恋愛の束縛とはどこから?意味や束縛彼氏の具体例・心理・対処法を紹介
「彼氏に束縛されている気がするけど、実際にはどこからが束縛?」「友達には愛されていると言われるけど、モヤモヤする」と悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、カップルの具体例を交えながら束縛の意味と心理、対処法を解説します。
「彼氏に束縛をやめてほしい」「恋人への束縛をやめたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね!
束縛の意味は「相手の行動の自由を制限すること」
束縛(そくばく)とは、相手の行動を制限し、自由を奪おうとすることです。自分への自信のなさやネガティブな気持ちから不安が発生し、相手を自分の思い通りにしたいと望むことも。
恋愛や人間関係では、どちらかが束縛をすることで相手に息苦しさを感じさせることがあります。
2人の関係を良好なものにするには、お互いにとって心地よい距離を探る姿勢が大切です。
どこからが束縛?→相手がイヤだと感じたら束縛
相手との距離感に悩んでいる人のなかには、「例えば、なにをしたら束縛?」「愛されているってことかな?」と思っている人もいるかもしれませんね。
実際には、相手に行動を制限されて違和感を持った時点で、それは束縛になります。
人間関係における心地よい距離感は、人それぞれ異なるものです。
恋愛では、カップルの性格の違いや愛情の温度差が表に出ると、どちらかへの束縛につながることがあります。
どちらかが我慢するのではなく、お互いを尊重しながらほどよい距離感をつかめるとよいですね。
束縛とは例えばどんな行動?【恋愛でのあるある】
束縛とは、具体的にはどのような行為を指すのでしょうか。
ここでは、カップルのあいだで起こりがちな束縛の具体例をみていきましょう。
常に相手の行動を把握したがる
相手と離れている時間に、LINEや電話で逐一行動を確認したがる行動は束縛といえるでしょう。
仕事の間も「今どこにいるの?」「なにをしてるの?」と言われると、面倒くささや不快感を感じるもの。
付き合ったばかりのころは大目に見ていても、次第に気持ちが落ち着くにつれ「うっとうしい」「やめてほしい」と息苦しくなってしまうでしょう。
恋人のSNSに口を出す
一日のなかで、つい相手のSNSのアカウントを何度も開いては閉じを繰り返している人も多いかもしれません。
逐一コメントをしたり投稿の内容や異性のフォロワーに文句を言われたりすると、常に監視されているようでうんざりしてしまうことも。
また、SNSをあまりチェックしないタイプの恋人に対して「自分はいつもいいねを押しているのに、彼は一度も反応してくれない」と不満をもつ人もいるようです。
異性と話していると浮気を疑う
不安などのネガティブな気持ちから、相手が異性と話しているだけで浮気を疑ってしまうことも。
仕事や学校などの社会生活では、恋愛に関係なく異性との会話が必要になる場面もあるでしょう。
浮気をしていないにも関わらず疑われると、「なにもしていないのに疑われた」「信じてくれないのかな?」と複雑な気持ちになってしまいます。
恋人が自分を最優先にしないと気が済まない
束縛をする人のなかには、仕事や交友関係よりも恋人である自分と常に行動をともにしてほしいと主張する人もいるようです。
付き合いたてのころは恋人との時間を優先していた人も、次第に恋愛と日常生活のバランスをとりたくなるもの。
相手に「友達より俺を優先して」「仕事と私、どっちが大事なの?」と問われると、「感情的でついていけない」「相手の気持ちが重い」とうんざりしてしまうでしょう。
思い通りにならないと不機嫌になる
恋人が自分の思い通りにならないと怒ったり機嫌が悪くなったりする場合は、危険信号といえるでしょう。
「好きならなんでも言うことを聞いてくれるはず」「従ってくれないのは自分のことが嫌いだからだ」と極端な思考に陥っていることも。
怒りで相手をコントロールしようとするカップルは、対等な関係とはいえません。
恋人を束縛する人の理由や心理【自信のなさが表れることも】
恋人を束縛してしまう人は、2人の関係に不安を抱えていることが多いようです。
続いて、束縛する人の理由と心理を探っていきましょう。
自分に自信がない
恋人を束縛してしまう人は、実は自分に自信がない場合も多いようです。
「ダメな自分が彼女に愛されるはずない」「彼氏が離れてしまうのではないか」という恐怖心から束縛に至るケースも。
自己肯定感が低いパートナーには、コミュニケーションを通して安心させてあげることが大切です。
【関連記事】自分に自信がない人の原因と特徴|恋愛や仕事で一歩踏み出すには?【100人に調査】
ほかの人に取られたくない
恋人に対して「彼女はモテる」「自分にはもったいない」と強い魅力を感じていると、ほかの異性にとられるのではという不安が湧くことも。
自分自身への自信のなさも相まって、相手への干渉や束縛につながることもあるようです。
相手に魅力を感じるのは素晴らしいことですが、恋人からすると「私はあなたが好きなのに」「自分を信じてほしい」と残念に感じてしまうでしょう。
過去にトラウマがある
元カレや元カノに浮気をされた経験がある人は、過去のトラウマから疑心暗鬼になることも。
一度つらい思いを経験すると、「二度と裏切られたくない」と不安になるのは無理もないことです。
しかし、今向き合っているのは前の恋人とは違う人。現在の恋人と新たな関係を築く気持ちが大切です。
精神的に不安定な状態
心のコンディションが不安定なときは、人間関係や物事に対してネガティブな感情を抱きやすくなる傾向があります。
女性の場合は、PMS(月経前症候群)や更年期障害などのホルモンバランスの影響が表れる場合も。
「生理前になると彼氏とのケンカが増える」「自分でコントロールできなくてつらい」と悩んでいるなら、医療機関のプロに相談することも検討しましょう。
相手に依存している
「彼氏や彼女と常に行動をともにしたい」と思っている人は、相手に依存しすぎているかもしれません。
「一人で過ごすのが苦手」「恋愛以外に楽しいことがない」という人は、恋人を失いたくない気持ちが強くなるもの。
お互いに頼り合うことは大切ですが、依存に発展すると、恋人の意見や愛情に自分自身が振り回されてしまうでしょう。
不満や不安を口に出せない
相手への遠慮や強がりから自分の気持ちを言い出せずにいると、内に秘めた不安が束縛行為につながることも。
「男性の自分が彼女を心配するなんてかっこ悪い」「私だけが好きみたいでイヤ」と強がる一方で、ネガティブな気持ちを解消するために相手の行動を監視しようとすることもあるようです。
恋人から見ると、「直接相談してくれればいいのに」「もっと頼ってほしい」と考えているかもしれません。
【関連記事】自己完結型の人がもつ性格の特徴5つ。うまく付き合う方法や直し方も解説
恋人とのコミュニケーションが不足している
束縛が起きるカップルは、相手との会話が不足していることも考えられます。
どちらかがコミュニケーション不足に違和感をもっていると、「もう自分のことを好きではないのかな?」と不安につながることも。
また、相手に対して「好きなら察してくれるよね」「言わなくてもわかるはず」と思っていると、不安をもっている恋人とすれ違いが生じることもあるかもしれません。
【関連記事】夫婦の会話がないときの改善方法10個|具体的なきっかけや会話例を紹介
相手をコントロールしたい
恋人に干渉しがちな人のなかには、「相手には自分の思い通りに動いてほしい」と考える人もいるようです。
カップルという距離の近さから、パートナーを一人の人間ではなく自分の所有物のように見てしまうことも。
意見や価値観の違いに対して相手が感情的になる場合は、今後の関係を見直す必要があるでしょう。
自分のプライドを保ちたい
相手への愛情の裏返しから束縛する人がいる一方で、「自分自身が傷つきたくない」と思っている人もいるようです。
「浮気されたら自分のプライドが傷つく」「恋人に逃げられたら周囲に笑われる」と自分本位な考えをもっている場合もあります。
自分へのデメリットが真っ先に浮かぶときは、恋人を自分より下に見たり相手を対等な人間として見ていなかったりするかもしれません。
恋愛で束縛される人の特徴【相手を不安にさせているかも】
恋人に束縛や干渉をされる人には、クールな振る舞いや多忙などの理由があるかもしれません。
ここでは、恋人に束縛されやすい人の特徴を紹介します。
愛情表現が苦手
自分からパートナーに愛情を表現しない人は、相手を不安な気持ちにさせているかもしれません。
恥ずかしい気持ちはわかりますが、常にドライに振る舞っていると相手は「愛されているのかな?」「嫌われたのかな?」と心配になってしまいます。
恋人に「俺のこと好き?」「たまには頼ってほしい」と言われたら、自分の行動を振り返ってみましょう。
感情表現が少ない
日ごろから表情や言葉などの感情を表に出さないタイプの人も、相手を不安にさせやすいでしょう。
恋人からすると、「一緒にいてもつまらないのかな?」「なにをしても喜んでくれないな」と感じると心が満たされないもの。
また、プレゼントやサポートしたことに対して感謝の言葉がないとモヤモヤを抱えてしまうでしょう。
【関連記事】苦手な自己開示を克服する5つの方法。会話が苦手な原因・注意点も解説
連絡を取らない
カップルのどちらかが連絡の頻度に納得していないと、心配から束縛につながる可能性があります。
心地よいと感じる連絡の回数は人それぞれ異なるため、すれ違いが起きやすいもの。
相手の連絡の多さや少なさに不満を感じている場合は、話し合う必要があるかもしれません。
【関連記事】自分から連絡しない男性心理6選|LINEを送ってもらうコツと脈ありサインの見分け方
自分のことで忙しい
仕事や趣味など、常にスケジュールが埋まっている人は、恋人と過ごす時間も少なくなりがちです。
相手が恋人を優先してほしいと感じていると、「趣味と俺、どっちが大事なの?」と言われてうんざりする場面もあるかもしれません。
会えない時間が多い分、LINEやデートでのフォローが大切になってくるでしょう。
友達が多い
交友関係が広い人にとっては、恋人との時間も友達との時間も同じくらい大切なもの。
一方で、友達が少ない人や頻繁に遊ばない人は、「男友達に彼女をとられるのではないか」「自分のことを優先してくれない」不安を抱くこともあるようです。
プライベートの過ごし方は価値観や習慣の違いが表れるため、お互いを理解しようとする姿勢が大切になります。
彼氏に束縛をやめてほしいときの対処法【相手を安心させる】
女性のなかには「彼氏に束縛をやめてと言いづらい」「好きでいてくれるのは嬉しいけれど」と悩んでいる人も多いはず。
ここでは、恋人に干渉をやめてほしいと伝えるときにできるアクションを紹介します。
1.日ごろからオープンに話す
愛情表現や感情表現が得意ではない人は、日常生活を少しずつオープンにすることを心がけてみましょう。
「最近これにハマっている」と好きなものを伝えたり、「○○ちゃんとお茶してるよ」と友達と一緒にいる写真を送ったりしてもよいですね。
また、ちょっとしたことを恋人に相談したり頼ったりすると、「彼女に必要とされている」と自信や満足感を与えられます。
一回のデートで一つずつでも行動すると、恋人もあなたの変化に気づいてうれしい気持ちになるでしょう。
2.自分からも愛情表現をする
パートナーが2人の関係に不安を抱えている場合は、あなたからも愛情表現をしてみましょう。
肩に触れるなどの気軽なスキンシップや体調を気にかける言葉など、自然にできることからでOKです。
恋人が「ちゃんと愛されている」と安心すれば、不安な気持ちや束縛も和らぐでしょう。
3.彼氏の好きなところを褒める
自分に自信がないように見える恋人には、思いっきり褒めるのもおすすめです。
恋人があなたに対して「受け入れてくれている」「自分のことをわかってくれる」と安心できれば、束縛が和らぐことも。
彼氏の好きなところや尊敬しているポイントを、たくさん伝えてあげてくださいね。
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4.相手の気持ちを受け止める
恋人からの束縛に違和感をもったら、相手の気持ちを聞いてみましょう。
コミュニケーションのすれ違いから、知らず知らずのうちに相手に不安や誤解を与えているかもしれません。
「あなたはそう思っていたんだね」「不安にさせてごめんね」と相手の気持ちを受け止めると、あなたの気持ちも届きやすくなります。
5.自分の気持ちをしっかり伝える
相手の束縛や干渉に違和感を抱いたら、自分の気持ちを伝えていきましょう。
相手の気が済むまで合わせたり我慢したりしていては、日常生活に支障をきたしてしまうことも。
「信用されていないのは悲しい」と素直な気持ちを伝えたり、やめてほしいことやこうしたいという意思を伝えたりすれば、お互いが納得できる答えを見つけ出せるかもしれません。
6.コミュニケーションのルールを決める
不安を感じやすい恋人とは、2人だけのルールを決めるのもおすすめです。
「一日一回はLINEで連絡をとる」「記念日や季節のイベントは必ずお祝いをする」など、一つ一つ話し合って決めていきます。
気になるポイントに対してルールをつくって共有すれば、お互いに納得して過ごせるでしょう。
7.彼氏が立ち入れない理由を伝える
恋人に求められるからといって、なにからなにまで我慢をする必要はありません。
束縛が激しい彼氏には、「家族とごはんに行く」「仕事だから」と相手が介入できない優しいウソをついてもよいでしょう。
距離が近くても「自分と彼氏は別の人間」と線引きをしたうえで、ほどよい距離感を探っていきましょう。
彼氏への束縛をやめたいときの対処法【自分も相手も大切にする】
恋愛に悩んでいる人のなかには「相手を束縛するのをやめたい」「悩むことに疲れた」という人もいるかもしれません。
最後に、恋人への束縛をやめたいときにおすすめのアクションを紹介します。
1.デートを思いっきり楽しむ
彼氏との関係に不安を感じているときは、まずは自分自身が思いっきり楽しむことを大切にしましょう。
せっかく大好きな人と付き合っているのだから、限りあるデートの時間は笑顔でいたいもの。
2人で楽しい時間を過ごせば、「彼女といると癒される」「次のデートまで仕事をがんばろう」と彼のパワーになるはずですよ。
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2.2人の思い出を振り返る
彼氏に愛されている自信がないなら、相手にしてもらってうれしかったことを振り返ってみましょう。
ノートやスマホに箇条書きにしたり、日記をつけてあとから読み返すのもおすすめです。
思い出を記録すると、「私のことを大事にしてくれているんだ」「私もなにか恩返しがしたいな」と安心できるでしょう。
3.相手の気持ちに寄り添う
パートナーに「束縛しないでほしい」と言われているなら、相手の話に耳を傾けてみましょう。
「でも」「だって」と反論したくなる気持ちはわかりますが、相手を否定するだけでは自分の気持ちは伝わらないもの。
相手の気持ちを受け取ったうえで自分の不安や悩みを伝えれば、お互いに素直な気持ちで話せるかもしれませんね。
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4.お互いの違いを受け入れる
距離が近くなりがちな恋人同士では、つい相手と一心同体のような感覚になることも。
しかし、今はカップルであっても、生まれ育った環境や日常を過ごす職場が違うのであれば、価値観や感じ方も異なるもの。
彼との違いを悲観的にとらえずに「そういう考え方もあるんだ」「自分にはない発想で面白い」とポジティブに考えられると、不安や心配から解放されるでしょう。
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5.自分の時間も大切にする
自分に自信がないと悩んでいる人は、一人の時間に好きなことをしてみましょう。
日常生活に疲れているときは、睡眠時間やバスタイムをたっぷりとることで心が回復しやすくなります。
また、推し活や自分磨きなど、彼氏に気を遣わずに自分のやりたいことにチャレンジするのもデートとは異なる楽しさがあるものです。
リフレッシュやスキルアップを大切にすると、自分自身の心がほぐれていくのを感じるでしょう。
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6.彼氏以外の人間関係も大事にする
彼氏に依存気味になっている人は、自分の友達や家族との人間関係にも目を向けてみましょう。
女性同士だからこそ共感できる悩みや、家族と一緒だからこそ楽しめることもあるはず。
さまざまな人と関わると視野が広がり、彼氏との関係にもプラスの影響をもたらすはずですよ。
7.SNSをチェックする頻度を減らす
日ごろからSNSに心を乱されがちなら、思いきってスマホと距離を置いてみてもよいかもしれません。
例えば、ミュート(非表示)機能を使って通知をオフにすれば、スマホに気を取られる時間も少なくなるはず。
恋愛だけでなく自分自身の生活にも向き合うと、彼氏ともよりよい関係を築けるでしょう。
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束縛の基準は人それぞれ。2人にとって心地よい距離感をつかもう
束縛とは、恋人や自分自身への不安から相手の行動に干渉しようとすることです。
束縛の基準はカップルによって異なり、相手がイヤと感じた時点でそれは束縛になります。
恋人との不本意なすれ違いや別れを避けるためにも、お互いを尊重しながら心地よい距離感を探っていきましょう。
次の記事では、恋愛や人間関係で相手に気持ちを伝える方法を紹介しているので、あわせてご覧くださいね!
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