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教育費や老後資金をどう備えればいい?節約と積み立てについてアドバイスを【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

きんぴらごりらさんの家族/熊本市在住

Q.教育費や老後資金をどう備えればいい? 節約と積み立てについてアドバイスを

この先、子どもの教育費が増加すること、また夫の職場には退職金がないので、老後の生活費をどうやって備えればいいのか、悩んでいます。たばことアルコールはやめられません。他に削れそうな費目はあるでしょうか。

金融資産は主に変額年金で運用しています。10年前に投資した分がかなり増えたので、今年の初めに追加投資したところ、夏の暴落に見舞われました。この先も思惑通りにはいかないはず。どこを節約して、どれぐらい積み立てればいいでしょうか。預金が少ないことも気になります。

A.安全資産の割合を少し上げて 変額年金は継続について再考を

まず「預金が少ない」の件、金融資産全体の16%ほどを残し、他は全て投資に回しておられます。かなりの積極運用派と言えそうですね。10年前に一時払いで変額個人年金保険を契約、成功体験から大きく追加投資を実行したそうですが、少々リスクを取り過ぎた感も。投資を始めると「ふやすこと」に目が向きがちですが、近々使う予定の資金は「減らさないこと」も考えて運用する必要があります。お子さんの大学進学まで5年を切っていることを考えると、安全資産の割合をもう少し上げておくことも考えたいところです。

今後の教育費について、高校卒業までは月々の収入から賄うとして、ここは生活費を節約して捻出したいところです。ひとまず食費、小遣い、教養娯楽費を10%ずつ調整してみませんか。年30万円ほど切り出せるはずです。大学進学の際は、資産の取り崩しが必要になる可能性大ですね。具体的にどの分を使うかは、その時点での運用状況によって判断せざるを得ないかと思います。

月払い中の変額年金は、継続について再考を。教育資金として考えるには期間が短く、保険関係費用や解約控除でマイナスになる可能性もあります。老後資金として考えるなら、減税効果が大きいiDeCoを優先してはいかがでしょうか。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

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