【388号】地域の”元気”をサポート! まちづくりセンター

熊本市が、今年4月から新たに設置した「まちづくりセンター(以下、まちセン)」をご存じですか? 少子高齢化や人口減少が進む中、地域の持つ力をもっと引き出すため、市内17カ所に設置。そんな「まちセン」は、何をするところで、どんなときに利用すればいいのかをご紹介します。


地域で暮らす人たちの自主的な"まちづくり"を支える!

専任の「地域担当職員」が支援

今年4月から活動を始めた「まちづくりセンター」。市内に17カ所ある各まちセンには、総勢49人の専任の「地域担当職員」がおり、地域の身近な困りごとの解決や、まちを盛り上げる取り組みなどをサポートしています。また、市民や地域に役立つ行政情報を紹介したり、必要に応じて市役所の部署と調整したりするのも、まちセンの役割です。

こうした活動を通じて、少しずつ、地域の持つ「おたがいさま」の力を引き出すことが、まちセン設置の狙いです。ぜひ皆さんも、「これってどこに相談すればいいの?」という地域の課題を、地域担当職員に気軽に相談してみませんか!

こんな相談は、まちセンへ!

  • 健康増進イベントを実施したいけど、何から始めればいいの?
  • 自治会って、どんな活動をしているのか教えて!
  • 防災に強いまちづくりをしたい。地域でできることは?
  • 防犯対策を強化したい。他校区では、どんな取り組みをしてるの?
  • 地域の魅力的なお祭りをもっとPRしたい

各区のまちづくりセンター

各区のまちづくりセンター

北区

清水まちづくりセンター
熊本市北区清水亀井町14‐7
TEL:096-343-9162

北部まちづくりセンター
熊本市北区鹿子木町66
TEL:096-245-2112

龍田まちづくりセンター

熊本市北区龍田弓削1‐1‐10
TEL:096-339-3323

植木まちづくりセンター
熊本市北区植木町岩野238‐1(植木公民館)
TEL:096-272-6966

西区

花園まちづくりセンター
熊本市西区花園5‐8‐3
TEL:096-359-1122

河内まちづくりセンター
熊本市西区河内町船津2069‐5
TEL:096-276-1111

西部まちづくりセンター
熊本市西区小島2‐7‐1(西区役所2階)
TEL:096-329-7625

中央区

中央区まちづくりセンター
熊本市中央区手取本町1‐1(中央区役所1階)
TEL:096-328-2232

東区

秋津まちづくりセンター
熊本市東区秋津3‐15‐1
TEL:096-368-2200

東部まちづくりセンター
熊本市東区錦ヶ丘1‐1
TEL:096-367-1949

託麻まちづくりセンター
熊本市東区長嶺東7‐11‐15
TEL:096-380-8119

南区

飽田まちづくりセンター
熊本市南区会富町1333‐1
TEL:096-227-1112

天明まちづくりセンター
熊本市南区奥古閑町2035
TEL:096-223-1117

幸田まちづくりセンター
熊本市南区幸田2‐4‐1
TEL:096-378-0202

城南まちづくりセンター
熊本市南区城南町宮地1050
TEL:0964-28-2260

南部まちづくりセンター
熊本市南区南高江6‐7‐35
TEL:096-358-1877

富合まちづくりセンター
熊本市南区富合町清藤400(富合公民館)
TEL:096-357-4580


大西一史熊本市長インタビュー

「まちセン」を通じて市民と行政が 互いに理解を深め、協力し合いながら “地域の力”を高めていきたい!

就任当初から、「行政(市)」と「地域(市民)」の“橋渡し役”として、まちづくりセンター設置を提唱していた熊本市の大西一史市長に、その目的や市民がまちづくりに参加する意義などについて聞きました。

大西一史熊本市長インタビュー

――なぜ「まちセン」を設置したのですか。

2014年に市長に就任した当初、市職員と地域住民との接点が意外と少ないと感じました。もちろん、職員は市民のために頑張っているし、市民の皆さんは自分の住む地域を良くしたいと願っているのに、互いにそれがうまく伝わっていない。もっと相互理解を深め、行政と住民が協力し合って地域の持つ潜在的な力を引き出していくことが必要だと感じました。このことが「まちセン」設置を進めるきっかけでした。

また、「まちセン」を通して、市職員が住民の思いや地域のニーズをしっかりと把握した上で施策を展開することが、市民の満足度向上につながるとの思いもありました。ですから、「まちセン」の地域担当職員には、「どんどん地域に飛び込んでいってほしい」と話しています。

地域担当職員とのランチタイムミーティング

地域担当職員とのランチタイムミーティングで“生の声”に耳を傾けます

――「まちセン」の役割や今後の展開は。

まちづくりで大切なのは、行政と市民が“おたがいさま”で支え合うこと。地域の皆さんが「自分たちの住む地域をより良くしよう」と取り組んでいることを「まちセン」が支援し、結果として地域力アップにつながればと思います。

また、地域が抱える課題や悩みの相談窓口になることも重要な役割。設置以来、「まちセン」には1200件近い相談が寄せられ、うち約70%が解決されるなど、成果も上がっています。今後は、広報活動を通して多くの市民に「まちセン」を知ってもらい、これまで地域活動に縁のなかった方々にも参加してもらいたいですね。

昨年の熊本地震によって、皆さんが「助け合い」の大切さや尊さに気付いた今こそ、“新しい熊本市”に向けたまちづくりを進めるチャンスと捉えています。

――“まちづくり”に参加する魅力は。

私自身も経験がありますが、町内の清掃活動などに参加して地域の方とあいさつを交わし、顔見知りになるだけでも、地域活動に参加するハードルは随分下がります。例えば、地域で何かの役割を担うと大変な半面、楽しいことも多いし、たくさんの人と関わる中で新しいつながりも生まれます。まちづくりは新たな発見や出会い、そして気付きの場。それによって、今以上に自分の住むまちや、そこに住む人のことを愛する気持ちが強くなります。

まだ地域活動に参加したことのない方々には、「自分のできること」から始めてもらいたい。その第一歩として、ぜひ地域担当職員に声を掛けてみてください。きっと皆さん一人一人に合った、まちづくりへの関わり方が見えてくると思います。

「まちセン」への思いを熱く語る大西市長。「『話が長くならないように』と、いつもくぎを刺されるんですよ(笑)」と話すほど


密着!地域担当職員の一日

まちづくりセンターのさまざまな活動を担う「地域担当職員」。地域に飛び込み、地域の人たちとの交流を深めながら、住民が“主役”のまちづくりをサポートするのが彼らの役割です。そんな地域担当職員の仕事ぶりを知るため、北部まちづくりセンターの北野さんと林さんの一日に密着! 地域のために奔走するお2人を追いました。

まずは地域の地理を隅々まで覚えることから!

北部まちづくりセンター 主幹
北野伊織さん

地域の皆さんの自主的なまちづくりの“黒子”に徹するのが、私たちの役割だと思っています。常に「住民に寄り添う」というスタンスを大切にして活動しています。趣味は、バイクでのツーリング(なかなか行けませんが…)。

主幹 北野伊織さん

予定の変更は日常茶飯事。臨機応変に対応!

北部まちづくりセンター 主幹兼主査
林 伸俊さん

住民の皆さんからの相談事には、できるだけ「できない」と答えないようにしています。徐々に地域の方々との信頼関係も築けて、最近は少しずつ相談も増えています。休みの日は、消防団活動や子どもの部活の送迎で大忙し(汗)。


8:30 朝礼

その日の予定などを報告。さらに、外回り(外勤)に出るまでのわずかな時間も資料作成などに有効活用!

朝礼


10:00 外勤に出発!

この日は、予定が盛りだくさん! 細かい打ち合わせなどは、移動中の車の中で。

外勤に出発!


10:15〜12:00 とにかくいろいろ!

熊本地震で被害を受けた神社の補助金申請のための現地確認や、北区役所でのさまざまな打ち合わせ、土木センターに依頼したごみ撤去の確認などなど、次々と予定をこなす北野さんと林さん。

とにかくいろいろ!

とにかくいろいろ!


12:15〜13:00 昼食

午前中の予定が終わり、センターに戻って昼食。しばしリラックスして午後への英気を養います。

昼食


13:30〜 北野さん、会議に出席 林さん、イベント会場の下見

午後は二手に分かれての業務。北野さんは、北部まちセンで月に1度開かれている「北区地域担当者連絡会議」に出席。林さんは、開催予定のイベント会場を下見するため、熊本保健科学大学へ。

林さん、イベント会場の下見

北野さん、会議に出席


18:30〜 会議に出席

まだまだ終わらないお2人の一日。再度合流し、西里校区の「認知症徘徊声かけ模擬訓練」の第1回企画会議に出席するため、西里地域コミュニティセンターへ。会議が終わって帰宅の途についたのは、21時近く…。お疲れさまでした !

会議に出席


10月13日号から毎週 “まちづくり”に関する情報を発信!

次週10月13日号から毎週、熊本市まちづくりセンター通信「まち・ひと つながる」を連載します。熊本市各区のまちづくりに関する情報はもちろん、まちを元気にしようと取り組んでいる人たちの生き生きとした姿や熱い思いを、紙面を通してお伝えします。お楽しみに!

まち・ひと・つながる

10月13日号予告
  • 富合町の悲願! コミュニティセンター建設へ
  • まちづくりセンター紹介 第1回 「中央区まちづくりセンター」

ただいま絶賛、取材中!