美人の湯と冬景色が最高!「湯の児温泉」はひとり旅におすすめ【熊本】




美しい景色を眺めて、美味しいものを食べて温泉につかれば、
きっと身も心も美人になるはず。そう信じて、ひとり温泉旅を続ける温泉ソムリエ・ぴちこがおすすめする、熊本の温泉&グルメ情報をご紹介します。
こんにちは、温泉ソムリエのぴちこです。
「温泉×⚪︎⚪︎」の組み合わせが大好物な私。温泉の泉質はもちろん、どれだけ心が満足できるかが旅先を決める大きなポイントです。
今回、訪れたのは水俣・湯の児温泉。学生時代には、夏に海水浴場で思いっきり遊んで、その流れで温泉にも癒されて帰るという、超ハードな遊び方をしていましたが、アラフィフにもなると、体力的にもそんなわけにもいきません。
それよりも求めるのは「温泉×海水浴オフシーズンの静けさ!」。海の透明度が増す冬の湯の児温泉は、今、まさに「ひとり温泉旅」のオンシーズンです。
美人の湯と五感を満たす海の恵み、食と絶景を満喫できる湯の児温泉をご紹介します。
真冬の湯の児温泉はひとり温泉旅、オンシーズン!


求める「温泉×海水浴オフシーズンの静けさ!」にぴったりな「湯の児温泉」があるのは、熊本と鹿児島の県境にある水俣市。中心部から車を10分ほど走らせると温泉街にたどり着きます。
不知火海を望む海沿いに、旅館やホテル、町湯など温泉施設が8軒建ち並び、かつては熊本の四大観光地として親しまれていたそうですが、現在、軒数も減ってしまい、旅館だった建物などが廃墟化しているところも…。


少し寂しい雰囲気もありますが、良質な温泉とオーシャンビューの絶景は健在!(もちろん、美味しい海の幸も!)
主な泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉」。美肌に嬉しいクレンジングのような作用と、海辺の温泉ならではの塩パックのような保湿作用。さらに、湯上がりのポカポカ感が続く保温効果も期待できる、嬉しいこと尽くしの温泉です。
施設それぞれに源泉があり、少しずつ含有成分が違うため、肌ざわりや湯の色などが異なります。湯巡りの際には、温泉分析書を眺めるのもおすすめです。


さらに、露天風呂や内湯、洞窟風呂など、施設によって浴室の趣が異なったり、潮の干満によって温泉の塩気や温度が変わったりするのも海辺の温泉だからこそ。
温泉は、大地の恵み、自然の恩恵!ただ湯船につかるだけでなく、そんなことも考えながら湯浴みをすれば、きっと心も美人になるハズです。
海辺の散策道には、圧巻の廃墟も!
湯の児温泉といえば、ぜひゆっくりと歩いてほしいのが海辺の散策道。宿のあちらこちらから海を眺めることもできますが、ほど良い運動は、健康だけでなく、食事が美味しくなるためにも欠かせません。


海岸線を歩いていると、視界いっぱいに建つ圧巻の廃墟が!


大洞窟風呂で人気を博していた「山海館」跡で、某アニメに登場した建物に似ている!と話題になった建物で、閉館後もそのまま残っています。ここだけ時が止まったような、不思議な光景。廃墟マニアにはたまらないでしょう。
さらに、海水浴場から吊り橋を渡って上陸できる無人島は公園になっていて、こちらも散策にピッタリ。海の美しさを感じながら、のんびり歩きたい散歩道です。
湯の児を食べて、遊ぶ、ランドマークが爆誕!


海水浴場のある駐車場脇に、2024年夏にオープンしたのが、「渚の交番 HIMETATSU」です。
「湯の児は、内海でかつビーチも遠浅。駐車場やシャワーも無料とあって、”日本一優しいビーチ“だと思っています。それでも“海ばなれ”が進んでいることを懸念して、“海を次世代に繋いでいきたい!”と、この場所をオープンしました」(副理事・井手さん)




1階にはアクティビティの受付があり、観光パンフレットなどもあるので、観光の拠点として立ち寄るのがおすすめ。シーカヤックやSUP、スキューバダイビングなど、1年を通して海を楽しめます。






さらに、2階のカフェ「HIME HUS(ヒメハウス)」では、カレーやパスタ、ピッツァなどの食事メニューのほか、チュロスやドーナツなどのカフェメニューも揃い、海を望むロケーションもバッチリです!




お腹も心も満たされたら、お宿にチェックインして、またのんびり。大人のひとり温泉旅にピッタリの、時間の流れと癒しをお楽しみください。
渚の交番 HIMETATSU/HIMEHUS
住所 | 水俣市大迫1196ー2 |
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TEL | 070-8323-3318 |
Webサイト | https://www.instagram.com/nagisa_no_himetatsu/ |
営業時間 | 11:00〜17:00 |
休業日 | 月・火曜(夏期は休みなし) |
駐車場 | あり |

