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NISAを活用した積立投資を始めたい 毎月8万~10万円程度は適切な投資額?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q.NISAを活用した積立投資を始めたい 毎月8万~10万円程度は適切な投資額?

夫婦で会社を経営しています。この春、第1子が高校に入学すると、塾代がいったん落ち着くため、浮いた資金でNISAを活用した積立投資を始めたいと考えています。月々8万~10万円程度で検討していますが適切でしょうか。

今のところ金融資産は預金と保険を中心に、iDeCoと小規模企業共済は節税目的で積み立てています。

子ども名義の預金は、母から贈与を受けているものです。保険を使って、贈与税のかからない110万円を毎年もらっており、あと数年は続く予定です。

A.積立投資は無理のない金額 妻のiDeCoも検討してみて

上のお子さんの高校受験を控え、今年度は月謝や夏・冬季の特別講習、教材費など塾関係の費用に100万円を超える支出があったそうです。それでも小規模企業共済やiDeCoの積み立て分を除き年200万円ほどの黒字を計上されている強い家計で、さらに新年度以降の教育費は80万円ほど浮く見積もりですね。

お手持ちの金融資産を拝見すると、ドル建て保険を除く約8割が価格変動リスクのない安全資産です。数年後に控える大学進学資金も十分な準備が整っており、月々8万~10万円の積立投資は決して無理のない金額だと思います。

積立投資については、既にiDeCoにも取り組んでおられますが、現状夫の分のみとのこと。妻の分も検討されてはいかがでしょうか。「所得が少ないので節税額も少ない」とおっしゃられましたが、毎年続くことを考えると恩恵は小さくないと思います。

さて、お母さまからの贈与の件、高額の資金を贈与することを申し合わせ、その後、数年に分割して資金を引き渡す「定期贈与」に当たるのではと一瞬、心配しました。定期贈与は、申し合わせた年に総額を贈与契約したものとして税額が計算されますので。ですが、保険商品を活用することでそこを回避されたのですね。ありがたい後ろ盾でお子さんの可能性もより広がることと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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