自己肯定感が低い人の特徴8つ|高める方法や仕事で自信のない人と接する方法も紹介
自己肯定感が低い人は、ありのままの自分に対して不安があり、仕事や恋愛などのコミュニケーションで悩みやすくなります。
今回は、自己肯定感が低い人の特徴と原因、自己肯定感の高め方を紹介します。
自己肯定感を高める方法を知りたい人はもちろん、周囲の謙虚すぎる人への接し方に悩んでいる人もぜひ参考にしてくださいね!
自己肯定感とは「ありのままの自分を受け入れる感覚」
自己肯定感とは、ありのままの自分に満足できている状態のことです。
自己肯定感が高い人は、自分の長所も短所も肯定的に受け入れることができ、自分も相手も等しく大切にできます。
一方で、自己肯定感が低い人は、ありのままの自分に満足できず、自分自身の行動やコミュニケーションに不安を抱えがちです。
日本には組織やコミュニティによって謙虚さを美徳とする文化があるため、日本人には自己肯定感が低い人が多いといわれています。
自己肯定感を高めるには、自分自身の心を満たしながら、謙虚さと自信のバランスをとるアクションがカギになります。
自己肯定感が低い人の特徴8つ
「自己肯定感が低い人」とは、具体的にはどのような人のことを指すのでしょうか。
はじめに、自己肯定感が低い人に共通する特徴をみていきましょう。
1.物事をネガティブにとらえやすい
自己肯定感が低い人は、身のまわりの物事や周囲の人の言動を否定的にとらえやすい傾向があります。
目の前のトラブルに対して「私のせいだ」「どうしよう」と不安になったり、実際に起きていないことまで想像して恐怖を膨らませてしまうこともあるでしょう。
2.自分に自信がない
ありのままの自分を受け入れられないと、「自分はダメだ」「自分は人の役に立たなければ価値がない」と悲観しがちです。
周囲から見れば十分優秀に見える人でも、自己肯定感が低いと周囲の高評価を素直に受け入れられないことも。
また、自信のなさから自分と他人を比べて劣等感をもったり、自分を犠牲にしてまで周囲の人に尽くしすぎたりすることもあるようです。
3.他人を信用できない
自分自身に価値を感じられないと、他人を信用できない状態に陥りやすくなります。
周囲の褒め言葉を素直に受け取れず、「なぜこんな私を褒めてくれるのだろう?」「なにか裏があるのでは?」と疑ってしまうことも。
相手が「好意を断られた」「信用されていない」と感じ取ると、人間関係に距離ができてしまうこともあるかもしれません。
4.疲れるほど完璧主義
自己肯定感が低い人は、物事の白黒をハッキリさせようとしたり完璧主義になったりすることもあります。
仕事や目標の達成にはストイックさも大切ですが、ひとときも休めずにがんばり続けると自分自身を苦しめてしまうでしょう。
さらに、他人に対しても理想の姿を求めると、周囲との衝突につながりやすくなります。
5.失敗への恐怖から行動できない
自分への自信が低下していると、失敗への恐怖からチャレンジできないこともあります。
せっかくのチャンスが訪れても、「私にはできない」「どうせ失敗する」とネガティブに考えて一歩踏み出せないことも。
仕事では、消極的な人物に見えると低い評価につながりやすく、もったいない場面もあるかもしれません。
6.周囲の目が気になり自分の意見を言えない
自己肯定感が低いと、周囲にどう思われるかが気になり、自分の気持ちや考えを抑えることもあるでしょう。
「みんなにバカにされるのではないか」「相手に迷惑をかけたくない」と不安が勝り、つい我慢をすることも。
また、理不尽な環境や過去のトラウマなどのつらい経験から、自己主張をするのが怖くなってしまうこともあります。
7.他人の意見や価値観を優先しがち
自分の意見に自信をもてないと、他人の意見や価値観に合わせがちです。
協調性は大切ですが、相手に合わせてばかりいるとかえって窮屈にさせてしまうことも。
心のどこかで「相手に合わせていれば安心」「失敗しても自分で責任を取らなくて済む」と相手に依存しているところがあるかもしれません。
8.承認欲求が強い
自己肯定感が低い人のなかには、周囲に認められたいと願う承認欲求を強くもっている場合もあります。
SNSの投稿への「いいね」やコメントの数が気になったり、相手を助けたときに見返りを期待したりすることも。
自分への自信のなさから、複数の人に認めてもらうことで自分の価値を確かめているのかもしれません。
自己肯定感が低くなる原因5つ
自己肯定感が低くなる原因には、過去にいた環境や心の変化などさまざまなことが考えられます。
続いて、自己肯定感が低くなりやすい理由をみていきましょう。
1.家庭環境の影響
自己肯定感の形成には、生まれ育った家庭環境が大きく関係しやすいといわれています。
厳しい親に育てられたり兄弟と比較されたりして抑圧された経験があると、自分の気持ちや主張を抑えてしまうことも。
幼少期に受けた影響は非常に根深いため、時間をかけて向き合っていくことが大切です。
2.トラウマの影響
家庭環境以外にも、過去に学校や職場などで理不尽な指導やいじめなどのトラウマがあると、自己肯定感が低くなりやすいでしょう。
「本当は自由に行動したい」と思っていても、「もう2度とつらい目に遭いたくない」という恐怖があると自己防衛に走るのは無理もありません。
トラウマを克服したいときは、自分自身の本音とじっくり向き合い、新たな成功体験を重ねながら心を癒していきましょう。
3.強いコンプレックスを抱えている
自己肯定感の低下は、容姿や学歴、性格など、自分自身に対して納得できない部分への劣等感からくることもあります。
自信のなさから人を信用できず、たくさんの人に賞賛されても心が満たされないことも。
コンプレックスから抜け出したいときは、自分自身を客観的に見たり、似た悩みを抱える人と接したりすると改善できる可能性があります。
4.ネガティブ思考が癖になっている
自己肯定感が低い人は、ネガティブ思考が癖になっている場合もあります。
職場や家庭などで常に抑圧された状態にいると、「自分は能力が低い人間だ」「自分には価値がない」と洗脳されてしまうことも。
今の環境がつらいなら、ポジティブな人や自分を受け入れてくれる人が多い環境に身を置くことで次第に心が回復するでしょう。
5.ホルモンバランスの影響
「日によって自己肯定感の高低に波がある」「以前よりも不安が強くなった」と感じる人は、ホルモンバランスが影響している可能性があります。
特に女性の場合は、環境や年齢の変化によってPMS(月経前症候群)の症状が現れることも。
日常生活や仕事に影響が出る場合は、医療機関のプロに相談することをおすすめします。
自己肯定感が低いとどうなる?
自己肯定感が低い状態はマイナスにとらえられがちですが、具体的にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、自己肯定感が低くなることで起こりうるシチュエーションを紹介します。
チャンスを逃しやすくなる
謙虚な姿勢は素晴らしいことですが、思考や行動が消極的になりすぎると、周囲に「主体性がない」「保守的すぎる」とマイナスの印象を与える場合があります。
職場では、仕事のチャンスを逃したり、評価に影響したりすることもあるかもしれません。
内心では「もっと活躍したい」「高く評価されたい」と願っている人にとっては、非常にもったいない状態です。
ある日突然感情が爆発する
日ごろから自分の気持ちや意見を抑えがちな人は、ある日突然感情が一気に爆発してしまうこともあります。
職場では周囲が驚いたり、自分自身も恥ずかしさからいたたまれない気持ちになるでしょう。
我慢をするだけでなく、自分の気持ちを上手に伝えることも大切です。
他人に依存しやすくなる
自己肯定感が低いと、自分で決断することに不安を感じ、他人に依存しやすくなる場合もあります。
相手に気を遣っているつもりでも、本音では「人に決めてもらったほうが安心」「自分で責任を取りたくない」と決断をゆだねていることも。
人を頼ることも大事ですが、常に依存しすぎると相手にとっては重荷になる可能性もあります。
部下や子どもをコントロールしようとする
物事をネガティブにとらえやすい人は、自分が上司や親になったときに部下や子どもに影響を与えることもあります。
相手を心配するあまり、チャレンジしようとする人を否定したり自分の思い通りに動かそうとコントロールしたりすることも。
つい人に口を出してしまいたくなるなら、「自分と相手は違う人間」と認識してみましょう。
今すぐできる!自己肯定感を上げる具体的な方法10個
自己肯定感が低い人のなかには、「自分に自信をもちたい」「悩まずにいきいきと過ごしたい」と考えている人も多いはず。
ここでは、自己肯定感をアップさせる具体的なアクションを紹介します。
1.無理にポジティブになろうとしなくてOK
自己肯定感を上げたい人は、「ネガティブ思考は悪」「常にポジティブでいなければ」と自分を否定している人もいるかもしれません。
しかし、無理に気持ちを高めようとすると、心がついていかず逆効果になってしまいます。
自分のネガティブな気持ちをそのまま受け入れたうえで、焦らずに少しずつ理想の自分に近づくためのアクションをとってみましょう。
2.自分の気持ちを書き出す
自分の気持ちを抑えがちな人は、心のなかの本音を紙やスマホに書き出すことからはじめてみましょう。
人には言えないネガティブすぎる気持ちでも、自分自身の密かな夢でもなんでもOKです。
自分の思いを吐き出すと、気持ちがスッキリすると同時に自分の本音に気づけるでしょう。
3.アドバイスをする目線で考えてみる
自分に対して厳しくなりがちなら、同じ悩みを親しい友人に相談されたとして「自分なら相手にどうアドバイスをするか」を想像してみましょう。
第三者の目線で考えてみると「○○だからといってあなたのことを嫌いにならないよ」「そのままの君で大丈夫だよ」と優しい言葉が出てくるのではないでしょうか。
自分自身を客観的に見つめることで、心がホッとしたり具体的な行動のヒントを得られたりするかもしれませんね。
4.うまくできたことを振り返る
一人になったときに反省や後悔で落ち込んでしまう人は、同時にできたことも振り返ってみましょう。
一日の出来事のなかには、「○○をしたら○○さんが喜んでくれた」「○○が楽しかった」などのよかったこともあるはずです。
ネガティブなことに目がいきがちでも、ポジティブなことも一緒に考えられると心のバランスがとりやすくなります。
5.小さな希望を実現する
「自分に自信がない」「自分が嫌い」と思っているなら、あなた自身の小さな希望を実現してあげるのもおすすめです。
具体的なアクションは、「ランチに○○を食べる」「気になるドラマを観る」など、一人で手軽にできることがよいですね。
自分の願望を叶えてあげることで心が満たされ、ネガティブな気持ちが和らいでいくでしょう。
6.やりたいところからやる
仕事で新しいチャレンジをするのが怖い人は、興味のある部分から取り組んでみてもよいでしょう。
重い腰が上がらないことでも、「お試し感覚でやってみる」「簡単そうなところからやる」など、心理的なハードルを低くするとやる気が湧いてきます。
一度作業に手をつけはじめれば、いつのまにか仕事が進んでいるかもしれません。
7.自分で自分を褒める
「自分はダメだ」「○○しなければ」と完璧主義になりがちな人は、自分で自分を褒めてみましょう。
自分自身を第三者目線で客観的に見ると、「こんなところがすごい」「ここがユニーク」と長所や尊敬できるポイントが見つかるはず。
はじめは照れくさいかもしれませんが、頭のなかで考える分にはほかの人にわからないので、ぜひ試してみてくださいね。
8.過去の自分自身と比べる
他人と自分を比べて落ち込んでしまうときは、今の自分と過去の自分を比べてみましょう。
「人と比べない」と意識するのは難しいことですが、過去の自分と比べれば「入社当初よりも仕事を覚えた」「苦手だった○○にも慣れてきた」など、前向きな部分が見つかるはずです。
他人と比較するのではなく、過去の自分と比較して自己ベストを更新するといった気持ちをもつと楽になれます。
9.自分の好きなことや楽しいことを大切にする
自己肯定感を高めたいなら、自分の趣味や癒しの時間を大切にしましょう。
日ごろはネガティブ思考になりがちな人も、自分の好きなものに触れているときはあたたかい気持ちになれるはず。
心が華やぐ時間が増えればリフレッシュにもなり、考え方や行動も少しずつ好転していくでしょう。
10.気分転換のスイッチをつくる
悩みやネガティブ思考から抜け出したいときは、気分転換のスイッチがあると役立ちます。
心がホッとするアロマやテンションが上がる音楽など、あなただけのモチベーションアップ方法を探してみましょう。
仕事中に気持ちを切り替えたいときや、頭から悩みや不安が離れない状態から脱したいときにもおすすめです。
自己肯定感が低いときのコミュニケーションのコツ7つ
自己肯定感が下がっているときは、「人と話すのがつらい」「行動が迷走しがち」と不安を感じやすいもの。
ここでは、職場やプライベートで役立つコミュニケーションのコツを紹介します。
1.心の状態を宣言する
自分の言動で相手を傷つけるのが怖いときは、今の状態をそのまま相手に宣言するだけでも心がラクになります。
「今日は調子がよくないので、変なことを言ってしまったらごめんね」「気分が落ち込んでいるから、話を聞いてくれたらうれしいな」など、相手への不安や希望を伝えてもよいですね。
あなたを大切にしてくれる相手であれば、自己開示をしてもらうことでかえって安心できるはずです。
2.「行動に対してアドバイスをくれた」と変換する
周囲のアドバイスに対して「私の人格を否定された」と感じやすい人は、「私の行動に対して注意してくれた」と変換してみると受け入れやすくなります。
特に仕事では、組織やチームで一つの目標を達成するために、ルールや決まりがあります。
チームのために改善が必要な部分は努力をしながら、疑問が残るなら本人に聞いたりほかの人の意見を聞いたりできるとよいですね。
3.チームの目的を意識する
集団のなかで「自分さえ我慢すれば」と遠慮しがちな人は、チームの目的を意識してみましょう。
たとえば、職場であれば業績をアップさせることが目標であり、ときには積極的な姿勢も求められます。
「今よりよくしていこう」という明確な目的があれば、今まで抑えていた意見も「改善案」として伝える勇気が湧いてくるでしょう。
4.心を許せる相手に自分の本音を話す
自分の本音と行動のギャップに悩んでいる人は、心を許せる相手の前で本音をこぼしてみましょう。
友人や家族などの身近な相手はもちろん、インターネット上で話せる相手でもOKです。
あなたの話に対して、「そうだね」「大変だね」と否定せずに受け入れてくれる相手であれば話しやすいはず。
自分のモヤモヤした感情を表に出してみると、驚くほど心がスッキリするでしょう。
5.ポジティブな言葉でNOを示す
自分の気持ちや意見を伝えるのが苦手な人は、積極的にポジティブなワードを取り入れてみましょう。
自己肯定感が低いときは「拒否するのは悪いこと」「断るのは失礼」と考えがちですが、相手の提案を受け入れるかどうかはあなた自身が決めてよいことです。
引き受けられないときは「ありがとう、私は大丈夫だよ」「今は手が離せないから○分待ってもらえるかな?」などの前向きな言葉を添えると、相手にも心地よく伝わります。
次の記事では、相手と心地よいコミュニケーションをはかるコツを紹介しているので、あわせて活用してくださいね。
【関連記事】コミュニケーション能力が高い人の特徴8つ!ストレスのない関係を築くコツを紹介
6.新しい環境でチャレンジしてみる
職場や身近な環境で失敗するのが怖い人は、自分の生活に直接影響のない場所で新しいことにチャレンジするのもおすすめです。
一回限りのイベントや旅先など、一期一会の相手であれば今後も会う可能性が低いので、いつもより少しだけ大胆に行動できるはず。
安心できる場所でコミュニケーションの練習を積み重ねれば、少しずつ自分に自信をもてるようになります。
7.SNSデトックスをする
友人からの「いいね」が気になったり周囲の人と比べたりしがちな人は、思いきってSNSから離れてみるのも一つの方法です。
自分にとって刺激になる情報をシャットアウトするだけでも、心の負担が軽くなることも。
スマホを見えない場所に置いたりアプリの通知を消したりすると、自然とスマホから離れられます。
はじめはスマホが手元にないとソワソワするかもしれませんが、次第に自分自身の行動に集中できるようになるでしょう。
安心できる!自己肯定感が低い人との接し方5つ
職場やプライベートで関わる自己肯定感が低い人とは、どのように接したらよいのでしょうか。
ここでは、自分に自信がない相手やネガティブ思考な相手と打ち解けられる接し方を紹介します。
1.話を聞いて共感の姿勢を示す
自己肯定感が低い人と話すときは、「この人になら話しても大丈夫」と相手に安心感を与えることが大切です。
相手の話に耳を傾け、「そうなんだね」「それは大変だったね」などの共感の言葉をかけると相手が心を開きやすくなります。
我慢をしてまで相手に同調しなくてもよいので、「私はあなたの味方だよ」という気持ちをもってコミュニケーションをとれるとよいですね。
2.事実にフォーカスして正当な評価をする
謙虚すぎたりネガティブな発言をしたりする人がとった行動に注目してみましょう。
一見自信がなさそうに見えても、仕事自体には問題がなかったり優秀だったりすることもあります。
事実に目を向けて正当な評価をすると、本人のモチベーションもアップにもつながります。
3.具体的な根拠をあげて褒める
自己肯定感が低いタイプの人を褒めるときは、具体的な根拠をあげながら伝えましょう。
漠然と感謝をしたり手放しに褒めたりすると、相手が「なぜ?」「裏があるのでは?」と不信感を抱くことも。
「あなたが○○をしてくれたおかげで○○が成功したよ」「○○さんも感謝していたよ」とお礼の理由を説明すると、本人も納得しやすいはずです。
4.得意分野を頼る
仕事に対する主体性や積極性を伸ばしてほしい相手には、その人の得意分野を頼る方法もあります。
小さなことでもチームの成果に貢献し感謝されると、本人の自信につながります。
成功体験を一つずつ積み重ねればやる気がアップし、積極的に行動してくれるようになるでしょう。
5.楽しい時間を一緒に過ごす
落ち込んでいる人やマイナス思考な人に対しては、無理に励まそうとせず、一緒に楽しい時間を過ごすだけでもOKです。
美味しいレストランやストレス発散できる場所など、一緒に楽しめるスポットに行ってみましょう。
相手にとって気分転換になれば、有意義な時間を共有したあなたにも心を開いていくはずです。
自己肯定感が低い人へのNG行為
自己肯定感が低い人は、接し方によっては深く傷ついてしまうこともあります。
最後に、自己肯定感の低い人と接するときに気をつけたいNG行動を紹介します。
相手の感情に引きずられる
ネガティブな発言が多い相手に対しては、自分も相手の感情に引きずられないように注意しましょう。
人の気持ちは伝染しやすいため、相手の心に寄り添いすぎると自分もつられてネガティブ思考に陥ることもあります。
会話では「この人はそう思うんだ」「自分とは異なるタイプの人だな」と線引きをすると、上手に付き合えるでしょう。
無理に相手を変えようとする
自己肯定感の低い相手を無理に変えようとすると、かえって反感を買いやすくなります。
家庭環境や過去のトラウマが原因の場合、本人が自己肯定感を高めたいと願っていても時間がかかることも。
こちらの理想を押しつけるのではなく、相手のペースにまかせましょう。
相手を否定する
自分に自信がない人は、相手に注意されたり断られたりされることに敏感に反応する傾向があります。
厳しい口調で叱責すると、肝心の内容を理解してもらう前に「この人は敵だ」「迷惑をかけて申し訳ない」と心を閉ざしてしまうことも。
相手に伝えるべきことがあるときは、なるべくポジティブな言葉で伝えたりフォローをしたりすると受け入れられやすくなります。
雑に扱う
自己肯定感が低い人に対しては、自信がなさそうに見えても冗談やいじりなどで雑に扱わないようにしましょう。
相手はハッキリ言わなくても、想像以上に深く傷ついていることもあります。
職場の同僚や部下に自己肯定感の低い人がいたら、長所や特技を見つけながら上手に頼れるとよいですね。
自己肯定感が低い人は、焦らず自分のペースで行動してみよう!
自己肯定感が低いときは、自分の行動やコミュニケーションに不安を抱えることもあるでしょう。
自己肯定感を高めたいときは、ネガティブに考えてしまう自分を否定するのではなく、客観的に眺めてみると安心したり行動へのヒントを得たりできます。
焦らずに少しずつ、理想の自分に近づくアクションを試してみてくださいね!
次の記事では、心が落ち込んでいるときに前向きになれる行動や考え方を紹介しているので、あわせてご覧ください。
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