おかげさまですぱいす創刊30周年 読者と共に、時代と共に 思い出そうアノ時を
『すぱいす』はことし創刊30周年。長年のご愛読に感謝を込めて3月23、24日、グランメッセ熊本で感謝祭を開催します。
読者の皆さんと一緒に時代を歩んできた『すぱいす』。
その歴史を、紙面と共に振り返りました。
熊本の”旬ネタ”を届けて30年 「すぱいす」走馬灯
1994年7月に誕生した『すぱいす』。熊日朝刊折り込みから熊本都市圏ポスティングへと配布方法を変えながら、発行を続けてきました。膨大な紙面の中から、すてきで楽しく、時代を感じさせる巻頭特集をピックアップ。30年の歴史を駆け足でたどりました。
1990年代 PICK UP
記念すべき創刊号は、子育て中で外出をあきらめている女性たちを後押し。「子どもと一緒に外出を楽しもう」との思いを込めて、市内の子連れスポットやお母さんたち推薦の便利グッズを紹介しました。創刊以来、読者=熊本の女性たちの声を生かした企画は、『すぱいす』の紙面作りの基本になりました。
担当スタッフから
仲間と手探りで育児情報紙を発行していたところ、すぱいす編集部から「主婦目線を生かした紙面を作りたい」と声を掛けられました。男性編集長らと意見を戦わせたのも良い思い出。女性の思いを社会に伝えることがライフワークになりました。
1994年7月9日創刊。毎月2回、熊日朝刊折り込みで配布がスタート。95年4月から新しいロゴになり、96年4月毎週発行に。
羽毛ふとん、教材、エステ…。良いものと信じて買ったものの、実はだまされていた…。そんな悪質商法を撃退するノウハウがてんこ盛り。震える手でバットを持つ表紙イラストに、読者の無念を込めました。
90年代後半は、パソコンの普及がグンと広がり、家庭でもインターネットを活用しはじめた時代。ネットを介して交友を広げている読者に、楽しみ方や魅力を語ってもらいました。
2000年代 PICK UP
『すぱいす』では、読者が企画を立て、取材して記事を書く“読者リポーター(現・読者スタッフ)”が大活躍! 創刊10年目の新年号では、なんと「かまくら」造りに挑戦しました。宮崎県・五ヶ瀬ハイランドスキー場で雪と格闘すること5時間。完成した大きなかまくらの中で火鉢を囲む読リポさんを写した表紙は、今でもインパクト大です。常識を覆したパワーは、読スタの皆さんに受け継がれています(笑)。
担当スタッフから
読リポが企画から原稿まで手掛けるようになった初の企画で、取材先探しもかまくら造りも大変! しかし「熊本※でかまくら」という私の夢がかない、読リポの結束が強まった心に残る特集です。※正しくは宮崎です
J1昇格を目指して、熊本に希望や夢を届けてくれる「ロアッソ熊本」。チーム始動時を取り上げたのがこの特集です。サッカーに限らず、ご当地チームを熱く応援していきます!
前年にドラマで取り上げられ、認知度が上がった“アラフォー”にフォーカス。読者代表のアラサー・アラフォーの女性による世代を超えた対談で、熊本の女性像を深掘りしました。
※2004年7月に『すぱいす』の姉妹紙『デリすぱ』創刊。熊本都市圏へポスティング方式で配布し、幅広い層に向けて情報を発信!
2010年代 PICK UP
2009年に流行語大賞の候補になった「山ガール」。熊本でも登山を楽しむ女性が増える中、『すぱいす』も取材チームが菊池市旭志の鞍岳(1118m)にアタック! ほぼ登山初心者の取材チームは、息を上がらせ、膝を笑わせながらも、豊かな自然、爽快な景色を細かくリポート。おしゃれなウエアやグッズ、初心者向け登山コースも紹介しました。多様化する女性の趣味を、息切れせずに追いかけたい!
担当スタッフから
登山にはまっていた時期ですが、撮影しながら登るのは思った以上に大変。編集長の体調が一番心配でした。モデルさんとはその後も交流が続き、心に残る取材になりました。
※2010年4月、『すぱいす』と『デリすぱ』を統合。『すぱいす*spice』を創刊し、号数をリセット。熊本都市圏ポスティングで配布。
今や世界に知られる県のPRキャラクターくまモン。九州新幹線全線開業前年の2010年3月に誕生したんですよ。今号ではその働きぶりを特集。ルーキー時代から光るモンがありました。
『すぱいす』でも定番ネタの温泉情報。今号では、道路から丸見え、たどり着けない、工場の敷地内にある…とマニアックな温泉に注目。熊本地震で疲れた県民を癒やしました!?
2020年代 PICK UP
世界的半導体メーカーTSMCの菊陽町進出が2021年に決まり、にわかに台湾ブームが起きた熊本。23年9月に熊本から台北への直行便も就航したのを機に、現地在住のコーディネーター青木由香さんに旅行プランを作ってもらいました。人気スポットからディープな場所までを網羅した2泊3日の旅を取材班が体験。さらに、ウェブでも「台湾通信」を連載中。台湾ツウになるには『すぱいす』が必読です!?
担当スタッフから
台湾の食文化に魅了されて何度も旅していますが、青木さんが案内する台湾は本当に表情が多彩。熊本と台湾の関係が深まる中、これからも台湾の魅力を伝えていきたいですね。
2019年から始まった新型コロナウイルスの流行で、私たちのライフスタイルは大きく変化。『すぱいす』では、コロナ禍の中でも健やかに、前向きに暮らせる情報を数多く発信しました。
※現在の「SPICE」ロゴに変わったのは2017年7月から。SPICE ウェブとの連動を強化し、ウェブ限定コンテンツも充実。
WEBで人気の記事もチェック!
『すぱいす』の特集記事は、紙面と同時にウェブサイトにもアップロード。アクセス数が多い人気記事をご紹介します。
マイ焼き台を持つほど焼き鳥好きのすぱいし~ず・尚が、さらなる高みを目指して専門店に弟子入りした本企画。名人によるきめ細かいアドバイスは、全国の焼き鳥好きを引きつけています。
熊本大学で宇宙物理学を研究する教授に答えてもらった「宇宙人特集」も、ウェブで根強い人気。まじめで科学的、加えてちょっぴりロマンがある特集です。
「30年の歩み」パネル展開催!@すぱいす感謝祭
創刊30周年を記念し、「すぱいす感謝祭」を3月23日(土)、24日(日)、グランメッセ熊本で開催します。30年の歴史を紙面で振り返るパネル展もあるので、もっと読みたくなった方は、会場に遊びに来てね。