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曲線と木目の美しさ際立つ 温かな質感と優しさも感じて

空豆形1段弁当箱
空豆形1段弁当箱(手前、縦100mm×横160mm×高さ65mm 4000円)。角形2段弁当箱(奥、上 縦85mm×横150mm×高さ40mm、 下 縦95mm×横160mm×高さ45mm 7160円)

見つけた! くまもと手づくりCollection

ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)

#065 弁当箱(一勝地曲げ)/球磨村

美しい木目と器の曲線、木の温かな質感に優しい香り…。人吉球磨地方の天然木で作った弁当箱です。この地では古くから豊富な木材を生かし、木製のさまざまな生活用品が作られてきました。

江戸時代から伝わる「一勝地曲げ」もその一つ。曲げ物とは、ヒノキやスギの薄板を熱湯で煮て丸く曲げ、サクラなどの樹皮でとじ合わせた木工品で、すしおけや弁当箱などが代表的です。淋(そそぎ)正司さんは、木目や木の性質を生かした作品を手掛けています。弁当箱の側面には抗菌作用のあるヒノキを、底板とふたには調湿作用があるスギを使用。そのため、冷めてもご飯につやがあり、おいしさを保てるそうです。

空豆形、入れ子式など種類も多彩。淋さんは技術を守りながら新しいデザインにも取り組んでいます。

【取材先】

そそぎ工房(球磨郡球磨村一勝地丁510)

お問い合わせ

そそぎ工房

住所球磨郡球磨村一勝地丁510
TEL0966-32-1192
お問い合わせ

県伝統工芸館

TEL096-324-5133
インスタグラムでも作品を紹介しています。

spice.kuma.tedukuricollectionで検索を。
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記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

空豆形1段弁当箱

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この記事を書いた人

陶器大好き。窯元に出掛けて一目惚れしたお皿やカップを集めるのが楽しみ。スイーツも好きで自分でできる範囲で試作にも挑戦。英語も勉強中。