ポジティブシンキングとは?意味や13個のトレーニング具体例を解説
ポジティブシンキングで物事を前向きに捉える習慣をつけると、ストレスや不安が軽くなる効果があります。
そこで今回は、ポジティブシンキングの意味と効果、トレーニングの具体例を紹介します。
継続するコツや名言もお伝えするので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
「ポジティブシンキング」とはどんな意味?
ポジティブシンキングとは、物事を前向きに捉える考え方です。
たとえば、コップに水が半分入っているときに、「もう半分しかない」より「まだ半分もある」と考えたほうが幸せを感じやすいでしょう。
ネガティブな気持ちを抱えているときは、ポジティブな見方も身につけると自己肯定感やモチベーションがアップし、ストレスが軽くなります。
ポジティブ思考を身につけたいなら、物事をさまざまな視点から眺めたり自分の特技や趣味を活かしたりして、楽しみながらトレーニングをしてみましょう!
すぐできる!ポジティブシンキングのトレーニング具体例13個
ポジティブシンキングを身につけたいときは、具体的になにをすればよいのでしょうか。
はじめに、職場や日常生活で簡単に実践できるトレーニング方法を紹介します。
できそうなものから、一つずつ取り入れてみてくださいね!
1.物事のよい面に注目する
日ごろからネガティブな出来事を悲観的に捉えがちな人は、メリットにも注目してみましょう。
心理学には、「ある枠組みで考えていることを、異なる枠組みで捉える」と考えるリフレーミングという手法があります。
ネガティブな出来事も、ポジティブに捉えるとより幸せを感じやすくなります。
次の例を参考に、マイナス面だけでなくプラス面のメリットにも目を向けてみてくださいね。
2.ポジティブな言葉に言い換える
ネガティブな言葉を口に出しがちなら、今から意識してポジティブな言葉を使ってみましょう。
最初は「いつも前向きなあの人ならどう考えるかな?」と想像してみてもよいですね。
自分や相手を肯定したり心が明るくなったりする言葉を発すると、職場や家庭の雰囲気も変化するはずです。
3.失敗から学ぶ
日常生活で失敗やミスをしてしまったときは、落ち込んでしまうことも多いでしょう。
十分に反省をしたら、失敗から活かせることはないかを考えてみましょう。
「原因はなんだろう?」「どうすれば再発しないかな?」と改善策を考えて実行できれば、自分も仲間もプラスになります。
4.小さな成功体験を積む
自分に自信がないときは、小さな成功体験を積むと楽しみながら自己肯定感が身につきます。
いきなり大きな目標を達成しようとすると、莫大な時間や労力に挫折してしまうこともあるでしょう。
そこで、目標を実現するためのアクションを細かく分けたり少しがんばれば実現できる小さな目標を設定すると、達成感を得られる回数が増えます。
「できた!」「成長している!」と実感できると自信につながり、充実感が生まれるはずです。
次の記事では、仕事の効率をアップする具体的なアクションを紹介しているので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
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5.少し先に楽しみをつくる
日々のモチベーションを保つには、未来に待ち遠しい予定をつくる方法もおすすめです。
旅行やお出かけ、友人との約束など、自分自身がワクワクできることがよいですね。
「○○のためにがんばるぞ!」「これを終えたら○○が待ってるぞ!」とご褒美があると、心に火がつくきっかけになるでしょう。
次の記事では、日常生活でやる気を出す方法を紹介しているので、あわせてご覧くださいね!
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6.できたことをメモする
ポジティブシンキングのトレーニングを始めたら、その日にできたことをメモしておきましょう。
ノートやスマホの日記などに箇条書きで書き留めておくと簡単です。
あとから振り返って自分自身の変化や成長に気づくと、トレーニングを継続するモチベーションも高まります。
7.自分自身を褒める
仕事や日常生活でがんばったときは、自分自身を褒めてあげましょう。
他者に賞賛の言葉をもらうだけでなく、自分で自分を褒めても満足感を得られる効果があります。
照れくさく感じるときは、友人を労うつもりで「がんばったね」「すごいね」と温かい言葉をかけてみてくださいね。
8.過去の自分と比較する
自分と他人を比べて落ち込むときは、過去の自分と今の自分を比較してみることをおすすめします。
数カ月前や入社当初と比較すると、新しく知ったことやできるようになったことがたくさんあるはずです。
どうしても他者と自分を比べて落ち込んでしまうときは、SNSのミュート(非表示)機能を使って情報をシャットアウトする方法もあります。
9.適度に運動をする
プラス思考を身につけたいときは、適度な運動もおすすめです。
運動をすると心を安定させるセロトニンなどのホルモンが分泌され、ストレスを解消する効果が期待できます。
散歩や5分間の軽いストレッチなど、できることから取り入れてみましょう。
10.規則正しい生活を心がける
規則正しい生活は、ポジティブシンキングを身につける近道です。
毎日同じ時間に起床・食事・就寝をして生活リズムを整えると、体も心も安定してきます。
数日間から数週間続ければ、効果を実感できるはずですよ。
11.自分の強みや特技を活かす
チームの役に立ちたいと思っているときは、あなたの強みや得意なことを活用しましょう。
自分の強みがわからないときは、家族や友達に聞いたり診断テストを受けたりしてもよいですね。
自分にとって楽しいことや苦ではないことでコミュニティの役に立てると自信が生まれます。
12.周囲の人を褒める
身近な人と良好な関係を築きたいときは、相手のよいところを褒めるのもおすすめです。
相手がうれしい気持ちになれるのはもちろん、喜ぶ相手をみると自分自身も温かい気持ちになれます。
次の記事では、仕事やプライベートで取り入れやすい褒め言葉を紹介しているので、ぜひ活用してくださいね!
【関連記事】褒め言葉100選!女性・男性・子ども・ビジネスシーンに使える褒める言葉を一覧で紹介
13.周囲の人や環境に感謝する
日常生活に満たされない気持ちを抱えているときは、周囲の人や自分が今いる環境のよいところを探してみましょう。
日々の生活は、同僚やお店の人などさまざまな人の支えによって成り立っています。
身のまわりの人や出来事に、「あのときは助けてくれてありがとう」「仕事があるおかげで生活できる」と感謝できると幸せを感じられるでしょう。
自分は周囲に大切にされていると気づけると、自己肯定感もアップします。
人生が明るくなる!ポジティブシンキングのメリット5つ
ポジティブシンキングを身につけるとストレスが軽くなり、楽しみながら生活できます。
ここでは、ポジティブシンキングを身につけることで得られる具体的なメリットを紹介します。
1.人間関係がスムーズになる
日ごろから前向きな心でいると、人間関係にもよい影響をもたらします。
多くの人は、自分を受け入れてくれる人や安心して話せる人に心を開きやすいもの。
あなたの言葉や行動が変わると、周囲の対応にも変化が生まれるでしょう。
2.幸福感を得やすくなる
ポジティブシンキングを身につけると、自分自身が幸せを感じやすくなります。
ネガティブな気分でいるよりも、楽しさや幸せな気持ちがあったほうが充実感を得られるはず。
物事のプラス面を探したり周囲に感謝したりしながら、気持ちを高めていきましょう。
3.自分に自信をもてる
ありのままの自分をそのまま受け入れられると、自己肯定感が芽生えます。
自分に自信をもてると心に余裕が生まれ、周囲に親切な行動をとったり新しいことにチャレンジしたりしやすくなるもの。
「自分の殻を破りたい」「幸せになりたい」と考えている人は、少しずつポジティブシンキングを身につけていきましょう。
次の記事では、自己肯定感を高める具体的な方法を紹介しているので、ぜひご覧ください。
【関連記事】自己肯定感が高い人の特徴7つ|心がラクになる考え方やコミュニケーションを紹介
4.不安や悩みから解放される
物事を前向きに捉えられると、日常生活で受けるストレスが軽くなります。
ネガティブ思考からポジティブ思考に切り替わると、悩みや不安も自然に減っていくはず。
仕事や人間関係で憂うつな気持ちに陥りやすい人は、ぜひポジティブシンキングを試してみてくださいね。
5.解決に向けて具体的な行動を起こせる
物事をポジティブに考えられると、行動を起こすハードルが下がります。
初めてのことや難しそうに見えることも、「とりあえずやってみよう」「失敗したらまた考えよう」と気楽に考えられると一歩踏み出しやすいもの。
舞い込んだチャンスに思いきって飛び込めば、未来の成功につながるはずです。
やりすぎは禁物!ポジティブシンキングのデメリット3つ
一般的にはよいこととされているポジティブシンキングですが、実は意外なリスクも存在します。
続いて、ポジティブになりたいときに気をつけたいポイントを紹介します。
1.失敗を軽視することがある
どのようなことも楽観的に受け止めると、ミスや失敗さえも軽視してしまうことがあります。
事態を甘く見積もって放っておくと、問題が深刻化してしまうケースも。
自分の役割や目標を自覚したうえで、ネガティブな出来事は次に活かしていきましょう。
2.自分の感情を抑えすぎてしまうことがある
ネガティブ思考からポジティブ思考を目指して行動すると、心に負担がかかりすぎてしまうこともあります。
変化しようと行動するのは素晴らしいことですが、心が追いついていかないと継続するのは難しいもの。
自分自身の本音に耳を傾け、無理のない範囲でトレーニングを続けることが大切です。
3.自分を過大評価しすぎることがある
ポジティブシンキングが度を超えると、自分への過大評価につながる場合もあります。
「こんなにがんばっているのに、なぜ認めてくれないの?」と周囲に不満をもったり、「自分はもっとできるはず」と無理をしすぎてしまうことも。
自分の経験や得意・不得意を冷静に見つめて、謙虚な姿勢でいることも大切です。
ポジティブシンキングを実践するときの注意点3つ
ポジティブシンキングのトレーニングは、無理なく継続することがなにより重要です。
ここでは、ポジティブシンキングを実践するときに気をつけたいことを紹介します。
1.急に変わろうとしない
ネガティブ思考からポジティブ思考を目指すときは、トレーニングを少しずつ取り入れていきましょう。
思うような成果が出ないからと自分を責めると、ポジティブどころか悪いプレッシャーを与えてしまいます。
焦らず急がず、一つずつできることから実践しましょう。
2.トレーニングを継続する
ポジティブシンキングを習慣にするには、トレーニングを継続することが大切です。
物事の捉え方や考え方を変えることは、一朝一夕には身につきません。
少しずつ行動したりできたことを記録して振り返ったりすると、継続しやすくなります。
3.人のせいにしない
楽観的に考えたいからといって、人のせいにして責任から逃れるのはよいことではありません。
仕事を放り出したり逃げたりしようとすると、職場やコミュニティで信用を失ってしまいます。
トラブルの原因を突き止め、改善策を模索していきましょう。
ポジティブシンキングのトレーニングを継続するコツ3つ
モチベーションを保ちながら毎日のトレーニングを継続するのはなかなか難しいもの。
そこで、ポジティブシンキングを無理なく習慣化できるアイデアを紹介します。
1.定期的に振り返って変化を実感する
トレーニングを始めたら、自分の変化を定期的に振り返ってみましょう。
数週間前や1カ月前の自分と比べると、変わったことやラクになったことがあるはずです。
「前より毎日が楽しくなった」「周囲に明るくなったと言われた」などの効果を実感できるとモチベーションにつながります。
2.ポジティブな人と関わる
ポジティブな性格になりたいときは、前向きな人からよい影響を受ける方法もあります。
身近に「あの人のおおらかさには救われるな」「○○さんみたいになりたいな」とお手本にしたい人がいると、やる気が持続するもの。
自分とは異なるタイプの人と交流すると、プラスになる発見があるでしょう。
次の記事では、仕事やプライベートでスムーズな人間関係を築くコツを紹介しているので、あわせて活用してくださいね!
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3.楽しい気持ちを大切にする
ポジティブシンキングを身につけるときは、自分自身の楽しい気持ちを大切にしましょう。
あなたがポジティブになりたいのは、日常生活や人間関係を今より改善したいからではないでしょうか。
トレーニングのなかで幸せな気持ちやうれしい気持ちを見つけられると、楽しみながらなりたい自分に近づけるはずです。
プラス思考になれる!ポジティブシンキングが身につく言葉5選
悩みや不安があるときは、ポジティブな言葉を口に出すと心が切り替わることも。
お守りとして手帳にメモをしたりおまじないのように唱えたりして活用してくださいね!
1.「人生一度きり」
行動する勇気がほしいときは、「人生一度きりだからこそやってみよう」と考えると一歩踏み出しやすくなります。
過ぎた時間は巻き戻せないからこそ、目の前のチャンスは大切なもの。
誰にも遠慮せずに、自分の人生を思いきり楽しみましょう。
2.「やる後悔よりもやらない後悔」
選択を迫られているときは、やったときの後悔とやらなかったときの後悔を比べてみましょう。
「ここで行動しなければ後悔する」と思えれば、心のエンジンがかかるはずです。
メリットとデメリットを比較しながら、納得のいく決断を導き出しましょう。
3.「ピンチはチャンス」
トラブルに見舞われたときは、あえて「ピンチはチャンス」と考えると心が奮い立ちます。
目の前のピンチを乗り越えたら、自分が成長できたり周囲が認めてくれたりするなどのメリットを得られるはずです。
「大変なことほどクリアできたときの喜びは大きい」と考えると、困難に立ち向かうモチベーションが湧いてきます。
4.「できるまでやってみよう」
物事がなかなか上手く運ばないときは、「できるまでやろう」と考えるとプレッシャーが軽くなります。
初めてのことや難しいことを一度で達成できるケースは極めてまれなことです。
失敗したときは改善を繰り返しながら、何度もチャレンジをして成功をつかみましょう。
5.「なるようにしかならない」
人間関係や恋愛関係など、自分の力で変えられないことは「なるようにしかならない」と手放すとストレスが和らぎます。
人それぞれ経験や価値観が異なるので、相手の心はコントロールできないものです。
「上手くいったらラッキー」くらいの軽い気持ちでいると気持ちがラクになるでしょう。
大切にしたいネガティブシンキングのメリット
ポジティブになりたい人のなかには、「ネガティブ思考は悪いこと」と自分を否定している人もいるかもしれません。
しかし、ネガティブシンキングにもよい面があり、仕事やチームに役立つメリットもあります。
ネガティブシンキングのメリットを活かしながらポジティブシンキングも取り入れると、より充実した生活を送れるでしょう。
危機管理能力が高い
物事をネガティブに捉えやすい人は、高い危機管理能力をもっています。
警戒心が強いと、周囲が気づかないような細やかな変化を感じ取ることができるでしょう。
危険を察知する力や物事の一歩先を見通す力はチームの役に立つはずです。
物事を慎重に判断できる
なにかにつけて心配性な人は、物事を慎重に考えることができます。
チームでは、綿密な計画を練ったり集団の暴走を止めたりすることもできるでしょう。
特に失敗が許されない場面では、慎重な行動やていねいな確認が必要とされます。
トラブルにも冷静に対応できる
日ごろからマイナスの結果も予測している人は、突然のトラブルにも冷静に対処できるでしょう。
最悪の事態を見越して「備えあれば憂いなし」と事前の対策を施していることも。
ピンチを打開できる人は、組織やチームにとってはなくてはならない存在のはずですよ。
次の記事では、洞察力を仕事や日常生活に活かす方法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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ポジティブシンキングのトレーニングを実践してみよう!
ポジティブシンキングでは、ネガティブな出来事のメリットにも注目してみると日常のストレスが軽くなります。
とはいえ、ネガティブシンキングは必ずしも悪いことではありません。
慎重に考えられる長所を活かしながら物事をポジティブに捉えられると、人生がより明るく楽しいものになるでしょう。
次の記事では、前向きになれる具体的なアクションを紹介しているので、あわせてご覧くださいね!
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