毎日を機嫌よく過ごす方法は? 熊本のタレントやJリーガーらに聞いた「ご機嫌に過ごすためのマイルール」7選
「自分の機嫌を自分で取れる大人になりたい!」。でも実際にどうすればいいのか、分からない人も多いと思います。熊本県内で活躍している7人に、気持ちを前向きにする方法やリフレッシュするための習慣、気分転換の方法など、「ご機嫌で過ごすためのマイルール」を教えてもらいました。みなさんも「マイルール」を持って、笑顔あふれる2025年にしましょう!
日々を楽しく前向きに 7人のご機嫌ルール
毎日をご機嫌に過ごしたくても、嫌なことを言われて落ち込んだり、大舞台を前に憂うつな気持ちになったりしますよね。熊本で頑張っているタレントやサッカー選手ら7人に、毎日をごきげんに過ごすための「マイルール」やアイテムを教えてもらいました。前向きな気持ちでいるための感情コントロール術についても、専門家にインタビューしました。不機嫌な言動が周囲に与える悪影響が「フキハラ(不機嫌ハラスメント)」と認識されつつある現在、ご機嫌でいる努力は職場や家庭でも不可欠です。7人の「ご機嫌術」を参考にして、フキハラを防ぎましょう。
タレント・草野遥さんのご機嫌マイルール
前髪を眉上にキープ
テレビ番組での弾ける笑顔が印象的なタレント、草野遥さんのごきげんポイントは、短くカットした前髪。「明るさや元気を表現できて、私の個性になっている」と言い、カットすると気分も上がるそうです。子育てもあり忙しい毎日ですが、「ごみ出しに向けて、計画的に袋にごみを詰め込むとスッキリする」「夜中にクッキーを焼いて一服すると幸せ」。暮らしを楽しみ、撮影に向けてのエネルギーを蓄えています。
心を落ち着かせたい時に聞く曲
『Life is Like a Boat』(Rie fu)
子育てから離れ、1人でお気に入りの中国料理店へ。「麻辣粉」(マーラーフェン)を食べてリフレッシュします
ロアッソ熊本・黒木晃平さんのご機嫌マイルール
ゆっくり温泉に入る
ロアッソ熊本在籍13年目となるベテラン、黒木晃平選手のリフレッシュ方法は「温泉に行くこと」。お湯と冷水に交互に漬かってリラックスします。練習や試合後はクールダウンに欠かせず、休日も早い時で朝5時台から温泉に行くことで「有意義な一日のスタートを切れます」。ただ「サッカーでのイライラは、サッカーでしか解消できません」ときっぱり。試合で結果を出してごきげんになるために、練習を重ねる日々です。
リラックスしたい時に聞いてます
back number
ペットたちと過ごすのも大切な時間。散歩中に近所の方々に声を掛けられることもよくあるそうです。
学芸員・坂本顕子さんのご機嫌マイルール
派手な柄の靴下をチョイス
現代美術家・草間彌生さんのドット柄のタイツを着こなす学芸員の坂本顕子さん。あえて変わったデザインを選び、「履くと元気が出ます」と笑います。県内のレトロな定食屋巡りや、環境省の「巨樹・巨木林データベース」を基に大きな木を見学することも日々の息抜き。「いずれも地元の人たちが大切にしているもの。自分の生活圏を越えたところで、人の心が通い合う様子を見ると癒やされます」
はっとさせられる本です
『成りあがり』(角川文庫)矢沢永吉著
美容室経営・岩﨑充洋さんのご機嫌マイルール
子どもの習い事を見学しておのれに喝!
託児室付きの美容室などを熊本市内で8店舗経営する岩﨑充洋さん。「立場上、叱ってくれる人はほぼいません」。そこで、長女が週3日習っている剣道を見学しに行き、娘に自分を重ね合わせることで、意識して「怒られている」そうです。「先生の『細かいことに手を抜かない』といった教えは自分にも響く言葉。新鮮な気づきがいっぱいです」と話してくれました。
感動する曲
『風の日』(ELLEGARDEN)
会社員・佐藤瑠美さんのご機嫌マイルール
パンクバンドのライブでエネルギーチャージ
仕事と子育てに忙しい会社員、佐藤瑠美さんの楽しみは、年5回ほど、パンクバンドのライブに行くこと。25年前、ライブで「ファン同士が体をぶつけ合う一体感が衝撃でした」。ライブ翌日は発汗やストレス発散のおかげか、肌の調子が良いと褒められることも。音楽好きだった夫は、今はゴルフに夢中。「お互いの趣味を尊重し合っているので、安心して楽しめます」と笑顔です。
推しの復活ライブでの一曲
『Stay Gold』(Hi-STANDARD)
農家・月野亜衣さんのご機嫌マイルール
インスタライブで人を笑わせる
カラフルなイタリア野菜などを露地栽培し、生産物のネット販売やオンライン料理教室に取り組む『うさぎ農園』の月野亜衣さん。インスタライブを通して国内外のフォロワーに笑顔になってもらうことが、自身の活力になっています。時には変装で笑いを誘い、自らも楽しんでいる姿が印象的。「農園はフォロワーさんに支えられています。感謝を込めて交流することを、大切にしています」
頑張ろうスイッチが入る
『踊LOCCA』(C&K)
農業は体が資本。体調に合わせて調合したハーブティーを飲むことを日課に
コーヒーショップ経営・山下璃久さんのご機嫌マイルール
朝のコーヒーでスイッチオン
英国ロンドンでの1年間の留学を通じて、朝のコーヒー文化に魅了された山下璃久(りく)さん。「朝のおいしい一杯はエンジンをかけるスイッチ。一日を前向きにしてくれるんです」とにっこり。その魅力を届けたいと、経営するカフェを朝7時に開けるのがこだわりです。「コーヒー片手に、朝の会話を楽しむことも、いい一日の始まりをつくってくれるはずです」
明るく元気な気分に
never young beach
ご機嫌でいるために…専門家のアドバイス
ありのままを受け入れて心と体が喜ぶ時間を
日々の生活の中でごきげんを保つには、どんな時も自分の気持ちをありのままに受け入れることが大切です。「疲れているな」「悲しいな」と自分の状態を認めることで、気持ちの整理がついてきます。また、心理学の観点からは、7人の皆さんが挙げているような入浴やコーヒーブレイクなど心と体が安らぐ行動を取り入れることがお勧めです。
落ち込んでいる時は自分や相手を責めがちですが、人格否定ではなく行動を振り返る思考が立ち直りに効果的です。「早く準備すれば良かった」などと改善点を見つけることで次の一歩が見えてきます。自分をいたわり、心と体が喜ぶ習慣を見つけることが、毎日のごきげんにつながります。