運動がうまくなるシリーズ(3)跳び箱の跳び方と練習法【子育てラボ】
目次
[VOL.506]知る・学ぶ
小学校で体育の授業が本格的にスタート。苦手意識を持つ子どもが多い跳び箱の跳び方と練習法を熊本県スポーツ振興事業団・ミズノグループの鎌倉望実さんに聞きました。
教えてくれたのは
熊本県スポーツ振興事業団・ミズノグループ
鎌倉 望実さん
「跳べないかも」「怖い」といった心理的要因から苦手意識が芽生えるもの。まずは正しい跳び方で慣れてみて!
正しい跳び方の流れ
跳び箱を跳べないのは、正しい踏み切りやジャンプができていないから。押さえておきたいポイントをまとめました。
(1)助走〜ジャンプ
助走を取った後、踏み切り板(ロイター板)に両足で着地してから、しっかりジャンプをします。
(2)手をつく位置
手はパーにして、跳び箱の半分より奥の部分に手をつきます。
(3)勢いで跳ぶ
ジャンプの勢いのまま足を広げて跳びます。肘と腕は伸ばし、手で跳び箱台を後ろに押すイメージで。目線は前に。
(4)着地
跳び箱を越えたら、足を閉じ、膝を曲げて着地します。
家庭でできる練習法
基本の動きを身に付けるための練習法です。慣れてきたら大人が馬になる「馬跳び」に挑戦。子どもが跳べる高さに調整してやってみましょう。
グーパーグージャンプ
助走の後、両足をそろえて踏み切って(グー)、手と足を広げてジャンプ(パー)し、再び両足をそろえて着地する(グー)練習。「グー」「パー」などの声を掛けると子どもがイメージしやすくなります。
ジャンプ練習
机に手をついて、肘を伸ばしながらその場で足を広げてジャンプする練習。目線は前にし、お尻を高く上げることがポイント。
※練習をする際は安定感のある机を使いましょう
ワニさん歩き
跳び箱は腕の力が重要。保護者が子どもの足を持ち、手だけで歩くワニさん歩きも練習になります。