コミュニケーション能力が高い人の特徴8つ!ストレスのない関係を築くコツを紹介
コミュニケーション能力が高い人は、仕事もプライベートも充実しているように見えて憧れますよね。
そこで今回は、コミュニケーション能力が高い人の特徴と、対人スキルを鍛える具体的な方法を紹介します。
人間関係に悩みがちな人や人見知りな人がスムーズな人間関係を築くコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
「コミュニケーション能力が高い」とは?
コミュニケーション能力とは、相手と心地よい関係を築くスキルのことです。
誰とでも良好な関係を築ける人は、周囲に「コミュ力が高い人」「対人スキルが高い人」と言われるでしょう。
コミュニケーション能力を高めるためには、自分と相手の両者を尊重するバランスが大切です。
「自分ばかり」または「相手ばかり」を重視するのではなく、どちらも同じくらい尊重することでお互いにリラックスできる関係が築けるはずです。
コミュニケーション能力が高い人の特徴8つ
はじめに、コミュニケーション能力が高い人に共通する特徴を紹介します。
身近な人の姿を思い浮かべながら、コミュニケーション能力を高めるポイントをつかんでいきましょう!
1.柔軟性がある
対人スキルが高い人は、時と場合に応じて臨機応変に対応できる柔軟性をもち合わせています。
自分と考えや意見が異なる場合も、相手を否定せず「そういう考えもあるね」「斬新なアイデアだね」と認めることができます。
柔軟性がある人は、職場やプライベートで周囲から「受け入れてくれてホッとした」「この人になら相談できる」と信頼を寄せられるでしょう。
2.適切な気遣いができる
コミュニケーション力が高いと言われる人は、相手にとって適切な気遣いを行います。
おせっかいではなく相手の様子を見ながら行動できるので、周囲からは「気が利く人」「一緒にいると安心する人」と言われることも。
思いやりに満ちた行動は、人と人が信頼関係を築くうえで大切なものです。
3.好奇心が旺盛
好奇心が旺盛な人は、話題が豊富で周囲にも「面白い人」「頼れる人」と慕われます。
身の回りのことに興味や疑問をもち、気になることは実際にアクションに移すと経験値が上がっていきます。
また、1つのジャンルにとても詳しかったり研究熱心だったりするオタク気質がある人もいます。
4.自分の感情をコントロールできる
周囲と良好な関係を築ける人のなかには、感情を上手にコントロールできる人が多くいます。
日常生活では、思い通りにいかないことや相手の言動にイライラすることもあるでしょう。
心が常に安定している人は、自分なりのリフレッシュをはかりながら「自分の機嫌は自分でとること」を実践しています。
5.周囲を頼るのが上手
コミュニケーション能力が高い人のなかには、周囲の人に協力を仰げる人もいます。
業務を1人で抱え込まずに相談したり分担したりすれば、自分自身の仕事もはかどります。
さらに、お願いごとは相手が得意なことであれば、かえって喜んで引き受けてくれるはずです。
6.年齢や立場が上の人にも自分をさらけ出せる
相手の年齢や立場を問わずに自分を出せる人は、周囲にコミュニケーション能力が高いと一目置かれます。
特に組織では、立場が上になるほど周囲との距離が遠のきやすいため、自分の懐に飛び込んできてくれる部下や後輩はありがたい存在です。
目上の方とも気さくに話せるタイプの人は、相手の地位に萎縮しすぎず、どのような人とも対等に話せる傾向があるようです。
7.初対面の人とすぐに仲よくなれる
初対面の人ともすぐに打ち解けられる人は、周囲にコミュニケーション能力が高い人と思われやすいものです。
お互いの共通点を見つけたり相手を喜ばせるポイントをつかんだりして、「気が合うかも」「話していて気持ちよいな」と相手の心を開くことができます。
積極的に人脈を広げると、情報収集や今後のチャンスづくりにも活かせるでしょう。
8.相手と適度な距離感を保てる
コミュニケーション能力が高い人は、相手の気持ちを尊重し、適度な距離感を保つことができます。
職場やチームのなかには、「みんなとワイワイ話すのが好きな人」がいる一方で「1人の時間を大切にしたい人」もいます。
相手の心に踏み込みすぎずに心地よい距離感をキープできる人は、周囲からの信頼も厚いはずです。
コミュニケーション能力が高い女性の特徴
続いて、女性にも男性にも好かれるコミュニケーション能力が高い女性の特徴を紹介します。
日常生活で人間関係に悩みがちな人は、コミュニケーション能力をアップすると明るく前向きに過ごせるでしょう。
自分の気持ちを上手に伝えられる
良好な人間関係を築ける人は、会話のなかで自分の気持ちや考えを上手に相手に伝えられます。
女性のなかには、相手に対してつい遠慮や我慢をしてしまう人も多いはず。
ポジティブな言葉を選んで相手をイヤな気持ちにさせない伝え方をすれば、自分の心にストレスをためることなく快適に過ごせるようになります。
リアクションや表情が豊か
気持ちよく会話ができる人は、話しているときのリアクションや表情が豊かです。
特に、笑顔は元々の顔のつくりやメイクに関係なく女性の心の美しさを引き立たせます。
さらに、あいづちや歓声などのリアクションをとると、相手も「話を聞いてくれてうれしい」と安心感を抱いて距離が縮まるでしょう。
誰にでも分け隔てなく接する
周囲に信頼される女性は、仲のよい人だけでなく誰にでも分け隔てなく接することができます。
誰に対しても同じ態度で接する人は性格の裏表を感じさせないため、周囲も安心して付き合えます。
職場では苦手な人や普段あまり交流がない人への接し方を意識してみると、人間関係に変化が表れるかもしれませんね。
コミュニケーション能力が低い人の特徴
ここまで、コミュニケーション能力が高い人の特徴をみてきましたが、一方で「コミュニケーション能力が低い人」にはどのような傾向があるのでしょうか。
コミュニケーション能力が低い人は、人と接するときに「自分ばかり」または「相手ばかり」を尊重しすぎる傾向があります。
たとえば、自分本位な主張を相手に押し付けたり、反対に相手に嫌われたくないからと自分の気持ちを伝えられなかったりする人もいるでしょう。
自分と相手のどちらかに不満や我慢が募ると、信頼関係は築きにくいものです。
コミュニケーション能力が高い人を目指すのであれば、自分も相手も居心地がよい関係を築くことが大切です。
コミュニケーション能力を鍛えることで得られるメリット
コミュニケーション能力を高めると、日常生活にもポジティブな影響が表れます。
ここでは、対人スキルが仕事やプライベートに与えるメリットを紹介します。
人間関係のストレスが軽くなる
コミュニケーションのスキルを鍛えると、対人関係のストレスや悩みが軽くなります。
相手の対応に疑問をもったときに適切な言葉や対応がとれると、自分が我慢しすぎずに済むからです。
人間関係のストレスを抱えやすい人は、まずは自分自身の行動から変えてみることをおすすめします。
仕事やプライベートのチャンスが広がる
周囲の人とよい関係を築ける人には、仕事やプライベートのチャンスが舞い込みやすくなります。
ときには「あなたに仕事を任せたい」「あなたと一緒に行きたい」と指名されることも。
チャンスを活かしてさまざまな経験を積めば、人生がより豊かなものになるでしょう。
自分自身がポジティブに過ごせる
周囲との人間関係に満足できると、自分自身も自然に前向きな気持ちになれます。
さらに、ポジティブな気持ちでいると仕事の効率が上がったり新たなアイデアを思いついたりします。
「もっと楽しく仕事をしたい」「悩みのない生活がしたい」と考えている人は、対人スキルを向上させるのも1つの方法ですよ。
コミュニケーション能力を高めるための具体的な行動11選
コミュニケーション能力が高い人になるには、具体的になにをすればよいのでしょうか。
続いて、今すぐ取り入れられるコミュニケーション上手な人になれるアクションを紹介します。
1.話しやすい雰囲気を心がける
相手からの好感度をアップさせたいときは、話しやすい見た目や行動を心がけてみましょう。
たとえば、口角を上げると明るい表情に見えたり、リアクションが豊かだと相手が心を開きやすくなります。
自分から積極的に話しかけるのが苦手な人は、話しかけやすい雰囲気をまとうことで周囲に声をかけてもらえるはずです。
2.相手の状況や気持ちを考える
相手に対してイライラしてしまうときは、相手の立場を考えてみることをおすすめします。
相手が抱える不安や恐怖に気づくと、「どんな言葉をかけたらよいかな」「どうしたらサポートできるかな」と深く考えられるようになります。
仕事をスムーズに進めたいときは、自分の感情をいったん横に置いて、相手にも心を寄せてみましょう。
3.相手との共通点を見つける
初対面の人と話すときは、相手との共通点を見つけると短時間で心の距離が縮まります。
人は自分と似た境遇や共通の趣味がある相手には親近感を抱きやすいものです。
相手に好印象を与えられるのはもちろん、自分自身も相手のことを好きになれるはずですよ。
4.相手の話に興味をもつ
相手との心の距離を縮めたいときは、相手の話に興味をもって聞いてみましょう。
相手との共通点や相手に教えてほしいことがあれば、自分から質問する方法もあります。
あなたの好意的な姿勢が相手にも伝わると、心を開いてもらいやすくなります。
ただし、相手が言葉を濁す場合や深入りされたくないような仕草を見せるときは話題を変えましょう。
5.相手を主語にして話す
相手に好印象をもってもらいたい場面では、相手を主語にして話すとよいでしょう。
好かれたい相手にはつい自分をアピールしたくなる人もいるかもしれませんが、人は相手に話を聞いてもらうとその人に好印象を抱きやすいものです。
「○○さんはどう思われますか?」「○○さんは□□がお好きなんですね」など、相手の名前を呼びながら質問するとより効果的です。
6.ほどよく自分自身の話もする
会話では相手の話を聞いてばかりではなく、適度に自分の話をすることも大切です。
自分の話ばかりしてしまうと相手がストレスを感じてしまいますが、ほどよく自分の気持ちや情報を伝えると安心させられます。
相手と自分が話す割合に注意しながら、会話のラリーを続けてみましょう。
7.身近な人を大切にする
コミュニケーション能力を高める習慣を身に付けたいなら、家族や友人、同僚などの身近な人への思いやりを大切にしましょう。
身近な人と接するときの行動は、無意識の習慣になっているものです。
気に入られたい相手や初対面の相手だけでなく、身の回りの人へのアクションから意識してみましょう。
8.相手のよいところに目を向ける
人間関係で悩みを抱えがちな人は、相手の長所に目を向けてみるとよいでしょう。
相手の悪いところや苦手なところばかりが目につくと、ネガティブな印象をもってしまいがちです。
馬が合わない人を好きになるのは難しいことですが、相手の特技や行動から少しでも尊敬できる部分が見つかれば、同じチームの仲間として協力できるようになるはずです。
9.相手の話を最後まで聞く
会話をしているときに相手がネガティブな反応を示していると感じたら、相手の話を最後まで聞けていないかもしれません。
話を途中で遮ったり否定をしたりすると、相手の心にもモヤモヤが残ってしまいます。
相手の話にストレスを感じる場合も、話し終わったあとに「○○ということですね?」と確認をしたり「ところで○○の件は」と話を変えたりすればスムーズに話せるでしょう。
10.言葉をポジティブ変換する
周囲の人に好かれていないのではと不安に思っている人は、印象のよい言葉を選んで使いましょう。
たとえば、飲み物を選ぶときの返事として「お茶でいい」と「お茶がいい」では受け取る側の印象も大きく変わります。
物事の両面を見て前向きなほうの言葉を選ぶと、自分の気持ちまで上向きになれますよ。
次の例を参考に、日常会話にポジティブワードを取り入れてみてくださいね。
- 「〆切まで残り3日しかない」→「〆切まで残り3日もある」
- 「いいんじゃない?」→「それにしよう!」
- 「今日のファッションはステキですね」→「今日のファッションもステキですね」
- 「○○したらダメだよ」→「○○したらよくなるよ」
- 「つまらないね」→「もう一工夫欲しいね」
- 「難しいですね」→「成長できるチャンスですね」
11.リフレッシュの時間を大切にする
他人に思いやりのある行動をとるためには、自分自身の心に余裕をもつことも大切です。
仕事をがんばりすぎたり我慢をしたりしていては、心が疲れてしまいます。
自分の趣味や好きなことをする時間を大事にして、健やかな心を保ちましょう。
人見知りする人がコミュ力を高めたいときのポイント
コミュニケーション能力を高めたい人の中には、「人見知りを克服したい」「人と話すのがしんどい」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
最後に、コミュニケーション能力に自信がない人に向けて対人関係のコツを紹介します。
積極的に話す=コミュ力が高いわけではない
人見知りをしやすい人のなかには「コミュ力が高い人=積極的に話す人」というイメージをもっている人もいるかもしれません。
しかし実際には、相手を思う気持ちや気配りの行動が対人スキルの高さにつながります。
コミュニケーション能力が高い人のイメージが自分自身とかけ離れたタイプであれば、自分の性格に合った心地よい接し方を探してみましょう。
自分の得意分野の集まりに参加する
人と話すことにハードルを感じる人は、趣味や推し活などの自分の得意ジャンルから人間関係を作るのもおすすめです。
好きなものであれば話題が尽きることなく、相手と共感し合えることで会話に楽しさが芽生えます。
趣味の集まりを探したいときは、インターネットやSNS、地域の情報をチェックしてみましょう。
無理して明るく振る舞わない
人と話すときは、無理をしてまで明るいキャラクターを演じないほうがよいでしょう。
その場では上手く立ち回れてもあとから疲れがきたり、次に会うときに初回のテンションを再現できずにぎこちなくなったりすることもあります。
短時間で人に好かれるのは難しいことなので、肩の力を抜いて「嫌われなければOK」「少しずつ信頼を積み重ねればOK」と意識すると焦らずに距離を縮められます。
相手に合わせすぎない
相手に嫌われたくない気持ちから、自分の気持ちをおさえてまで相手に合わせたり同調したりすることもあるかもしれません。
そのときはよかれと思ってついた小さなウソも、相手との関係が長く続くとストレスになってしまいます。
すべてを相手に合わせるのではなく、少しずつ自分の考えも主張できるとよいですね。
自分自身の気持ちに正直になる
協調性を重視するのは大切なことですが、同じくらい自分自身の気持ちも大事にしましょう。
誰しもすべての人と相性がよいとは限らないため、ときには相手の言動に違和感やモヤモヤを感じることもあるでしょう。
自分だけが我慢をするのではなく、「そう言われると傷つきます」「私はこう思ったんだけどな」と意思を伝えていけるとよいですね。
コミュ力が高い人になりたいなら、自分も相手も大切にしよう!
コミュニケーション能力が高い人は、相手と心地よい関係を築くことができます。
自分ばかり主張や遠慮が激しくなったり、反対に相手に合わせすぎたりすると、どちらかに不満がたまって悪循環になるでしょう。
自分の気持ちも相手の気持ちも同じように尊重することで、ストレスのない人間関係を築けるはずですよ。
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