。安心して請求していただけたらと思います。

一人暮らしを始めた場合、往々にして最も大きな負担となるのが家賃かと思います。今の貯蓄を続けていくのはどうしても難しくなるでしょう。かといって、体調面を考えると、増収を図っていく方向性には慎重にならざるを得ず、いかに固定費を抑えられるかが重要かと思います。

あくまで選択肢の一つとして、公営住宅も候補に入れてみてはいかがでしょう。公営住宅は通常、単身者は入居できないルールですが、一定の障害をお持ちの方や高齢の方などは単身で入居できる物件もあるようです。競争率が高く、簡単に入居できるとも限らないと聞きますが、ご参考になりましたら幸いです。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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